- 英
- Zika virus, ZIKV
- 関
- ジカ熱
- 関
- Flavivirus viridae Arboviruses
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2020/04/11 03:01:49」(JST)
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UpToDate Contents
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- 1. ジカウイルス感染症:概要zika virus infection an overview [show details]
…rRT-PCR results do not exclude Zika virus infection and should prompt Zika virus serologic testing (Zika virus IgM and plaque reduction neutralization test [PRNT]). If Zika virus IgM tests results are positive …
- 2. ジカウイルス感染症:妊婦の評価とマネージメントzika virus infection evaluation and management of pregnant women [show details]
…testing for Zika virus should be performed . The diagnosis of Zika virus infection is definitively established via real-time reverse-transcription polymerase chain reaction (rRT-PCR) for Zika virus RNA or …
- 3. 先天性ジカウイルス感染症:新生児に生じた感染症の臨床的特徴、評価、マネージメントcongenital zika virus infection clinical features evaluation and management of the neonate [show details]
… regardless of maternal Zika virus test results. A normal head circumference does not exclude the possibility of Zika virus congenital syndrome . Laboratory testing for Zika virus infection in the neonate includes …
- 4. 学会が公開する診療ガイドラインのリンク:ジカウイルス感染症society guideline links zika virus infection [show details]
…content. Pan American Health Organization: Zika – Technical reports and guidelines; World Health Organization: Publications, technical guidance on Zika virus; International Society of Ultrasound in Obstetrics …
- 5. TORCH感染の概要overview of torch infections [show details]
… important causes of intrauterine/perinatal infection include enteroviruses, varicella-zoster virus, Zika virus, and parvovirus B19. Intrauterine and perinatal infections are a significant cause of fetal …
Japanese Journal
- デング熱,ジカウイルス感染症 (特集 感染症2020 : 冬のインフルエンザ・夏のオリンピックに備える) -- (オリンピック時に問題となり得る感染症)
- 太田 雅之,石金 正裕
- 内科 = Internal medicine : 臨床雑誌 125(1), 73-75, 2020-01
- NAID 40022118747
- ジカウイルス感染症と先天性障害 (特集 感染症の旅行医学)
Related Links
- ジカウイルスは、1947年にウガンダのZika forest(ジカ森林)のアカゲザルから初めて分離され、ヒトからは1968年にナイジェリアで行われた研究の中で分離された。ジカ熱は、2007年にはミクロネシア連邦のヤップ島での流行、2013年にはフランス領ポリネシアで約1万人の感染が報告され、2014年には ...
- ジカウイルス感染症はデング熱及びチクングニア熱と同様、蚊を介して感染します。また、ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか、症状が軽いため気付きにくいこともあります。 海外の流行地域において、蚊に刺されてから数日後に、軽度の発熱、発疹、結膜炎、関節痛、筋肉痛 ...
- 症状 ジカウイルスに感染すると3~12日程の潜伏期間を経て症状が現れます。ただし、感染した方すべてが感染症状を示すわけではありません。感染症状を示すのは、およそ20%の方であるとされます。ジカウイルス感染症の典型的な症状として以下が挙げられます。
★リンクテーブル★
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- 英
- Zika fever
- 関
- ジカウイルス。再興感染症。四類感染症。検疫法対象疾患
- ジカウイルスによって発症する急性熱性疾患
- ジカウイルスは1947年、ウガンダのジカ森のアカゲザルから分離された。
- 1952年にウガンダとタンザニア連合共和国で分離された。
- 2015年からブラジル、コロンビアなどで流行した。
- 症状は不顕性感染で終わることもあれば、軽症で発疹、熱熱、結膜炎を主とした比較的予後良好な疾患。
- 媒介動物はヤブカ属ネッタイシマカ(Aedes aerypti)、Aedes africanus。また日本に分布しているヒトスジシマカ(Aedes albopictus)も媒介しうる。
- アウトブレイクはヤップ島(2007年)、仏領ポリネシア(2013年)。2015年にはブラジル、コロンビア、アフリカのカーボベルデ共和国で報告されている。
- 2016年、ジカウイルス感染症の流行による小頭症リスクを鑑みて、WHOが国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態を宣言した(PHEIC宣言)。
- 潜伏期間は2-12日(多くは2-7日)である。
- 不顕性感染が約8割で、顕性となるのは約2割である。
- 顕性となった場合には、症状は軽度の発熱、発疹、筋肉痛/関節痛、結膜炎、倦怠感、頭痛などが出現する。
- 2-7日の経過で改善することが多く、重症化や死亡は稀である。
- 合併症はギラン・バレー症候群、胎内感染による小頭症がありうる。
- 妊娠初期の感染により小児の小頭症のリスクが高まることが判明した。
- ジカウイルスによる子宮内感染の可能性:先天奇形による死亡例76例中5例の胎児組織からジカウイルスが検出され、小頭症の児の羊水からジカウイルスが検出されたとの報告があることから、母体の感染が胎児に影響を与える可能性が示唆されている。またジカウイルス感染から2週後と10週後に精液からジカウイルスが検出されたとの報告がある。
- 統計的には、2016年ジカウイルス感染症の多かったブラジル15週における小頭症児の発生率は10000出産あたり2.8であり、ジカウイルス感染症が蔓延していない4州における発生率10000出産あたり0.6を上回っていたと報告されている。
- なお、小頭症の発症頻度は米国では10000出産あたり2-12であり、日本(平原ら、2013-2018年)では10000出産あたり1.1-1.5とされている。
- 母体感染は妊娠第一期が多いとされており、妊娠17週がもっとも関連があるという報告がなされている。
- 診断は血清・尿を検体として、RT-PCRあるいはウイルス分離する。
- 血清であれば発症後7日以内、尿検体では14日程度は検出できる。
- 血清抗体による診断はペア血清で行う必要があり、かつデングウイルス、ウエストナイルウイルス、黄熱ウイルスなどとの抗体の交差反応があるので注意する必要がある。
- 特異的な治療はなく、対症療法のみである。
- 解熱鎮痛薬としてのNSADIsはデング熱との鑑別が困難なため使用しない方がよい。
- 感染経路としては媒介動物(蚊)の吸血に直接血液の中に注入されること経路がある。
- ウイルス血症が見られることから、血液の直接暴露、臓器移植、輸血には注意が必要である。
- 予防としては刺されないことであり、蚊を媒介する感染症と同じ対策が必要である。
- 具体的には長袖、長ズボンを装着し、蚊の忌避剤を用いること。また蚊帳も有効である。性感染症の可能性も指摘されており、感染が疑われる場合には性交渉の際にはコンドームの装着が推奨される。
参考
- 日本内科学会雑誌 2016年 11月号 一般社団法人 日本内科学会 p.2123
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- 英
- virus
- 同
- ウイルス粒子 virus particle、ビリオン virion
- 関
- 微生物学、抗ウイルス薬、国試に出がちなウイルス
感染経路による分類 SMB.374
学名
目(order, -virales), 科(family, -viridae), 亜科(subfamily, -virinae), 属(genus, -virus), 種(species)
増殖過程
- 吸着 absorption
- 侵入 penetration
- 脱殻 uncoating
- ゲノムの複製 replication、遺伝子発現 transcription
- ウイルス粒子の組み立て assembly
- 放出 release
感染の分類
持続時間
ゲノム
- 一本鎖RNA(-)をゲノムとするウイルスはウイルス粒子内にRNA依存性RNA合成酵素を有する。
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- 関
- RIジェネレーター