- 英
- cohort
- 関
- 同齢集団
WordNet
- a band of warriors (originally a unit of a Roman Legion)
- a company of companions or supporters
PrepTutorEJDIC
- (古代ローマの)歩兵隊(1隊が300‐600人で,10隊で1軍団(legion)となる) / 群,グループ,一団 / 《米》(悪い意味で)仲間,兄弟分
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/11/06 08:34:39」(JST)
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コーホート(cohort)とは、共通した因子を持ち、観察対象となる集団のこと。人口学においては同年(または同期間)に出生した集団を意味する。疫学においてはコホート研究において用いられる母集団を指し、コホートと呼ばれることが多い。
目次
- 1 コーホート法
- 2 具体的な算出方法
- 3 外部リンク
コーホート法
コーホートを用いて、将来の人口予測を計算する方法をコーホート法と言う。
コーホートを分析し、時系列の変化を軸に人口の変化を捉え、そこから得られる性別・年齢別生存率、性別・年齢別移動率、母親の年齢階級別出生率、出生者の男女比などを用いる。
多くは、国勢調査のデータを用いることから、コーホートセンサス変化率法とも言う。
具体的な算出方法
例えば過去のある時点で0〜4歳の男は、死亡しなければ5年後には5〜9歳になっているはずである。
- 人口移動がないものとみなし、一定の生存率から5年後には死亡者分だけ減少し、こうなっているはずという人口(期待人口)が得られる。
一方、5年後の時点の実際の5〜9歳の男子人口を「実際人口」とする。
- 「実際人口」と「期待人口」との差が人口移動(転入・転出の差)であり、人口との比率を計算すると男女別・年齢別の「移動率」が求められる。
- これらを用いて男女別各年齢において、5年後、10年後の人口を推計する。
- なお、出生者数については、出生者数と女子人口(幼年と高齢者を除外する)から別途、「女子子ども比率」を計算する。
前提と注意点
分析において、基本的には将来の移動率、出生率、出生者の男女比等は変化しないものとする。一方、住宅団地の整備や企業誘致・大学等誘致等による転入者の効果等も反映させることは可能である。
留意点として、小地域になればなるほど、数値がぶれ易く、また特殊要因の影響を受けやすいので、全国数値等との比較検証が欠かせない。
現在では国立社会保障・人口問題研究所のホームページ上で人口推計は簡単に見ることができる。それがどのような前提にたって推計が行われているかを知ることは重要といえる。
外部リンク
- 国立社会保障・人口問題研究所の将来人口推計のページ
- ケースコントロール研究 Case-control study とコホート研究 Cohort study
- 世界と日本の大規模コホート研究
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 過敏性腸症候群におけるうつ・不安・身体化のcomorbidity(精神科疾患とのcomorbidityが問題となる身体科疾患,2013年,第54回日本心身医学会総会ならびに学術講演会(横浜))
- 福土 審
- 心身医学 54(11), 1034-1038, 2014-11-01
- 過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome: IBS)では,通常の一般臨床検査で把握される形態変化を欠くにもかかわらず,腹痛と便通異常に代表される下部消化管症状が慢性,再発性に持続する.IBSは頻度が高く,患者の生活の質を障害し,早期社会不適応の重大な原因となり,不安障害,うつ病性障害,身体表現性障害とのcomorbidityが高い.IBSの病態は,消化管生理学,微生物学,ゲ …
- NAID 110009865706
- 福井Age2企画:福井県永平寺町小規模集団での発達コホート研究
- 友田 明美,藤澤 隆史,八ツ賀 千穂,安田 久美,田仲 志保,熊崎 博一,山﨑 未花,日下 幸則,佐藤 真
- 日本社会精神医学会雑誌 23, 379-386, 2014-11
- 福 井 大 学 子 ど も の こ こ ろ の 発 達 研 究 セ ン タ ーAge2企 画 部 門 で は,福 井 県 永 平 寺 町で 出 生 した 子 の 発 達 に 関 す る前 向 き コ ホ ー ト調 査 研 究 を行 っ て い る。 本 研 究 は,調 査対 象 児 の 詳 しい 発 達 評 価 を行 う こ とで,2歳ま で に 発 達 障 害 リ ス ク を発 見 し,将 来 …
- NAID 120005518035
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- コホート 追跡研究 {ついせき けんきゅう} cohort group 《統計》コホート群 cohort isolation 集団隔離 {しゅうだん かくり} cohort migration 集団移動 {しゅうだん いどう } cohort of postmenopausal women 閉経後女性 {へいけい ご ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
lーメントール「ヤマゼン」
組成
効能または効果
★リンクテーブル★
[★]
- a 要因の有無によって2群に分けて追跡する。
- b 過去から現在への追跡は含めない。
- c まれな疾患の研究に通している。
- d 介入群と非介入群とを設定する。
- e 相対危険度は計算できない。
[正答]
※国試ナビ4※ [106G030]←[国試_106]→[106G032]
[★]
コホート、同齢集団
[★]
- 英
- cohort
- 関
- コホート
[★]
- 英
- cohort study
- 関
- 研究デザイン、コホート内症例対照研究
定義
- 対照集団を要因の有無別に分けて、疾病罹患の傾向を比較する
- ある時点で研究対象を決めて、その人たちを追跡調査するスタイルの研究
種類
- 前向きコホート研究 (Prospective Cohort Study)
- 後ろ向きコホート研究 (Retrospective Cohort Study)
特徴
|
名称
|
患者対照研究
|
コホート研究
|
時間軸
|
後向き研究
|
前向き研究
|
調査の方法
|
既往調査、病歴調査
|
追跡調査
|
対象
|
曝露情報の 信頼性
|
患者の過去の記録やカルテに頼るため 信頼性は低い
|
現時点での曝露状況が判明しているので信頼性は高い
|
対象
|
偏り バイアス
|
抽出の段階で、既に患者、対照群とも に偏りが発生している場合が多い
|
母集団から、要因の有無別に対照群が 抽出されるため、偏りは小さい
|
対象
|
まれな要因
|
評価不能
|
評価可能
|
調査
|
観察期間
|
なし
|
長期
|
調査
|
費用 労力
|
患者と対照のみを観察するので、費用・労力が少ない
|
大きな集団を長期に追跡しなければな らないので、費用・労力が多い
|
疾患
|
対照疾患
|
単一
|
複数
|
疾患
|
診断の正確性
|
正確性が高い
|
正確性が低い →診断基準が必要
|
疾患
|
まれな疾患
|
可能
|
困難
|
解析
|
罹患率
|
計算不可
|
算出可能
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解析
|
相対危険度
|
近似値の算出
|
算出可能
|
解析
|
寄与危険度
|
計算不可
|
算出可能
|
その他の特徴
- 人口の移動の激しい地域で追跡調査は困難
- 前もって発生頻度を予測して対照群の人口サイズを決定する必要がある
- 診断基準の設定が必要な場合もある →長期の観察では診断方法や疾病概念が変化することがあるため
- 因果関係について、患者対照研究よりも、より多くの情報が得られる
- 患者対照研究に比べ、選択バイアスが生じにくい。
- 患者対照研究に比べ、交絡因子の調整が容易。
参考
- http://phi.med.gunma-u.ac.jp/epidemiology/epi03.html
- http://phi.med.gunma-u.ac.jp/epi-spc/term4.pdf
[★]
- 英
- nested case-control study
- 関
- 症例対照法、コホート研究
[★]
- 英
- retrospective cohort study