- 38歳の女性。3か月前から続く体動時の動悸と息切れとを訴えて来院した。ときどき腰痛があり、月経過多の傾向がある。眼瞼結膜は蒼白で眼球結膜に黄染を認めない。血液所見:赤血球380万、Hb7.5g/dl、Ht28%、網赤血球15‰、白血球3,500、血小板31万。血清生化学所見:総蛋白7.5g/dl、アルブミン4.2g/dl、Fe8μg/dl基準80~160)、総鉄結合能(TIBC)410μg/dl(基準290~390)、フェリチン3ng/ml(基準20~120)。
- 適切な対応はどれか。
- (1) 婦人科的検索
- (2) 栄養指導
- (3) 鉄剤の投与
- (4) 鎮痛薬の投与
- (5) 赤血球輸血
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 65歳の男性。3日前から続く鼻出血のために来院した。3週前から全身倦怠感を自覚している。皮膚は蒼白で紫斑と点状出血とを認める。血液所見:赤血球210万、Hb7.2g/dl、Ht22%、網赤血球1‰、白血球1,900(桿状核好中球1%、分核好中球18%、好酸球1%、単球2%、リンパ球78%)、血小板0.8万。血清生化学所見:総蛋白8.1g/dl、アルブミン4.2g/dl、クレアチニン0.8mg/dl、AST32単位(基準40以下)、ALT26単位(基準35以下)。骨髄生検H-E染色標本を以下に示す。
- まず行う治療はどれか。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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[★]
- 35歳の男性。吐血を主訴に来院した。昨夜過度の飲酒の後、本日早朝に嘔吐した。その1時間後に再び嘔吐し、吐物に血液が混じっていた。来院時、胸痛はなく、皮下気腫と腹部筋性防御とは認めなかった。食道胃接合部の内視鏡写真を以下に示す。考えられるのはどれか。
[正答]
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