- 45歳の女性。右顎下部の腫脹を主訴に来院した。半年前から食事摂取の際に右顎下部の腫脹と軽い痛みとが出現し、数時間で消失する。食事摂取時以外はあまり症状がない。2週前から右顎下部の腫脹が消退しない。頚部リンパ節の腫脹は認めないが、右側の口腔底に硬結を触知する。血液所見:赤血球412万、Hb12.3g/dl、白血球8,600。免疫学所見:CRP1.8mg/dl(基準0.3以下)、抗核抗体(-)、抗SS-A抗体(-)、抗SS-B抗体(-)。口腔底単純CTを以下に示す。
- 考えられるのはどれか。
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★リンクテーブル★
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- 65歳の男性。腹部外傷のため、全身麻酔下に開腹脾摘術を受け、気管内挿管のままICUに収容された。生来健康で、喫煙歴は30歳から1日20本程度であった。術前の胸部エックス線写真と心電図とに異常はなかった。ICU入室時、人工呼吸下の血行動態は安定し、呼吸音に異常はなく、動脈血ガス分析(調節呼吸、FIO2 0.4)はpH7.41、PaO2 135Torr、PaCO2 35Torr、BE -1mEq/lであった。入室の翌朝、左肺の呼吸音が消失し、動脈血ガス分析(間欠的強制換気(IMV)、FIO2 0.4)はpH7.35、PaO2 68Torr、PaCO2 42Torr、BE -3mEq/lであった。血行動態に変化はみられない。このときの胸部エックス線写真を以下に示す。
- 適切な対応はどれか。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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- 68歳の女性。両側の難聴を主訴に来院した。3か月前に感冒様症状の後、40℃の発熱と髄膜刺激症状とが数日間続き、解熱とともに両側の難聴が出現した。近医で治療を受けたが改善しないため紹介された。身体所見に異常はない。発語の障害はないが、難聴のため会話はできず、筆談のみ可能である。鼓膜所見に異常はない。インピーダンスオージオグラムは正常である。純音聴力像を以下に示す。
- 適切なのはどれか。
[正答]
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