- 英
- Herring body
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/02/18 10:10:00」(JST)
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ヘリング小体
Neurosecretory body |
概要 |
ラテン語 |
corpusculum neurosecretorium |
外部リンク |
コード |
TH H3.08.02.2.00039 |
解剖学用語(英語版) |
ヘリング小体(Herring bodiesまたはNeurosecretory bodies)は、脳下垂体後葉で見られる構造である。視床下部からの神経繊維の末端となっており、ホルモンが一時的に貯蔵される。また、神経分泌の末端となっている[1]。
バソプレッシンとオキシトシンはどちらもヘリング小体に貯蔵されるが、両者が同時に同じ小体に貯蔵されることはない[2]。
さらに、ヘリング小体は各々アデノシン三リン酸とニューロフィジンを含む。ニューロフィジンは結合タンパク質で、それぞれオキシトシンとバソプレッシンに結合するニューロフィジンⅠとニューロフィジンIIに分類される。ニューロフィジンとそのホルモンは、単一のタンパク質と見なすことのできる複合体を形成し、神経性下垂体に貯蔵される。視床下部による刺激で、分泌顆粒はホルモンを血流中に放出する。視索上核からの繊維はバソプレッシン、室傍核はオキシトシンの放出に関わっている[3]。
解剖学的な構造は、1908年にパーシー・テオドール・ヘリングによって初めて記載された。
出典
- ^ Kwang W. Jeon (18 August 2005). International Review of Cytology: A Survey of Cell Biology. Gulf Professional Publishing. pp. 143–. ISBN 978-0-12-364649-1. http://books.google.com/books?id=fHEVEZvz1fwC&pg=PA143 2011年5月26日閲覧。.
- ^ Histology at KUMC endo-endo08
- ^ Luiz Carlos Junquiera, "Junquiera's Basic Histology"
外部リンク
- Histology image: 14004loa — Histology Learning System at Boston University
- Histology image: 38_09 at the University of Oklahoma Health Sciences Center
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 視床下部下垂体路における神経線維の概年リズムでの形態変化について
- 大友 和夫,福原 紅子,呉 毅,OHTOMO Kazuo,FUKUHARA Kohko,WU Yi
- 秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻紀要 19(1), 39-46, 2011-03
- … 明らかにされている.HHTは主に視床下部の神経分泌からのホルモンの分泌に関わることが多い.そこで,本研究ではHHTのアルギニンバソプレシン(aVP) とメチオニンエンケファリン(mEnk) の免疫陽性神経線維とヘリング小体(HB)の形態学的季節変化について,光学顕微鏡及び電子顕微鏡で観察し検討した.HTTにおけるHBは,非冬眠期と冬眠期で顕著な形態変化を示した.さらに,神経分泌核からのaVPの軸索流による移動及びmEnk免疫陽性 …
- NAID 110008424961
Related Links
- ヘリング小体. Tweet · Buzzurl. 世界大百科事典内のヘリング小体の言及. 【神経分泌】 より …神経分泌顆粒は軸索の末端に多数集まっている。また,軸索の途中に神経分泌 顆粒が局所的にかたまって存在する部分があり,ヘリング小体と呼ばれている。
- この軸索の途中や終末にはホルモンやその担体タンパク質であるニューロフィジンを 含む膨大部があり、ヘリング小体(Hering body)と呼ばれる。ヘリング小体は染色すると 光学顕微鏡でも見ることができる。このような軸索が多い後葉であるが、細胞の核も 多数 ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
- 英
- body
- ラ
- corpus、corpora
- 関
- 肉体、身体、本体、コーパス、ボディー
[★]
- 英
- ring
- 関
- 環、輪、弁輪