赤芽球

出典: meddic

erythroblast
赤芽細胞有核赤血球 nucleated red cell nucleated erythrocyte
赤血球鉄芽球
  • 核を有する赤血球の総称。
前赤芽球好塩基性赤芽球多染性赤芽球正染性赤芽球網状赤血球赤血球


臨床関連






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和文文献

  • 播種性骨髄癌腫症を呈した前立腺癌の2例
  • 加藤 琢磨,山本 議仁,松岡 祐貴,桑田 善弘,田岡 輝久,香月 奈穂美,串田 吉生,筧 善行
  • 日本泌尿器科學會雜誌 102(1), 28-33, 2011-01-20
  • … 播種性骨髄癌腫症は固形癌のびまん性骨転移によって播種性血管内凝固症候群(disseminated intravascular coagulation;DIC),白赤芽球症(leukoerythroblastosis),最小血管障害性溶血性貧血(microangiopathic hemolytic anemia;MHA)を呈し,急激に予後不良な経過をたどる病態である.本症を併発した前立腺癌の2例を経験した.前立腺癌による播種性骨髄癌腫症の報告は稀であり,若干の文献的考察を加え報告する.症例1:61歳男性.PSA高値にて当科を紹介された. …
  • NAID 110008440745
  • 症例報告 赤芽球癆治療中にサイトメガロウイルスと単純ヘルペスウイルスの混合感染による舌炎を発症したGood症候群
  • 小屋 紘子,横濱 章彦,三浦 あやか [他]
  • 臨床血液 52(8), 708-712, 2011-08
  • NAID 40018967399
  • 赤芽球性貧血 (特集 日常診療でみられる血液異常と血液疾患)
  • 田代 晴子,秋山 暢
  • 診断と治療 99(7), 1189-1195, 2011-07
  • NAID 40018919354

関連リンク

赤芽球(せきがきゅう、英: erythroblast)とは骨髄中に存在する幼若な血液細胞であり、 造血幹細胞から赤血球にいたる分化途中段階の細胞である。成熟して脱核し赤血球に なる。赤芽球は健康人では骨髄中にしか存在せず、血液中に赤芽球が現れるのは血液 ...
巨赤芽球性貧血(きょせきがきゅうせいひんけつ、英: Megaloblastic anemia)とは、 ビタミンB12または葉酸の欠乏によってDNAの合成が障害され、正常な赤芽球が産生 されず異常な巨赤芽球が産生されるために起こる貧血である。
赤芽球癆は再生不良性貧血の中で特殊なタイプとされており、再生不良性貧血は 赤血球だけでなく白血球や血小板も減少するのが特徴ですが、赤芽球癆は赤血球だけ が減り白血球と血小板は正常範囲にあります。このような違いがあるにも関わらず赤芽 球癆 ...

関連画像

前赤芽球( proerythroblast 】前赤芽球( proerythroblast 】赤芽球系幼若細胞の分類基準 好塩基性赤芽球 図2 赤芽球( 日本血液検査 巨赤芽球性貧血ミクロ像(HE強 赤芽球系の異形成 赤芽球島 [ 編集 ]


★リンクテーブル★
先読み赤血球」「nucleated erythrocyte
国試過去問105D044」「097H035」「091B051
リンク元」「伝染性紅斑」「造血幹細胞」「赤芽球癆」「髄外造血
拡張検索白赤芽球症」「巨赤芽球性貧血」「先天性赤芽球癆」「赤芽球コロニー形成細胞
関連記事」「芽球

赤血球」

  [★]

erythrocyte (Z), red blood cell (Z), RBC
血液貧血血液像

赤血球の形状

  • 直径:7.62±0.61μm → 7-8μm
  • 厚さ:1.0-2.0μm
  • 容積:90μm3
  • 表面積:130μm2
  • 比重:1.097

分化

基準値

2007前期解剖学授業プリント
♂:420万 - 570万 (/μl)  495万±75万 x 10^6 (/μl)
♀:380万 - 550万 (/μl)  465万±85万 x 10^6 (/μl)
-2007前期生理学授業プリント
♂:450万 - 610万 /μl
♀:380万 - 530万 /μl
-PT.233
♂:500万 /mm3
♀:450万 /mm3
-異常値の出るメカニズム第5版 p.79
男:400万-700万/ul
女:350万-600万/ul
-HIM
男:430–560 x 10^4/μl
女:400–520 x 10^4/μl

寿命

  • 100-120日 → 4ヶ月


赤血球の増加

  • テストステロン、低酸素、コルチゾール、エリスロポエチン




nucleated erythrocyte」

  [★] 有核赤血球

erythroblastnormoblastnucleated red cellproerythroblastpronormoblast


105D044」

  [★]

