- 4か月の乳児。両手を挙上する発作を主訴に来院した。1週前から1日2、3回、何かに驚いたように両上肢を瞬間的にピクつかせる動作が出現した。発作時意識消失がなく、発作後は笑っていた。発作は連続して5、6回シリーズをなして起こるようになり、これが1日に20シリーズ以上になった。両上肢の挙上と同時に頭部を前屈する発作となり、あやしても笑わなくなった。意識は清明。体格・栄養中等度。体温36.7℃。引き起こし反射で頭部後屈を認め、首の坐りが遅れている。両側深部腱反射は正常であり、両側Babinski徴候は陽性である。大腿外側部の写真と脳波とを以下に示す。考えられるのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 65歳の男性。筋力低下を主訴に来院した。1年前から上肢の筋がやせて筋力が低下してきた。5か月前から歩行に際して疲労が目立つようになり、階段を上るのが困難となった,2か月前から言語が不明瞭になった。意識は清明。身長170cm、体重53kg。呼吸数26/分、整。舌の萎縮を認める。四肢に筋萎縮と中等度の筋力低下とを認める。上下肢ともに深部腱反射は亢進し、Babinski徴候は両側で陽性。感覚は正常。排尿障害はない。
- この疾患で病変がみられるのはどれか,
- (1) 中脳黒質
- (2) 舌下神経核
- (3) 脊髄前角
- (4) 脊髄側角
- (5) 脊髄神経節]]
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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[★]
- 65歳の女性。1年前から歩行開始時の右膝痛を自覚し、最近増悪したため来院した。身長158cm、体重69kg。右膝は内反変形を伴い、内側の疼痛と関節水腫とを認める。右膝エックス線単純写真で内側の関節裂隙の狭小化と軟骨下骨の骨硬化とを認める。
- 生活指導で適切なのはどれか。
- (1) 足底板の使用
- (2) 肥満の是正
- (3) 膝伸展位で下肢挙上訓練
- (4) 膝関節屈筋の筋力強化
- (5) 膝関節屈曲の可動域訓練
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[正答]
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