- 58歳の男性。健康診断で肝の占拠性病変を指摘され来院した。毎年軽度の肝機能異常を指摘されていたが、無症状のため放置していた。30歳時に輸血を受けた。血液所見:赤血球375万、Hb12.0g/dl、Ht34%、白血球4,500、血小板13万、プロトロンビン時間73%(基準80~120)。血清生化学所見:総ビリルビン0.9mg/dl、AST73単位、ALT63単位。腹部超音波検査で、肝右葉に、周囲に低エコー帯を伴い内部がモザイク状の径5cmの腫瘤を認める。最も考えられるのはどれか。
[正答]
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[★]
- 47歳の男性。健康診断で肝機能異常を指摘され来院した。32歳時に輸血歴があるが明らかな急性肝炎の既往はない。腹部は平坦、軟で、肝・肺を触知しない。血清生化学所見:AST75単位、ALT126単位。免疫学所見:HBs抗原陰性、HCV抗体陽性、HCV-RNA240KIU/ml、HCVセロタイプグループ1、抗核抗体陰性。腹部超音波検査では肝辺縁は鋭、表面平滑で占拠性病変はなく、脾腫を認めない。治療薬として適切なのはどれか。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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- 42歳の男性。大量飲酒し3時間後に激しい上腹部痛と嘔吐とをきたしたため来院した。血液所見:赤血球450万、白血球13,000、血小板18万。血清生化学所見:尿素窒素15mg/dl、クレアチニン0.9mg/dl、総ビリルビン0.7mg/dl、AST42単位、ALT25単位、アルカリホスファターゼ230単位(基準260以下)、γ-GTP82単位(基準8~50)、アミラーゼ1,060単位(基準37~160)。診断に最も有用なのはどれか。
[正答]
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