- 9か月の男児。発熱、咳および喀痰を主訴に来院した。3か月前から中耳炎と副鼻腔炎とを繰り返している。体温38.6℃、呼吸数30/分。脈拍104/分、整。聴診上、右上中陣にcoarse cracklesを聴取する。尿所見:蛋白1+、潜血(-)。血液所見:赤血球410万、Hb13.5g/dl、白血球12,300。血清生化学所見:血糖82mg/dl、総蛋白7.0g/dl、Na140mEq/l、K3.5mEq/l、Cl 100mEq/l。lgG100mg/dl(基準240~620)、lgA検出感度以下(基準10~35)、lgM検出感度以下(基準40~95)。CRP18.9mg/dl(基準0.3以下)。
- a. 遺伝性である。
- b. 胸腺腫を認める。
- c. T細胞は減少する。
- d. B細胞は減少する。
- e. 肺炎球菌抗体価が高い。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 35歳の男性。39℃を超える発熱、全身の筋肉痛および関節痛を訴えて来院した。
- カメラマンとして西サモア諸島に2週間滞在し、10日前に帰国した。撮影中よく蚊に剌されたと言う。意識は清明。体温39.5℃、脈拍92/分、整。血圧110/76mmHg。軟口蓋に小出血点が散在しているが、頬粘膜に紅暈を伴った白色斑は認めない。頚部リンパ節腫大はない。腹部では肝を右肋骨弓下に1cm触知し、肺濁音界の拡大を認める。
- 尿所見:蛋白1+、糖(-)。血液所見:赤血球450万、Hb14.5g/dl、Ht41%、白血球2,800、血小板8万。血清生化学所見:血糖102mg/dl、総蛋白7.2g/dl、尿素窒素28mg/dl、クレアチニン1.0mg/dl、総ビリルビン2.3mg/dl、AST156単位(基準40以下)、ALT223単位(基準35以下)、Na140mEq/l、K4.0mEq/l、Cl99mEq/l。CRP1.6mg/dl(基準0.3以下)。
- 発熱3日目に全身に発疹が出現した。その時の写真を以下に示す。
- 考えられるのはどれか。
[正答]
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[★]
- 61歳の女性。全身倦怠感、筋肉痛および四肢のしびれを主訴に来院した。2年前から喘息様症状が出没している。1か月前から両肩の疼痛と右足のびりびりした異常知覚とが出現し、対側の下肢と両前腕とに及んだ。体温36.8℃。血圧140/80mmHg。リンパ節腫脹を認めない。胸部聴診上異常所見はない。下腿に紫斑を認める。左前腕の屈筋と左腓腹筋とに軽度の筋力低下を認める。両側前腕と下腿とに感覚低下を認める。尿所見:蛋白1+、糖(-)。血液所見:赤血球380万、Hb13.3g/dl、白血球22,300(好中球37%、好酸球42%、単球4%、リンパ球17%)、血小板48万。血清生化学所見:総蛋白7.3g/dl、γ-グロブリン22.4%、AST28単位(基準40以下)、ALT30単位(基準35以下)、CK42単位(基準10~40)。CRP4.4mg/dl(基準0.3以下)。
- この疾患でよくみられる自己抗体はどれか。
[正答]
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