- 79歳の女性。最近、上腹部の圧迫感を覚えるようになり来院した。3か月前に溝に転落し上腹部を強打した。喫煙と飲酒歴とはない。貧血と黄疸とは認めない。
- 腹部は軟だが、右上腹部に軽度膨隆を認め、軽い圧痛がある。上部消化管内視鏡検査で異常はない。腹部造影CTを以下に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 68歳の男性。下肢のむくみと腹部膨満感とを主訴に来院した。C型慢性肝炎で
- 長期に加療中であった。8月初旬、下肢のむくみに気付き8月末から尿量の減少と
- ともに腹部膨満感が出現した。腹部は軽度膨隆し、肝を心寓部に8cm触知する。
- 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球365万、白血球3,700、血小板7
- 万。血清生化学所見:総蛋白5.8g/dl、アルブミン2.8g/dl、尿素窒素27mg/dl
- アンモニア138μg/dl(基準18~48)、総ビリルビン1。9mg/dlAST68単位(基準
- 40以下)、ALT58単位(基準35以下)、アルカリホスファターゼ326単位(基準260
- 以下)、7-GrP46単位(基準8~50)、Na137mEq/l、,K3.3mEq/l、Cl102mEq/
- 1。免疫学所見:HBs抗原陰性、HBs抗体陽性、HCV抗体陽性、抗核抗体陰性、
- α-フェトブロテインくAF朽18ng/ml(基準20以下)。
- 適切な治療はどれか。
[正答]
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- 56歳の男性。突然の下腹部痛を主訴に来院した。3年前に結腸癌のため右半結腸切除術を受け外来で経過観察されていた。今朝突然に下腹部痛が出現し、2回嘔吐した。顔面は苦悶様で下腹部全体に圧痛を認める。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球320万、Hb11.0g/dl、Ht31%、白血球16,000、血小板15万。腹部エックス線単純写真立位像と緊急開腹時の腹部写真とを以下に示す。この患者の病態はどれか。
[正答]
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