- 英
- micafungin, MCFG
- 化
- ミカファンギンナトリウム micafungin sodium
- 商
- ファンガード
- 関
- 抗真菌薬
作用機序
薬理作用
用量
スペクトラム
無効
相互作用
副作用
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- カンジダ血流感染症に対するミカファンギンの投与量と有効性に関する検討
- 図説「目で見る薬理学」シリーズ(No.7)抗真菌薬
- 木村 有揮,廣瀬 祥子,西村 富啓 [他]
- 医療 = Japanese journal of National Medical Services : 国立医療学会誌 67(7), 294-298, 2013-07
- NAID 40019786346
- HPLC法による血漿中遊離型ミカファンギン濃度測定法の構築と血漿中総ミカファンギン濃度との関係
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- そこで、新しい注射用抗真菌薬、「ミカファンギン」がたいへん注目されています。 ミカファンギンは、従来の抗真菌薬とは全く ... ミカファンギンはこれら フルコナゾール耐性菌にも、作用機序が異なりますのでたいへん有効で、この点でも臨床 上の有用性が ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ファンガード点滴用25mg
組成
有効成分(1バイアル中)
添加物(1バイアル中)
効能または効果
成人
アスペルギルス症
- 通常、成人にはミカファンギンナトリウムとして50?150mg(力価)を1日1回点滴静注する。
重症又は難治性アスペルギルス症には症状に応じて増量できるが、1日300mg(力価)を上限とする。
カンジダ症
- 通常、成人にはミカファンギンナトリウムとして50mg(力価)を1日1回点滴静注する。
重症又は難治性カンジダ症には症状に応じて増量できるが、1日300mg(力価)を上限とする。
- 点滴静注に際しては、生理食塩液、ブドウ糖注射液又は補液に溶解し、75mg(力価)以下では30分以上、75mg(力価)を超えて投与する場合は1時間以上かけて行う。
溶解にあたっては、注射用水を使用しないこと。[溶液が等張とならないため。]
小児
アスペルギルス症
- 通常、小児にはミカファンギンナトリウムとして1?3mg(力価)/kgを1日1回点滴静注する。
重症又は難治性アスペルギルス症には症状に応じて増量できるが、1日6mg(力価)/kgを上限とする。
カンジダ症
- 通常、小児にはミカファンギンナトリウムとして1mg(力価)/kgを1日1回点滴静注する。
重症又は難治性カンジダ症には症状に応じて増量できるが、1日6mg(力価)/kgを上限とする。
- 点滴静注に際しては、生理食塩液、ブドウ糖注射液又は補液に溶解し、1時間以上かけて行う。
溶解にあたっては、注射用水を使用しないこと。[溶液が等張とならないため。]
- 本剤の使用に際しては、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
- 成人に対しては、下記の点に注意すること。
- 重症又は難治性の患者に対して1日300mg(力価)まで増量した場合の安全性は十分に確立されていないので、観察を十分に行うなど慎重に投与すること。[国内では1日150mg(力価)を超える用量での使用経験がなく、また、海外でも1日300mg(力価)の用量での使用経験が少ない。]
- 体重50kg以下の患者に対しては、体重換算で1日あたり6mg(力価)/kgを超えないこと。
- 小児に対しては、下記の点に注意すること。
- 重症又は難治性の患者に対して1日6mg(力価)/kgまで増量した場合の安全性は十分に確立されていないので、観察を十分に行うなど慎重に投与すること。[国内及び海外で1日6mg(力価)/kgまで増量した使用経験が少ない。]
- 体重50kg以上の患者に対しては、1日あたり300mg(力価)を超えないこと。
- 造血幹細胞移植患者におけるアスペルギルス症及びカンジダ症の予防
成人
- 成人にはミカファンギンナトリウムとして50mg(力価)を1日1回点滴静注する。
- 点滴静注に際しては、生理食塩液、ブドウ糖注射液又は補液に溶解し、75mg(力価)以下では30分以上、75mg(力価)を超えて投与する場合は1時間以上かけて行う。
溶解にあたっては、注射用水を使用しないこと。[溶液が等張とならないため。]
小児
- 小児にはミカファンギンナトリウムとして1mg(力価)/kgを1日1回点滴静注する。
- 点滴静注に際しては、生理食塩液、ブドウ糖注射液又は補液に溶解し、1時間以上かけて行う。
溶解にあたっては、注射用水を使用しないこと。[溶液が等張とならないため。]
- 本剤の使用に際しては、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
- 成人に対しては、下記の点に注意すること。
- 好中球数が500個/mm3以上に回復するなど、適切な時期に投与を終了すること。
- 体重50kg以下の患者に対しては、体重換算で1日あたり1mg(力価)/kgを超えないこと。
- 小児に対しては、下記の点に注意すること。
- 好中球数が500個/mm3以上に回復するなど、適切な時期に投与を終了すること。
- 体重50kg以上の患者に対しては、1日あたり50mg(力価)を超えないこと。
慎重投与
- 薬物過敏症の既往歴のある患者
- 肝障害のある患者[肝障害を悪化させることがある。]
重大な副作用
血液障害
- 白血球減少(頻度不明注))、好中球減少(1.1%)、溶血性貧血(血管内溶血を含む)、血小板減少(いずれも頻度不明注))があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。なお、溶血性貧血については、投与開始直後にあらわれることもあるので、溶血が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
ショック、アナフィラキシー様症状
- ショック、アナフィラキシー様症状(いずれも頻度不明注))があらわれることがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、口内異常感、呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等の異常が認められた場合には投与を中止し、必要に応じて気道の確保、アドレナリン、ステロイド、抗ヒスタミン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸
- AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、Al-Pの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明注))があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
急性腎不全
- 急性腎不全等の重篤な腎障害(頻度不明注))があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑
- 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑(いずれも頻度不明注))があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
薬効薬理
抗真菌作用
- 深在性真菌症の主要起因菌であるカンジダ属及びアスペルギルス属に対して幅広い抗真菌スペクトルを有し、フルコナゾール及びイトラコナゾール耐性のカンジダ属に対しても強力なin vitro活性を示す23)?25)。カンジダ属に対する作用は殺菌的であり、アスペルギルス属に対しては発芽抑制及び菌糸の伸長抑制作用を示す25)26)。
マウスの播種性カンジダ症、口腔・食道カンジダ症、播種性アスペルギルス症及び肺アスペルギルス症において高い防御又は治療効果を示す27)?32)。
作用機序
- 真菌細胞壁の主要構成成分である1,3-β-D-glucanの生合成を非競合的に阻害する26)。
有効成分に関する理化学的知見
分子式
分子量
融点
分配係数
性状
- ミカファンギンナトリウムは白色の粉末である。水及びN,N -ジメチルホルムアミドに溶けやすく、メタノールに溶けにくく、アセトニトリル、エタノール(95)及びジエチルエーテルにほとんど溶けない。吸湿性である。
★リンクテーブル★
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ミカファンギン。ミカファンギンナトリウム
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