- 5か月の男児。突然悲鳴をあげるように激しく泣くことを繰り返し、顔面蒼白になったので来院した。3日前から風邪気味であった。本日昼ころから機嫌が悪くなり、嘔吐がみられた。体重7,960g。腹部は軽度膨隆している。右上腹部に小児手拳大の腫瘤を触れ、右下腹部は空虚である。浣腸でイチゴゼリー様血便を認める。注腸造影写真を以下に示す。
- a. やせた児に多い。
- b. 結腸が回腸に嵌入して起こる。
- c. 90%に器質的疾患を伴う。
- d. Ramstedt手術を行う。
- e. 注腸造影は治療手段になる。
[正答]
※国試ナビ4※ [097A029]←[国試_097]→[097A031]
★リンクテーブル★
[★]
- 35歳の男性。吐血を主訴に来院した。昨夜過度の飲酒の後、本日早朝に嘔吐した。その1時間後に再び嘔吐し、吐物に血液が混じっていた。来院時、胸痛はなく、皮下気腫と腹部筋性防御とは認めなかった。食道胃接合部の内視鏡写真を以下に示す。考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [097A030]←[国試_097]→[097A032]
[★]
- 76歳の男性。右鼠径部の膨隆のために来院した。右鼠径靭帯より頭側の鼠径部に4×4cmの半球状の腫瘤を認める。この腫瘤は仰臥位で腹筋を弛緩させることにより消失する。右陰嚢の腫大はない。この疾患で正しいのはどれか。
- a. 肥満が誘因となる。
- b. 神経症状を伴う。
- c. 嵌頓しやすい。
- d. 膨隆の内側で下腹壁動脈を触れる。
- e. 悪性腫瘍を合併しやすい。
[正答]
※国試ナビ4※ [097A028]←[国試_097]→[097A030]