  • 67歳の女性。3か月前からの腹部膨満感を主訴に来院した。脈拍76/分、整。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部はやや膨隆し、右肋骨弓下に肝を3cm、左肋骨弓下に脾を5cm触知する。血液所見:赤血球 360万, Hb 10.5g/dl、Ht 32%、白血球 18,700(骨髄芽球1%、好中球58%、好酸球5%、好塩基球1%、単球5%、リンパ球30%、赤芽球4個/100白血球)、血小板65万、末梢血塗抹標本で巨大血小板を認め、骨髄穿刺dry tapであった。骨髄の生検組織のH-E染色標本(別冊No.18A)と鍍銀染色標本(別冊No.18B)とを別に示す。
  • 適切な対応はどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 105D043]←[国試_105]→[105D045

097H035」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 097H034]←[国試_097]→[097H036

091B051」

  [★]

  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)

鉄」

  [★]

iron Fe
scissors
ヘモグロビン赤血球血清鉄、iron salts

概念

  • ヘモグロビン、ミオグロビン、およびペルオキシダーゼなどの正常な働きのために必須の元素である。ヒトは一日10-15mgの鉄を摂取しており、そのうちわずか1mgが小腸で吸収される。主に十二指腸でFe2+の形で吸収されるので、胃酸、ビタミンC、クエン酸などによりFe3+→Fe2+になっていると吸収の効率が高まる。生体内には4gの鉄が存在しており、その2/3がヘム鉄(2.5g)(ほぼヘモグロビン鉄、一部ミオグロビン鉄)で存在し、残りのほとんど(1g)は貯蔵鉄(網内系の中。フェリチン・ヘモジデリンとして)として組織に貯蔵される。鉄は受動的に1mgが主に消化管から失われ、その他皮膚、尿路からも失われる。

基準値

血清鉄

鉄の体内分布(SP.499)

  • 成人の体内鉄量:3-4g
[mg] 成人男性 成人女性
総鉄量 4050 2750
ヘモグロビン 2700 2000
貯蔵鉄 1000 450
組織の機能蛋白 350 300
血清トランスフェリン 3 3
血清フェリチン 0.3 0.1

鉄の収支 (SPC.280)

  • 喪失
  • 糞、汗、脱落皮膚:1mg/day
  • 月経中の女性:30mg/月経期間中
  • 妊娠中:500mg/満期まで
  • 必要摂取量
  • 月経中の女性:1.4mg/day
  • 妊娠中:5-6mg/day
  • 男性:0.5-1.0mg/day
  • 食物としての摂取量 (SP. 500)
  • 10-15mg
うち0.9mg程度しか吸収されない

鉄の吸収 (詳しくは図:SP.500)

  • 十二指腸で良く吸収される。 (吸収部位:十二指腸空腸上部(LAB.579))
  • Fe2+は水溶性、Fe3+は難溶性なので、Fe2+であるほうが吸収されやすい。また、ヘム鉄、アミノ酸鉄などキレート状の鉄は吸収が容易である(SP.499)
  • 鉄は摂取量の10%しか吸収されない。腸上皮中ではフェリチンと結合して存在するが、フェリチンが飽和するとそれ以上取り込まない。腸上皮のフェリチンは血清中のトランスフェリンに鉄を渡すが、トランスフェリンが飽和するとそれ以上鉄を渡せなくなる。鉄が飽和した状態の腸上皮はやがて脱落する。これで、必要以上の鉄が吸収されないように厳密に制御されている(←過剰の鉄は生体内でフリーラジカルを産生する反応を触媒するので危険)。ビタミンCは鉄の吸収を促進し、肉に含まれるヘム鉄は食物中の無機鉄より効率よく吸収される。またアルコールやフルクトースは鉄の吸収を促進するが、カルシウムは鉄の吸収を阻害する。(HBC.486)

QB.A-366

  • 鉄の吸収には胃酸の分泌、十二指腸からの吸収が必要。胃全摘が施行された場合には、胃酸の分泌減少と、Billroth II法が施行された場合には食物が十二指腸を通過せず鉄の吸収が障害される。



治療薬

臨床関連



伝染性紅斑」

  [★]

slapped cheek disease, slap cheek, infectious blushing
erythema infectiosum
リンゴ病第五病 fifth disease
B19ウイルス

特徴

  • 発疹。骨髄赤芽球前駆体への親和性
  • 発症前にウイルスが排出されるため感染予防が難しい。
  • 2-7歳の幼児に多く。発熱。
  • 成人では症状は出にくい:赤い紅斑はない。関節痛や関節炎が起きやすい。

疫学

病原体

潜伏期間

感染経路

  • 飛沫感染

症状

  • 小児に多い
  • 顔面に紅斑が出現し、四肢に網状紅斑が広がる
レース状紅斑

合併症

経過

  • 7-10日:発熱、カゼ様症状。鼻汁、血液、咽頭よりウイルス検出
  • 9日:リンパ球減少
  • 10-15日:網状赤血球現象。ヘモグロビン減少。IgM・IgG↑。カゼ様症状消失
  • 18日頃:発疹。関節炎

