- 61歳の女性。全身倦怠感、筋肉痛および四肢のしびれを主訴に来院した。2年前から喘息様症状が出没している。1か月前から両肩の疼痛と右足のびりびりした異常知覚とが出現し、対側の下肢と両前腕とに及んだ。体温36.8℃。血圧140/80mmHg。リンパ節腫脹を認めない。胸部聴診上異常所見はない。下腿に紫斑を認める。左前腕の屈筋と左腓腹筋とに軽度の筋力低下を認める。両側前腕と下腿とに感覚低下を認める。尿所見:蛋白1+、糖(-)。血液所見:赤血球380万、Hb13.3g/dl、白血球22,300(好中球37%、好酸球42%、単球4%、リンパ球17%)、血小板48万。血清生化学所見:総蛋白7.3g/dl、γ-グロブリン22.4%、AST28単位(基準40以下)、ALT30単位(基準35以下)、CK42単位(基準10~40)。CRP4.4mg/dl(基準0.3以下)。
- この疾患でよくみられる自己抗体はどれか。
[正答]
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[★]
- 9か月の男児。発熱、咳および喀痰を主訴に来院した。3か月前から中耳炎と副鼻腔炎とを繰り返している。体温38.6℃、呼吸数30/分。脈拍104/分、整。聴診上、右上中陣にcoarse cracklesを聴取する。尿所見:蛋白1+、潜血(-)。血液所見:赤血球410万、Hb13.5g/dl、白血球12,300。血清生化学所見:血糖82mg/dl、総蛋白7.0g/dl、Na140mEq/l、K3.5mEq/l、Cl 100mEq/l。lgG100mg/dl(基準240~620)、lgA検出感度以下(基準10~35)、lgM検出感度以下(基準40~95)。CRP18.9mg/dl(基準0.3以下)。
- a. 遺伝性である。
- b. 胸腺腫を認める。
- c. T細胞は減少する。
- d. B細胞は減少する。
- e. 肺炎球菌抗体価が高い。
[正答]
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[★]
- 6歳の男児。かゆみを伴う皮疹のため来院した。皮疹は数か月前から頚部と四肢屈曲部とに繰り返し出現している。母親にアレルギー性鼻炎がある。体温36.5℃。血圧102/60mmHg。胸部は打聴診で異常を認めない。頚部と両側の肘屈側とに落屑を伴う皮疹を認める。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球420万、Hb14.3g/dl、白血球7,300、血小板18万。血清生化学所見:総蛋白7.6g/dl、AST28単位(基準40以下)、ALT30単位(基準35以下)。
- この疾患でみられる検査所見はどれか。2つ選べ。
[正答]
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