- 56歳の女性。肝機能異常を主訴に来院した。5年前の市の健康診査では肝機能異常は指摘されなかったが、1か月前の検査ではALTの軽度上昇とγ-GTPの上昇とを指摘された。輸血歴と薬物服用歴とはない。飲酒歴は機会飲酒。手掌紅斑とくも状血管腫とは認めない。、右肋骨弓下に肝は触知しない。血液所見:赤血球420万、Hb 13.6 g/dl、Ht36%、血小板24万。血清生化学所見:総蛋白7.5g/dl、アルブミン4.3g/dl、総ビリルビン0.8mg/dl、AST48単位(基準40以下)、ALT65単位(基準35以下)、アルカリホスファターゼ846単位(基準260以下)、γ-GTP326単位(基準8~50)。HBs抗原(-)、HCV抗体(-)。腹部超音波検査とMRCP(磁気共鳴胆管膵管像)とに異常を認めない。診断に最も有用なのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 夕食後2時間で突然に腹痛があり嘔吐した。その後38℃の発熱があった。
- 腹部は平坦であるが、右季前部に圧痛を認める。肝・脾は触知しない。
- 血液所見:赤血球415万、白血球12,700、血小板23万。
- 血清生化学所見:総蛋白7.2g/dl、アルブミン4.1g/dl、総ビリルビン1.3mg/dl、AST38単位(基準40以下)、ALT48単位(基準35以下)、アルカリホスファターゼ326単位(基準260以下)、γーGTP86単位(基準8~50)。
- 腹部超音波写真を以下に示す。
- 考えられるのはどれか。
- (1) 急性胆嚢炎
- (2) 胆嚢結石
- (3) 胆嚢水腫
- (4) 胆嚢捻転
- (5) 胆嚢破裂
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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[★]
- 23歳の男性。1か月前から続く尾骨部正中からの排膿を主訴に来院した。便通に異常はない。尾骨部正中が3cm大に腫脹している。中心部に瘻孔があり、排膿を認める。肛門周囲膿瘍と痔瘻とは認めない。この疾患について誤っているのはどれか。
- a. 多毛者に多い。
- b. 肥満者に多い。
- c. 白人に多い。
- d. 毛髪を含んでいることが多い。
- e. 抗菌薬投与で治癒する。
[正答]
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