- 31歳の女性。全身の紅斑と水疱とを主訴に来院した。1週前からの感冒症状のため近医でスルピリンを投与された。しかし、熱はさらに高くなり、昨日から顔面、上肢および躯幹に紅斑と水疱とが出現し、急速に拡大してきた。体温39.5℃。眼瞼、口唇、口腔粘膜、外陰部および肛門部がびらん化し、一部に痂皮を付着する。全身皮膚のびまん性紅斑と広範囲の水疱および表皮剥離を認める。躯幹の写真を以下に示す。正しいのはどれか。
- a. 脱毛を伴うことが多い。
- b. 表皮細胞の壊死を認める。
- c. Kobner現象が陽性である。
- d. 血中抗基底膜部抗体を検出する。
- e. 通常量の被疑薬を再投与して原因を究明する。
[正答]
※国試ナビ4※ [100A006]←[国試_100]→[100A008]
★リンクテーブル★
[★]
- 7か月の乳児。発熱を主訴に来院した。5日前から発熱が続き、昨日から発疹が出現している。体温39.4℃。全身に紅斑を認め、手背と足背とが腫れている。指圧痕は残らない。両側眼球結膜は充血し、口唇は発赤している。心雑音はなく、呼吸音も正常である。腹部は平坦、軟。肝を右肋骨弓下に2cm触知する。脾は触知しない。血液所見:赤血球390万、Hb11.5g/dl、Ht38%、白血球15,600(桿状核好中球19%、分葉核好中球48%、好酸球1%、単球5%、リンパ球27%)、血小板41万。CRP16mg/dl。1か月前に接種したBCG接種部位の写真を以下に示す。まず投与するのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [100A005]←[国試_100]→[100A007]
[★]
- 67歳の男性。陰部の赤い斑を主訴に来院した。3年前から左の陰嚢に痒みを伴う紅斑が出現した。市販の塗り薬で治療していたが、紅斑は次第に拡大してきた。陰嚢の写真と生検H-E染色標本とを以下に示す。診断はどれか。
\
[正答]
※国試ナビ4※ [100A007]←[国試_100]→[100A009]