- 英
- oxidized low-density lipoprotein、oxidized LDL、oxLDL
- 関
- 酸化低密度リ・タンパク質、酸化低比重リ・タンパク質
WordNet
- the 12th letter of the Roman alphabet (同)l
PrepTutorEJDIC
- lira(イタリアの貨幣単位リラ)
- lethal dose(薬の)最小致死量
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/02/11 16:47:17」(JST)
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LOX-index(ロックス インデックス)は、LOX-1(lectin-like oxidized LDL receptor-1) の量とLOX-1を活性化する変性LDL(LAB:LOX-1 ligand containing ApoB|酸化LDL) の量を合わせて測定する動脈硬化性疾患のリスク評価指標である。日本で約2500名、11年間の コホート研究の結果、LOX-indexの高い群では明らかに動脈硬化性疾患の発症が多く、 特に脳梗塞の場合は約3倍以上も発症リスクが高くなると報告された。[1]
目次
- 1 検査原理
- 2 疾患との関連
- 3 検査の実施
- 4 関連項目
- 5 出典
- 6 参考文献
- 7 外部リンク
検査原理
LOX-1は、血管内皮細胞表面に多く発現し、変性LDL(LAB)の増大により増加する事が知られている。血管内皮細胞表面のLOX-1は、一部がプロテアーゼで細胞表面から切断され、sLOX-1 (可溶型LOX-1)として血中に存在する。sLOX-1の量とLOX-1の発現量は相関すると 考えられている。[2] sLOX-1の測定は、LOX-1の抗体を用いたELISA(サンドイッチ法)により測定が可能であり、標準品にリコンビナントのLOX-1を用いることで定量可能である。 変性LDL(LAB)の測定は、リコンビナントのLOX-1を固相し、ApoB抗体を第2抗体として用いることで血管内状態を反映する測定が可能となった。[3]
疾患との関連
アテローム性動脈硬化
- 血管内皮細胞表面のLOX-1は、変性LDL(LAB)を血管内皮に取り込む。血管内皮に溜まった変性LDLは、マクロファージにより貪食されるが、変性LDL(LAB)が処理しきれないほど多く存在する場合、マクロファージは血管内皮に潜りこんだまま泡沫化細胞となり、その場に沈着する。これがアテローム性動脈硬化の原因である。
脳梗塞
- 脳梗塞(のうこうそく、cerebral infarction/stroke)は、脳動脈の閉塞、または狭窄のため、脳虚血を来たし、脳組織が酸素、または栄養の不足のため壊死、または壊死に近い状態。原因として、アテローム性動脈硬化性、血栓(塞栓)性、ラクナ梗塞が挙げられる。
心筋梗塞
- 心筋梗塞(しんきんこうそく、英: Myocardial Infarction)は、虚血性心疾患のうちの一つ。心臓が栄養としている冠動脈の血流量が下がり、心筋が虚血状態になり壊死してしまった状態。原因として、アテローム性動脈硬化性、冠攣縮性、血栓(塞栓)性、冠動脈解離性が挙げられる。
検査の実施
全国の主要医療機関にて、検査受診が可能である。検査自体は、NKメディコが販売総代理店として医療機関に展開している。
関連項目
出典
参考文献
- ^ Inoue, N., Okamura, T., Kokubo, Y., Fujita, Y., Sato, Y., Nakanishi, M., Yanagida, K., Kakino, A., Iwamoto, S., Watanabe, M., Ogura, S., Otsui, K., Matsuda, H., Uchida, K., Yoshimoto, R. and Sawamura, T.: LOX index, a novel predictive biochemical marker for coronary heart disease and stroke. Clin Chem, 56:550-558, 2010.
- ^ Murase, T., Kume, N., Kataoka, H., Minami, M., Sawamura, T., Masaki, T. and Kita, T.: Identification of soluble forms of lectin-like oxidized LDL receptor-1. Arterioscler Thromb Vasc Biol, 20:715-720, 2000.
- ^ Kakutani, M., Ueda, M., Naruko, T., Masaki, T. and Sawamura, T.: Accumulation of LOX-1 ligand in plasma and atherosclerotic lesions of Watanabe heritable hyperlipidemic rabbits: Identification by a novel enzyme immunoassay. Biochem Biophys Res Commun, 282:180-185, 2001.
外部リンク
- 国立循環器病研究センター研究所 血管生理学部
- LOX-index.com
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 冠動脈疾患患者の血中に存在する酸化LDLの性状解析
- 小浜 孝士,白岩 誉裕希,楠ノ瀬 雄也,高橋 あい理,木庭 新治,濱嵜 裕司,小林 洋一,加藤 里奈,山口 智広,板部 洋之
- 脂質生化学研究 53, 220-223, 2011-04-28
- NAID 10028179019
- 食後高血糖、食後脂質異常症が動脈硬化に及ぼす影響-疫学研究をもとに-
- 中神 朋子,岩本 安彦
- 東京女子医科大学雑誌 81(E2), E100-E104, 2011-03-31
- … そこでRLPの出現が促進、LDLは小型化し酸化LDLとなり、両者は容易に動脈壁マクロファージに取り込まれ動脈硬化プラークを形成する。 …
- NAID 110008441452
- 血液検査(糖代謝・脂質代謝関連因子,高感度CRP,酸化ストレスなど) (特集 動脈硬化症--一次予防から二次予防まで) -- (動脈硬化症の診断と臨床的意義)
Related Links
- ... が反応性に富んだ性質に変化したもの)などの攻撃を受けると酸化LDLに変化します。酸化LDLは、粥状動脈硬化を作る「原料」になると同時に、血管を直接攻撃し、健康な血管が本来持つ血管拡張作用を障害することが ...
- 酸化LDL 酸化された不飽和脂肪酸を含む酸化LDLは、血管内皮細胞を障害して、動脈硬化を促進させたり、血栓を作りやすい体質にする。 ・酸化LDLでは、過酸化脂質(ヒドロペルオキシド:LOOH)が増加している。過酸化脂質からは ...
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★リンクテーブル★
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- 英
- arteriosclerosis (M)
- 関
- 動脈硬化
定義
病型
リスクファクター BPT.344
-
-
- 肥満
- 運動不足
- ストレス
- 閉経後エストロゲン欠乏
- 高炭水化物食
- リポ蛋白(a)
- 硬化不飽和脂肪酸の摂取
- Chlamydia pneumoniae感染
検査
粥腫のマーカー?
-動脈硬化
[★]
- 酸化低密度リ・タンパク質、酸化低比重リ・タンパク質、酸化LDL
- 関
- oxidized LDL、oxidized low-density lipoprotein
[★]
- 酸化低密度リ・タンパク質、酸化低比重リ・タンパク質、酸化LDL
- 関
- oxidized low-density lipoprotein、oxLDL
[★]
- 酸化低密度リ・タンパク質、酸化低比重リ・タンパク質、酸化LDL
- 関
- oxidized LDL、oxLDL
[★]
- 英
- oxidized low-density lipoprotein、oxidized LDL、oxLDL
- 関
- 酸化低比重リ・タンパク質、酸化LDL
[★]
- 英
- oxidized LDL receptor
- 関
- 酸化LDLレセプター
[★]
- 英
- oxidized LDL receptor
- 関
- 酸化LDL受容体
[★]
- 同
- low density lipoprotein
- 関
- 低密度リポ蛋白、低密度リポタンパク、低密度リポタンパク質
- 関
- VLDLより由来し、これに含まれるTGがLPLにより分解されて比較的密度の高いLDLが生じる
- 60%コレステロール、5%トリグリセロール、主要なアポリポ蛋白はapoE
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