検査

  • IgM抗体

予防

  • ワクチンなし
  • 妊婦は、流行期には小児の多い場所へは近づかない。

母子感染

参考2
  • 経胎盤感染
  • 妊娠初期(妊娠20週未満):約30%が経胎盤感染し、その1/3が胎児水腫に移行する。すなわち伝染紅斑に罹患した母の10%で胎児水腫(非免疫性胎児水腫)が見られる。
  • 妊娠20週以降:母子感染はないとされる。
  • 病態生理:貧血に対する心臓の代償的な心拍出量増加がおこるが、ついには代償機構が破綻し心不全(左心不全→右心不全)に至る。
  • 胎児に対する検査:(超音波検査)MCA上昇、腹水・胸水・心嚢水の貯留

参考

  • 1. 国立感染症研究所
[display]http://idsc.nih.go.jp/iasr/19/217/tpc217-j.html
  • 2. D.産科疾患の診断・治療・管理 8.合併症妊娠の管理と治療 - 日産婦誌61巻12号
http://www.jsog.or.jp/PDF/61/6112-625.pdf




造血幹細胞」

  [★]

hematopoietic stem cell, HSC
幹細胞


細胞表面マーカー

分化

  血液中 組織
造血幹細胞
hematopoietic stem cell
リンパ球幹細胞
lymphoid stem cell
T細胞
T cell
B細胞
B cell
NK細胞
natuarl killer cell
骨髄球幹細胞
myeloid stem cell
granulocyte/macrophage progenitor 好中球
neutrophil
好酸球
eosinophil
好塩基球
basophil
unknown precursor of mast cell 肥満細胞
mast cell
単球 マクロファージ
macrophage
赤芽球
erythroblast
赤血球
erythrocyte
巨核球
megakaryocyte
血小板
platelet


赤芽球癆」

  [★]

aplasia
pure red cell aplasia, PRCA
純赤血球形成不全?
貧血再生不良性貧血

概念

  • 赤芽球形成が選択的に障害される再生不良性貧血
  • 正球性正色素性貧血をきたす。

病態

  • 何らかの原因により骨髄から赤血球系の前駆細胞が消失する。
  • 無構造血、溶血性貧血も見られないし、間接ビリルビン、ハプトグロビン、LDHも上昇しない。

検査

  • 血算:血小板数、白血球数は正常。網状赤血球が正常~減少。
  • 骨髄穿刺:網状赤血球が正常~減少をみたら骨髄穿刺を施行し、過形成であれば脾機能亢進症、腎性貧血、悪性腫瘍、低形成であれば再生不良性貧血赤芽球癆?、正形成であれば赤芽球癆が疑われる。赤芽球癆の場合、赤血球系の細胞は存在しない。パルボウイルス感染症の場合にはgiant proerythroblastが見られる(参考1)。
  • 血製鉄:上昇
  • UIBC:↓ (トランスフェリンが鉄で飽和してしまう)

鉄の動態にまつわる検査

  • %RCU:低下 ← 赤芽球が少ないので、ヘムにとりこまれ末梢血に出現するのが遅い
  • PIDT1/2:延長 ← 赤芽球が少ないので骨髄で取り込まれるのが遅い

USMLE

  • Q book p.244 28

参考

  • 1. [charged] Acquired pure red cell aplasia - uptodate [1]



髄外造血」

  [★]

extramedullary hematopoiesis extramedullary hemopoiesis
髄様化生 myeloid metaplasia
骨髄外造血


  • 骨髄以外で起こる造血
  • あらゆる場所で起こりうる。
  • 髄外造血が起こりうる部位
  • 脾臓(YN.G-55) → 脾腫大をきたす
  • 肝臓、リンパ節
副腎、軟骨、靱帯、脂肪組織、胸腔、腎、骨膜
  • 髄外造血が起こる状態
  • 年齢との関連
  • 乳幼児:持続的かつ高度な血球産生、胎児赤芽球症(胎児溶血性疾患)
  • 成人 :慢性骨髄増殖性疾患(骨髄線維症)
  • 病態で分類
  • 髄外造血の特徴
  • 幼若細胞を造血部位にとどめておくことができないため、末梢血に幼弱な細胞が出現する。
  • 赤芽球、幼若顆粒球、巨核球など



白赤芽球症」

  [★]

leukoerythroblastosis
骨髄癆性貧血

概念

  • 末梢血中に赤芽球が出現すること

原因

  • 1. 造血の異常亢進による赤芽球系細胞の末梢血への急速な移動:悪性腫瘍、高度貧血、重症感染症、播種性血管内凝固
  • 2. 髄外造血による:骨髄線維症
  • (???)3. 骨髄から末梢血への赤芽球経細胞の押し出し:悪性腫瘍の骨転移

原因疾患

YN.G-55
  • 癌の骨髄転移
  • 骨髄線維症
  • 高度の溶血性貧血
  • 粟粒結核



巨赤芽球性貧血」

  [★]

megaloblastic anemia
貧血悪性貧血




先天性赤芽球癆」

  [★] ダイアモンド・ブラックファン貧血


赤芽球コロニー形成細胞」

  [★] 赤芽球コロニー形成単位

球」

  [★]

bulbus (KH)
bulbus cerebri
延髄


  • 延髄はその膨らんだ感じから「球」とも呼ばれる

芽球」

  [★]

blast cell, blast
イモチ病芽細胞芽球細胞

骨髄芽球性白血病



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