- 英
- slow wave sleep, slow-wave sleep, SWS
- 関
- ノンレム睡眠、レム睡眠
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/09/16 23:56:51」(JST)
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レム睡眠(レムすいみん、英: Rapid eye movement sleep, REM sleep)は、急速眼球運動(英: Rapid Eye Movement, REM)を伴う睡眠である。REM睡眠とも表記される。
概要
睡眠中の状態のひとつで、身体が眠っているのに、脳が活動している状態である。身体的には骨格筋が弛緩状態にあり、急速眼球運動のほかは身体はほとんど動かないが、脳波はシータ波が優勢で覚醒時と同様の振幅を示す。外見的には寝ているのに、脳は覚醒状態にあるため、逆説睡眠(ぎゃくせつすいみん)とも呼ばれる。
レム睡眠に対して、急速眼球運動を伴わない睡眠のことをノンレム睡眠または徐波睡眠(じょはすいみん)という。入眠時にはまずノンレム睡眠が現れ、続いて約1時間から2時間ほどでレム睡眠に移る。以後、ノンレム睡眠とレム睡眠が交互に現れ、レム睡眠はほぼ90分おきに20 - 30分続く。一晩の睡眠では4 - 5回のレム睡眠が現れる。
夢を見るのはレム睡眠中であることが多く、この期間に覚醒した場合、夢の内容を覚えていることが多い(ノンレム睡眠中の夢の内容はほぼ記憶されない)。
レム睡眠の存在は、シカゴ大学のユージン・アセリンスキー(英語版)とナサニエル・クレイトマン(英語版)の研究によって、1953年に明らかになった。
ノンレム睡眠
ノンレム睡眠は段階1から段階4までの4段階に分けられ、段階4が睡眠の最も深いレベルである。通常は入眠後、約1時間以内に段階4にまで達し、その後徐々に浅くなってレム睡眠になる。ノンレム睡眠では筋肉の活動は休止せず、脳は休息状態になる。体温は少し低くなり、呼吸や脈拍は非常に穏かになってきて血圧も下がる。いわゆるぐっすり寝ている状態で、多少の物音がしたり、軽くゆさぶられても目が覚めることはない。もしノンレム睡眠の最中に強制的に起こされると、人体はすぐさま活動を開始することができない。大脳が休止状態から活動を開始するまではしばらくの時間が必要で、それまでの間はいわゆる「寝ぼけた」ような行動をしてしまうことになる。一般的にノンレム睡眠は脳の眠りと言われる。[1][2]
関連項目
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ウィキメディア・コモンズには、レム睡眠に関連するカテゴリがあります。 |
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Japanese Journal
- 退行を伴うてんかん (特集 問診で決まるてんかん診療) -- (主訴と問診からひらく治療開始時の展望)
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★リンクテーブル★
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- 英
- non-rapid eye movement sleep, nonREM sleep, non-REM sleep, NREM sleep
- 同
- NREM睡眠、non-REM睡眠、オーソ睡眠 ortho-sleep、正睡眠 orthodox sleep
- 関
- 徐波睡眠 slow wave sleep、レム睡眠、睡眠
- レム睡眠ではない睡眠をいう。
- 睡眠の約70%がノンレム睡眠である。
- 脳波:睡眠の深度が深まるにつれて周期の長い徐波が見られるようになる。脳波の変化で4段階に分類されている → 睡眠段階
- 睡眠段階はノンレム睡眠の第1期から始まり第4期、そしてレム睡眠に移行し、その後は第1期に復帰する。
- 第3-4期の深いノンレム睡眠は睡眠の前半で多く見られ、後半では少なくなる
- ほとんどの生理的機能は低下する:血圧は低下し、脈拍も低下する。
- ノンレム睡眠では不随意運動が見られることがあるが、一方でレム睡眠では筋緊張が低下する。
- およそ90分程度の経過で第1期から第4期に深まりノンレム睡眠からレム睡眠に移行する。
- ノンレム睡眠からレム睡眠に切り替わる時間をレム睡眠潜時という。
- レム睡眠潜時の短縮はうつ病やナルコレプシーで認められる。
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[★]
- 英
- sleep、sleep
- 関
- 徐波睡眠、睡眠、眠る
[★]
- 英
- sleep
- 関
- 睡眠段階。睡眠障害
- 覚醒と睡眠を定期的に反復している。
- 睡眠は持続的な意識消失と全般的な身体機能の低下状態を伴っている。
- 睡眠にはサーカディアンリズムに従い身体を睡眠状態に導く仕組みと覚醒状態を維持する仕組みが関わっている。
- 夜になるとメラトニンがメラトニン受容体に作用し、身体を活動から急速状態に切り替えることで自然な睡眠を導いている。
- 覚醒状態を保つ仕組みとして、オレキシンという脳内物質がオレキシン受容体に作用することで脳を活動状態に維持している。
- 睡眠時間は新生児は1日約16時間眠り、レム睡眠が睡眠時間の50%以上を占める。
- 生後4ヶ月になるとレム睡眠児間は40%以下になり、レム睡眠量は40%以下となる。
- 睡眠時間は高齢者では短くなり、昼の睡眠が見られるようになる。
[★]
- 英
- slow-wave, slow wave
- 関
- 緩徐波、脳波
定義
- 1/12秒以上の持続時間を持つ波(8Hzより小さい)
正常
異常