- 5歳の男児。半年前から鼻出血を繰り返すため来院した。他部位に出血傾向は認めない。体温36.6℃。脈拍88/分、整。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常はない。心雑音はなく、呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦で、肝・脾を触れない。血液所見:赤血球380万、Hb10.4g/dl、白血球8,000、血小板15万、出血時間10分(基準7分以下)、プロトロンビン時間12秒(基準10~14)、APTT56.4秒(基準対照32.2)、血小板粘着能に軽度の低下がみられる。
- 止血療法に最も適しているのはどれか
[正答]
※国試ナビ4※ [100F037]←[国試_100]→[100F039]
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[★]
- 56歳の男性。全身の痒みを主訴に来院した。家族歴と既往歴とに特記すべきことはない。5年前から禁煙している。1年前から赤ら顔で、定期健康診断の血液検査で異常を指摘されたが放置していた。最近、頭重と耳鳴りとを自覚するようになった。呼吸数20/分。脈拍84/分、整。血圧146/94mmHg、顔色は暗赤紫色調で口唇にチアノーゼを認める。皮膚には掻爬痕があり、四肢静脈は怒張している。頸部リンパ節腫大はない。胸部には異常なく、腹部で左肋骨弓下に肺を触知する。血液所見:赤血球720万、Hb20%、Ht56%、白血球11,200(好中球75%、好酸球3%、好塩基球5%、単球3%、リンパ球14%)、血小板54万、総鉄結合能(TIBC)375μg/dl(基準290~390)。血清生化学所見:総蛋白7.1g/dl、アルブミン4.3g/dl、フェリチン18ng/ml(基準20~120)、尿素窒素19mg/dl、クレアチニン0.9mg/dl、尿酸7.8mg/dl、AST37単位、ALT32単位、LDH430単位(基準176~353)、Fe25μg/dl、CRP0.2mg/dl。
- 低下しているのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [100F036]←[国試_100]→[100F038]
[★]
- 46歳の男性。1週前から続く下肢の脱力感と全身倦怠感とを主訴に来院した。生来健康で、一人暮らしをしている。最近は飲酒量が増加し、日本酒を毎日5合飲んでいる。身長170cm、体重63kg。脈拍72/分、整。血圧138/84mmHg。胸部と腹部とに異常はない。下腿に浮腫を認めない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)、沈渣に異常はない。尿中Na排泄量150mEq/日、K排泄量52mEq/日(基準25~60)。血清生化学所見:総蛋白6.0g/dl、アルブミン3.5g/dl、尿素窒素13mg/dl、クレアチニン0.8mg/dl、CK180単位(基準10~40)、Na135mEq/l、K2.8mEq/l、Cl90mEq/l、Ca7.0mg/dl、Mg1.5mg/dl(基準1.8~2.5)、アルドステロン8ng/dl(基準5~10)、血漿レニン活性1.5ng/ml/時間(基準1.2~2.5)。
- 補充療法として最も適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [100F038]←[国試_100]→[100F040]