アスコルビン酸、パントテン酸カルシウム
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
デラキシー配合顆粒
組成
- 1g(1包)中
アスコルビン酸(ビタミンC) 200mg、パントテン酸カルシウム 3mg及び添加物としてサッカリンナトリウム水和物、白糖、乳糖水和物、黄色4号(タートラジン)、香料 含有。
効能または効果
- 本剤に含まれるビタミン類の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など)、炎症後の色素沈着。
- (但し、上記すべての効能・効果に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。)
- 通常、成人1回1〜3g(1〜3包)を1日1〜3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
薬効薬理
- 生体内における細胞間基質とコラーゲンの形成・維持に必須のビタミンである。
- アスコルビン酸は、生体内で還元型のデヒドロアスコルビン酸に、またデヒドロアスコルビン酸は、酸化型のアスコルビン酸へと可逆的に変化し、生物学的酸化・還元反応及び細胞呼吸に重要な役割を果たす。
- チロジンからメラニンへの生成過程を抑制し、また既成の酸化型の濃色メラニンを還元型の淡色メラニンに変える作用があり、色素の異常沈着を防ぐ。
- 体内で補酵素A(Coenzyme A)及び脂肪酸合成酵素複合体、またはアシルキャリアプロテイン(ACP)となり、糖代謝、脂質代謝、たん白代謝等の生体内代謝に重要な役割を発揮する。
- パントテン酸の併用により、アスコルビン酸の皮膚機能、即ち皮膚毛細血管抵抗性及び皮膚酸化還元能を増強する。
有効成分に関する理化学的知見
- 一般名:アスコルビン酸(Ascorbic Acid)
- 化学名:L−threo−Hex−2−enono−1,4−lactone
- 分子式:C6H8O6
- 分子量:176.12
- 融 点:約190℃(分解)
- 性 状:白色の結晶または結晶性の粉末で、においはなく、酸味がある。
水に溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
- 構造式:
- 一般名:パントテン酸カルシウム(Calcium Pantothenate)
- 化学名:Monocalcium bis{3−[(2R)−2,4−dihydroxy−3,3−dimethylbutanoylamino]propanoate}
- 分子式:C18H32CaN2O10
- 分子量:476.53
- 性 状:白色の粉末で、においはなく、味は苦い。
水に溶けやすく、エタノール(95)に極めて溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
本品1.0gを水20mLに溶かした液のpHは7.0〜9.0である。
吸湿性である。
- 構造式:
★リンクテーブル★
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- 英
- calcium pantothenate
- ラ
- calcii pantothenas
- 関
- パントテン酸
- 商
- パンカル
- アミノレバンEN、エレンタール、エンシュア・リキッド、シーピー、シナール、ツインライン、デラキシー、ビューシー、フェニルアラニン除去ミルク配合、ヘパンED、ラコールNF、ラコール、ロイシン・イソロイシン・バリン除去ミルク配合、ワッサーV、パンビタン末
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アスコルビン酸、パントテン酸カルシウム
- 関
- 混合ビタミン剤