概念
- 脊椎分離症がもととなって脊椎すべり症をきたした病態
- L5椎に好発する。
病態
- 椎弓を背側に残したまま椎体が前方にすべるため、馬尾障害は生じないが、神経根症状は呈する。(SOR.485)
症状
- 片側ないし両側の下肢痛。神経根性跛行
- 椎弓を背側に残したまま椎体が前方にすべるため、馬尾障害は生じない
参考
- 1. [charged] Subacute and chronic low back pain: Surgical treatment - uptodate [1]
UpToDate Contents
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- 1. 亜急性および慢性腰痛：外科治療subacute and chronic low back pain surgical treatment [show details]
- 2. 小児期や思春期のアスリートにおける脊椎分離症および脊椎すべり症：マネージメントspondylolysis and spondylolisthesis in child and adolescent athletes management [show details]
- 3. 小児期や青年期のアスリートにおける脊椎分離症および脊椎すべり症：臨床症状、画像診断、および診断spondylolysis and spondylolisthesis in child and adolescent athletes clinical presentation imaging and diagnosis [show details]
- 4. 腰部脊柱管狭窄症：治療および予後lumbar spinal stenosis treatment and prognosis [show details]
- 5. 学会が公開する診療ガイドラインのリンク：脊椎分離症および脊椎すべり症society guideline links spondylolysis and spondylolisthesis [show details]
Japanese Journal
- 図説 脊椎・脊髄疾患シリーズ(No.2)脊椎分離症・分離すべり症
- 竹光 正和,福田 健太郎,八木 満 [他]
- 医療 : 国立医療学会誌 :Japanese journal of National Medical Services : 66(2), 80-86, 2012-02
- NAID 40019257225
- 腰椎疾患を有する特定高齢者候補者の健康関連QOLについて
- 神原 清子,葉 清規,四海 公貴,長尾 ひとみ,松田 考司,酒井 かおり
- 理学療法学Supplement 2009(0), C3O2140-C3O2140, 2010
- 【目的】<BR> 近年、高齢化社会に伴い、介護予防の必要性が高まってきている。特定高齢者把握事業にて実施されている生活機能評価は、年齢とともに現れる心身の衰えや生活機能の低下を早期に発見するための検査である。今回、腰椎疾患を有し、かつ生活機能評価の対象者となる65歳以上の患者の健康関連QOLに関してSF36v2を用い、障害特徴について考察した。<BR>【方法】<BR …
- NAID 130004582288
- 脊椎分離すべり症の生体力学的要因に関する計算力学的検討
- 山本 創太,田中 英一,渡辺 祐貴
- 日本機械学会論文集. A編 = Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers. A 70(692), 546-552, 2004-04-25
- This study is concerned with biomechanical evaluations of isthmic spondylolisthesis that causes slippage of a defected vertebra. Because the frequency of this disease depends on the site of spondyloly …
- NAID 110004998719
Related Links
- 診断 分離症の診断は側面や斜めのX線（レントゲン）像で行います。 分離すべり症では脊柱管（馬尾神経が入っている部分）は狭くならないのでMRIでははっきりしません。分離部分で神経根が圧迫されていることが多く、神経根ブロックで明らかにする場合もあります。
- 脊椎分離すべり症は腰痛、下肢痛、下肢しびれ、下肢の筋力低下、膀胱直腸障害、間欠性跛行などの症状のため、仕事、日常生活に支障を生じます。症状、診断法、治療法について解説します。
- 脊椎すべり症は椎骨が前後にずれている状態です。分離症に伴って起こるすべり症（分離すべり症）と、分離に伴わないもの（変性すべり症）とに分けられます。分離すべり症は椎間関節の分離によって脊椎の安定性が悪くなり、さらに成長期では椎体が変形したり、壮年期では椎間板が変性 ...
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★リンクテーブル★
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「脊椎すべり症」
定義
- 椎骨がその尾側の椎骨に対して前方に滑った状態の総称 (SOR.484)
分類
原因
- spondyloptosis：先天的な形成異常
- 変性脊椎すべり症 degenerative spondylolisthesis
- 脊椎分離すべり症 isthemic spondylolisthesis
- 外傷性すべり症 traumatic spondylolisthesis
- 病的脊椎すべり症 pathological spondylolisthesis
評価
「分離」
- 英
- separation、isolation、segregation、disjunction、separate、isolate、segregate、dissociate、resolve、discrete
- 関
- アイソレーション、アイソレート、解決、回復、解離、隔離、絶縁、単離、分域、分解、分散、偏折、別々、分ける、分別、消散、別離
「症」
- 英
- sis, pathy
- 検査や徴候に加えて症状が出ている状態？
「脊椎分離」
- 英
- spondylolysis
- 関
- 脊椎分離症