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Japanese Journal
- 先天性副腎皮質過形成(21-水酸化酵素欠損症 塩類喪失型)の妊娠分娩の1症例
- 佐藤 紀子,塩路 光徳,久保田 哲 [他],山下 美智子,高橋 良子,藤谷 真弓,蒲池 圭一,辻江 智子,徳平 厚
- 産婦人科の進歩 64(1), 49-53, 2012
- … 塩類喪失型と診断され,副腎皮質ステロイド(以下,ステロイド)の投与を受けていた.6歳時に外陰部形成術,11歳時に遊離小腸を利用した腟形成術を行っている.ベタメタゾン1mg/日,フルドロコルチゾン酢酸エステル0.1mg/日でコントロール良好の状態で自然妊娠にて妊娠成立し,当科受診.妊娠経過は順調で,ステロイドの維持量を変更することなく,血圧,血中電解質とも正常で易疲労感や悪心などの副腎 …
- NAID 130001890091
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- フルドロコルチゾン酢酸エステル(フロリネフジェネリック) 0.1mg 錠は塩喪失型先天性副腎皮質過形成症 塩喪失型慢性副腎皮質機能不全(アジソン病)に効果のあるお薬です。気になる副作用などについてはこちらをご覧下さい。また ...
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
フロリネフ錠0.1mg
組成
- 本剤は1錠中にフルドロコルチゾン酢酸エステル0.1mgを含有する。
- 添加剤としてリン酸水素カルシウム水和物、トウモロコシデンプン、タルク、ステアリン酸マグネシウム、安息香酸ナトリウム、乳糖水和物及び無水乳糖を含有する。
禁忌
効能または効果
- 塩喪失型先天性副腎皮質過形成症
- 塩喪失型慢性副腎皮質機能不全(アジソン病)
- フルドロコルチゾン酢酸エステルとして、通常1日0.02〜0.1mgを2〜3回に分けて経口投与する。
なお、新生児、乳児に対しては0.025〜0.05mgより投与を開始することとし、年齢、症状により適宜増減する。
- 年齢により感受性が変化するので、特に新生児・乳児期から血清電解質、レニン活性、血圧等を定期的に測定し、至適投与量に注意すること。
慎重投与
- 感染症の患者[免疫機能抑制作用により、感染症が増悪するおそれがある。]
- 糖尿病の患者[糖新生促進作用等により血糖が上昇し、糖尿病が増悪するおそれがある。]
- 骨粗鬆症の患者[骨形成抑制作用等により、骨粗鬆症が増悪するおそれがある。]
- 腎不全の患者[症状が増悪するおそれがある。]
- うっ血性心不全のある患者[症状が増悪するおそれがある。]
- 甲状腺機能低下のある患者[症状が増悪するおそれがある。]
- 肝硬変の患者[脂質代謝に影響し、肝硬変が増悪するおそれがある。また、慢性肝疾患患者では、血中半減期の延長がみられ、副作用が起こりやすい。]
- 脂肪肝の患者[脂質代謝に影響し、脂肪肝が増悪するおそれがある。]
- 脂肪塞栓症の患者[脂質代謝に影響し、脂肪塞栓症が増悪するおそれがある。]
- 重症筋無力症の患者[使用当初、一時症状が増悪することがある。]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
重大な副作用
*誘発感染症、感染症の増悪
- 誘発感染症、感染症の増悪があらわれることがある。また、B型肝炎ウイルスの増殖による肝炎があらわれることがある。観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
続発性副腎皮質機能不全、糖尿病
消化性潰瘍、膵炎
精神変調、うつ状態、痙攣
骨粗鬆症、大腿骨及び上腕骨等の骨頭無菌性壊死、ミオパシー
緑内障、後のう白内障
- 連用により眼内圧亢進、緑内障、後のう白内障を来すことがあるので、定期的に検査をすることが望ましい。
血栓症
薬効薬理
電解質代謝に対する作用3),4)
- 本剤は副腎摘出イヌにおいてデオキシコルチコステロン(DOC)と類似の作用を示し、Naの貯留とKの排泄を増加し、Na貯留作用はデオキシコルチコステロン酢酸エステル(DOCA)の4.7倍であり、アルドステロンと同等の効果を示した。
糖質代謝に対する作用3),4)
- 本剤の副腎摘出ラットにおける肝グリコーゲン蓄積作用は、コルチゾン酢酸エステルの10.7倍であった。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
- フルドロコルチゾン酢酸エステル
(Fludrocortisone Acetate)
化学名:
- 9-Fluoro-11β,17,21-trihydroxypregn-4-ene-3,20-dione 21-acetate
- フルドロコルチゾン酢酸エステルは白色〜微黄色の結晶又は結晶性の粉末である。本品はアセトンにやや溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、水にほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- id
- 独
- Es
- 同
- イド
- 関
- リビドー
- フリードリヒ・ニーチェが使用し、ゲオルグ・グロデック(Georg・Groddeck)の『エスとの対話』("Gesellschaft")などで使われた用語で、彼と交流があったジークムント・フロイトが採用した精神分析学用語ともなった。(なお、1953年にジェイムズ・ストレイチーによるフロイト翻訳全集の英訳の際、エスはイド(ラテン語)と訳されアメリカ系の精神分析学で流布された。)自我参照。(wikipedia jaより)
参考
[★]
- 英
- cortisone
- ラ
- cortisonum
- 同
- 11-dehydro-17-hydroxycorticosterone
- 化
- 酢酸コルチゾン cortisone acetate
- 商
- コートン
- 関
- コルチゾール、糖質コルチコイド、11β-hydroxysteroid dehydrogenase、17-OHCS
[★]
- 英
- acetic acid acetate
- ラ
- acidum aceticum
- 関
- カルボン酸
[★]
- 英
- fludrocortisone
- 化
- 酢酸フルドロコルチゾン fludrocortisone acetate
- 商
- フロリネフ
[★]
- 英
- acetate ester、acetate
- 関
- アセテート acetate、酢酸、酢酸塩