脳深部刺激療法
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- 1. パーキンソン病のデバイス補助処置および病変処置device assisted and lesioning procedures for parkinson disease [show details]
… As discussed above, it has largely been replaced by deep brain stimulation (DBS) but remains an option for patients who do not have access to DBS. Unilateral pallidotomy is effective and relatively …
- 2. 脳深部刺激装置留置のための麻酔anesthesia for deep brain stimulator implantation [show details]
… Deep brain stimulation (DBS) is used to treat a variety of neurologic and psychiatric diseases, including movement disorders (eg, Parkinson disease, essential tremor, and dystonia), epilepsy, obsessive …
- 3. 強迫性障害の治療における脳深部刺激療法(DBS)deep brain stimulation for treatment of obsessive compulsive disorder [show details]
…medications while receiving deep brain stimulation (DBS). There are no trials that have specifically studied the efficacy of medication or psychotherapy in combination with DBS treatment for OCD. In one …
- 4. 成人における単極性うつ病:ニューロモデュレーション治療の概要unipolar depression in adults overview of neuromodulation procedures [show details]
…therapies for treating unipolar major depression include: Vagus nerve stimulation (VNS) Deep brain stimulation (DBS) Direct cortical stimulation (DCS) Ablative neurosurgery; Invasive neuromodulation interventions …
- 5. 本態性振戦の外科治療surgical treatment of essential tremor [show details]
…thalamic VIM nucleus deep brain stimulation (DBS) and thalamotomy (conventional thalamotomy, gamma knife, or magnetic resonance imaging [MRI]-guided focused ultrasound). Among these, DBS and MRI-guided focused …
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- 脳深部刺激療法は、脳の特定の部位に細い電極を挿入し、電気刺激することによりパーキンソン病の症状を改善させます。 専用の手術装置とMRIのデータを用いて正確に電極(リード)挿入部位を決定し、電極を脳内に留置します。 前胸部の皮膚の下に刺激装置(パルス発生器)を埋め込み、リードをつなげて電気刺激をします。 テレビや新聞などでしばしば紹介されていますが、北陸地方では手術を行う施設が少なく、ご存知でない方も多いかもしれません。 当院は北陸で脳深部刺激療法を行っている数少ない施設の一つです。 この治療法は、日本では2000年に健康保険の適応となっております。 世界ではすでに10万人以上の患者さんがこの治療を受けたといわれており、確立された治療法です。 ここでは、脳深部刺激療法についてご説明をします。
- DBSは脳の深部を電気刺激して、その部位の機能を調整してパーキンソン病の症状を改善させる治療法です。 実際には図のように、脳内の特定の場所(パーキンソン病では視床下核または淡蒼球)に刺激電極を、前胸部皮下に刺激発生装置を埋め込み、それらを皮下の連結ワイヤーでつないで脳内の刺激を行います。 その仕組みは心臓のペースメーカーと似ており、脳のペースメーカーとも言われます。 過去の外科治療と最も違うことは、脳を壊さないことです。 したがって手術に伴う合併症が少なく、安全性が高いといえます。 また、体外からのリモコン操作により簡単に刺激条件を変更でき、患者さんの状態に合わせて最適な効果が得られるように調整できる利点があります。 DBSの適応について パーキンソン病治療の基本は薬物療法です。
- DBS(脳深部刺激療法)とは、Deep Brain Stimulationの略で、脳の深部を電気刺激することで、お薬では効果が得られない パーキンソン病 、振戦、 ジストニア などの不随意運動症の症状を改善することができます。 手術では正確な手技が要求されており、定位脳手術装置という特殊な装置を用い、目標とする脳深部の神経核に正確に治療用のリード(刺激電極)を留置し、体内に埋没型の刺激発生装置を植込みます。 手術は全身麻酔で3~4時間程で終了します。 DBSで用いるリードや刺激装置は体内に完全に植込まれるため、体の外に露出することはありません。 手術後は患者さん一人一人の症状に合わせて電気刺激の強さや、刺激位置を調整することで症状を改善することができます。
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★リンクテーブル★
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- 英
- deep brain stimulation DBS
- 同
- 脳深部刺激法、脳深部電気刺激、脳深部刺激、深部脳刺激
- 関
概念
- 定位脳手術により脳に刺激電極を留置し電気刺激を行う。
適応
- 疼痛のコントロール:視床感覚中継核、同非特殊核、中脳水道周囲灰白質などの低頻度刺激(医学事典)。(痛覚の下行性抑制系)視床下部、中脳中心灰白質を刺激(SCN.305)。(視床の血管障害による視床痛)視床後腹側核(VP)の電気刺激(SCN.305)
- パーキンソン病の振戦:視床VIM核の高頻度刺激 (医学事典)
- パーキンソン病:淡蒼球内節や視床下核の高頻度刺激 (医学事典)
出典不明
- パーキンソン病:両側視床下核:振戦、固縮、無動、歩行障害の改善。オフ時間の短縮(ただしオン時間の効果を上わまることはない)。L-ドーパの減量。精神症状、自立神経障害、睡眠障害には効果がない。
- 本態性振戦:視床
- ジストニア:両側淡蒼球:オフ時間の短縮。L-ドーパ誘発性ジスキネジアの軽減。
- 三叉神経痛:視床
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- 英
- (刺激そのもの)stimulus、stimuli。(行為)stimulation、、stimulate、irritate、incite、(薬物や抗原で)prime
- 同
- impulse
- 関
- 刺激作用、煽動、抗原刺激、扇動、予備刺激
[★]
- 英
- electricity、electro、electric
- 関
- エレクトロ、電気的
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- 英
- deep
- 関
- 深在性、深い