- 関
- 201Tl心筋シンチグラフィー、201Tlシンチグラフィー、201Tl chloride、タリウム
- 201Tl-塩化タリウム、タリウム
- 201TlClを用いて行われる。K+に類似し、特にNa/K ATPaseに親和性が強く、細胞内に取り込まれる。正常では唾液腺、鼻咽頭、甲状腺、心筋、肝臓、脾臓、腎臓に多く集積するが、脳にはほとんど集積しない。
- 静注後、15分後と3時間後に撮像し、後期像まで集積を認める部分は悪性腫瘍を疑いうる。
目的
- 全身のシンチグラフィ:炎症、腫瘍探索のために行われる。
- 脳の腫瘍シンチグラフィ:脳腫瘍の診断のために行われる
- 心筋シンチグラム
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 長管骨軟骨系骨腫瘍の悪性度評価と治療方針--タリウムシンチグラフィーとDMSAシンチグラフィーの有用性 (特集 骨・軟部腫瘍--先端的研究と臨床の現況) -- (画像診断)
- 輸入食品中の放射能濃度(平成19年度) (食品等に関する調査研究)
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- シンチグラフィ(英: scintigraphy)・シンチグラムは、体内に投与した放射性同位体から 放出される放射線を検出し、その分布を画像化したもの。画像診断法の一つ。 ... 心筋血 流シンチグラフィ, タリウム(201Tl)、テクネチウム(99mTc). 肺血流シンチグラフィ ...
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★リンクテーブル★
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- 英
- thallium chloride(201Tl), thallium(201Tl) chloride, 201Tl-Cl, 201Tl chloride
- 商
- 塩化タリウム(201Tl)
- 関
- Tl、201Tl、タリウムシンチ
概念
適応
- 1) 心筋シンチグラフィによる心臓疾患の診断
- 2) 腫瘍シンチグラフィによる脳腫瘍、甲状腺腫瘍、肺腫瘍、骨・軟部腫瘍及び縦隔腫瘍の診断
- 3) 副甲状腺シンチグラフィによる副甲状腺疾患の診断
心筋血流シンチ
- K+とほぼ同様の挙動を示し、Na/K ATPaseを介して心筋細胞に取り込まれる。一回の灌流で真菌愛に取り込まれその取り込みは冠血流に依存するために、心筋血流分布を反映するといわれている。(LAB.1602)
- タリウム負荷テスト? thallium stress test
- thallium stress tests may be performed instead of cardiac catheterization to determine the vessels involved and the extent of occlusion.
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- 関
- 心筋シンチグラフィ、タリウムシンチ、シンチ
- K+とほぼ同様の挙動を示し、Na/K ATPaseを介して心筋細胞に取り込まれる。一回の灌流で心筋内に取り込まれその取り込みは冠血流に依存するために、心筋血流分布を反映するといわれている。
- 早期像(静注後10分後)、後期像?(3-4時間後) ← 虚血心筋におけるタリウムの再分布を見るため。半減期73hr。放出エネルギー低。解像度が悪い
- タリウム再分布 → 心筋虚血
- 固定性欠損像 → 心筋梗塞による壊死心筋
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- 関
- シンチグラフィー、シンチグラム
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脳槽シンチグラム
心筋シンチグラム
心筋壊死シンチグラム
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心筋交感神経シンチグラム
骨血流シンチグラム
肺換気シンチグラム
骨シンチグラム
骨髄シンチグラム
甲状腺シンチグラム
- 123I :(甲状腺摂取率)3時間値5-20%、24時間値15-35%
- 99mTcO4-:(甲状腺摂取率)30分値0.4-3.0%。唾液腺、唾液への生理的な取り込みが多いためバックグラウンドが高い。
- 131I :全身シンチグラムに使用。甲状腺全摘出後に行う。
- 123I-MIBG:甲状腺髄様癌
- 210Tl:分化型甲状腺癌
- 67Ga:甲状腺未分化癌、甲状腺悪性リンパ腫
副甲状腺シンチグラム
- 99mTc-MIBI:ヘキサキス(2-メトキシイソブチルイソニトリル)テクネチウム(99mTc):副甲状腺腫に集積
副腎髄質シンチグラム
副腎皮質シンチグラム
- 131I-アドステロール:クッシング症候群や原発性アルドステロンの確定診断に有用。たぶんステロール環をもっており副腎皮質に取り込まれる
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- 英
- thallium, Tl
- 関
- 201Tl-塩化タリウム、タリウム中毒
"母親に劇物"事件の原因物質とされる「タリウム」ってどんな金属?
物性
- 灰色ないし銀白色の柔らかい金属(モース硬度1.2)。地殻には0.6ppm(0.00006%)ほど存在。
分布
- 銅、鉛、亜鉛などの硫化鉱物に微量に含まれており、精製の際の副産物として回収される
産業
- 光学レンズ、低温用温度計、半導体、放射能の測定に使用されるシンチレーションカウンターなどの製造に使われる。
- 1950年代初めまで、酢酸タリウム軟膏が多毛症の治療薬として使用された。
- 脱毛剤として用いられる。
化合物
毒性
- 毒性の強い金属
- 推定致死量はタリウムとして8~12mg/kg
- 暴露径路:気道や皮膚
- 消化管からの吸収された場合、通常、12~24時間後に発症し、初期症状として消化器症状と神経症状が現われる。
- 少量摂取:嘔気、嘔吐、食欲不振、上腹部痛、感覚障害、筋力低下、運動失調等の症状が現われる。重篤な場合には発熱、痙攣を起こし、肺炎、呼吸抑制、循環障害で死に至る。
- 特徴的な症状:脱毛。通常2週間、大量摂取時5日で出現。
- 典型的に症状:多発神経炎、脳症、消化器症状、脱毛
動態
- カリウムとほぼ同じ動態を呈する。これはタリウムイオンはカリウムとほぼ同じ大きさであるため。カリウム濃度の高い神経、肝臓、心筋などの細胞膜やミトコンドリアで、カリウムの1/10の濃度でこれと競合し、毒作用を現わす
- SH基を有する酵素を阻害。他の重金属と同様の性質。システインのタンパク及びケラチンへの合成が障害されることで脱毛に至ると考えられている。
- 細胞内のリボフラビン(ビタミンB2)と不溶性の化合物を作り脱毛、神経炎、皮膚炎などの原因と考えられている
排泄
検査
- 24時間尿中タリウム濃度が5ng/mL以下(原子吸光分析による)
- 全血中タリウム濃度2μg/L以下