- 英
- external urethral orifice(N)
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/30 02:57:14」(JST)
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尿道(にょうどう)は、哺乳類の泌尿器に分類される器官のひとつで、尿が、膀胱から体外へ排泄されるときに通る管のこと。男性の場合、膀胱の出口で、精管が接続されており、射精時には、精子を含む精液を運ぶ管でもあるので、生殖器でもある。
ヒトの場合、骨盤内にある膀胱から、恥骨結合の下を通って、外陰部へと続く。女性では、膣前庭に開口するが、男性では、膀胱を出ると、前立腺の中心を貫通し、その後、陰茎内部の尿道海綿体を貫通した後、陰茎亀頭先端に開口する。そのため、男性と女性とで、尿道の形状が大きく異なる。男性の場合、成人で16から20cmの長さがあり、細い。一方、女性の尿道は太く、長さは3 - 4 cmと、男性よりもかなり短い。これが、女性のほうが尿路感染症を起こしやすい原因であるといわれる。尿道には、膀胱を出たあと、尿道周囲の筋肉が発達して、内部の尿の通行を妨げる尿道括約筋がある。この筋は随意筋で、意識的に尿を我慢するときに用いられる。
尿道の壁の構造は、内側に、粘膜があり、その外に主に2層の平滑筋が存在するのが基本であるが、男性の尿道海綿体内では平滑筋層は明確ではない。尿道内部の壁の潤滑剤としての粘液を分泌する尿道腺と呼ばれる小型の分泌腺が多数存在し、尿道の内壁を湿らせている。内側の粘膜は、女性では、膀胱のごく近くでは、膀胱と同じ移行上皮であるが、それ以外のほとんどは重層扁平上皮である。一方、男性尿道では、膀胱の近くでは移行上皮、その後、前立腺内を通るときは前立腺の上皮と同様の多列円柱上皮となり、陰茎内では、独特の重層円柱上皮、亀頭部で重層扁平上皮と、様々に形を変える。
関連項目
- 内視鏡検査 (前立腺肥大症)
- 排尿
- 潮吹き―膣内から指で尿道を刺激すると起こると考えられる
- 尿路結石
生殖器系 |
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女性器 |
尿道 - 陰核 - 陰裂 - 陰核亀頭 - 陰核亀頭冠 - 陰核包皮 - 陰核小帯 - Gスポット - 処女膜 - 陰唇 - 大陰唇 - 小陰唇 - 膣 - バルトリン腺 - スキーン腺 - 子宮頸部 - 子宮 - 子宮内膜 - 卵管 - 卵巣
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男性器 |
尿道 - 陰茎 - 陰茎亀頭 - 陰茎亀頭冠 - 海綿体 - 陰茎ワナ靭帯 - 陰茎包皮 - 陰茎小帯 - 陰嚢 - 精索 - 精巣上体 - 精細管 - セルトリ細胞 - 精巣輸入管 - 輸精管 - 精嚢 - 射精管 - 前立腺 - 尿道球腺 - 精巣網 - 精巣
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 放射線治療後の局所再発に対する外科的治療で機能温存できた乳房外Paget病の2例
- 藤田 宗純,堀内 勝己,川嶋 邦裕,吉田 哲憲,池田 光,深澤 雄一郎
- Skin Cancer 26(1), 79-84, 2011
- … 乳房外Paget病の治療では外科的切除が第一選択となるが,肛門周囲や外尿道口,膣粘膜などに発症した場合には機能温存が困難となる症例も存在する。 …
- NAID 130001480064
- 吉井 貴彦,堀口 明男,城武 卓,戸邉 武蔵,田崎 新資,早川 正道,住友 誠,浅野 友彦
- 日本泌尿器科學會雜誌 101(6), 734-737, 2010-09-20
- … ぎない.女性の尿道原発無色素性悪性黒色腫に対して拡大尿道摘除術を施行し,良好な治療経過を示した一例を経験したので報告する.症例は58歳女性.外尿道口腫瘤を自覚し,近医を受診した.尿道腫瘍の診断で,精査加療目的で当院を紹介受診した.外尿道口より突出する母指頭大の腫瘤を認め,生検にて悪性黒色腫と診断された.骨盤部MRIで尿道後壁筋層内に限局する4.5cm大の境界明瞭な腫瘤を認めた.胸腹 …
- NAID 110007730477
Related Links
- 外尿道口. 読み:がい・にょうどう・こう外語:external urethral orifice 英語 , external urethral opening 英語 品詞:名詞. 尿道の出口で、外性器側のこと。 尿道の開口部で あり、ここから尿を体外に排出することになる。つまり尿の出口。 トップへ ...
- 傍外尿道口嚢胞(ぼうがいにょうどうこうのうほう)をご存知ですか?先天性の(生まれ ながらの)嚢胞(のうほう:体液がたまった小袋)が、尿道の傍らに生じる良性の腫瘤です 。 ここでご紹介するのは20歳の男性です。物心ついた頃から腫瘤の気付きましたが ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 29歳の男性。排尿時痛を主訴に来院した。 14日前に性行為感染の機会があった。2日前から排尿時痛と漿液性の尿道分泌物とを自覚するようになったため受診した。外尿道口周囲に発赤を認めない。触診で陰嚢部に異常を認めない。直腸指診で前立腺に異常を認めない。尿所見:蛋白1+、糖(-)、潜血(-)、沈渣に赤血球1-5/1視野、白血球10-20/1視野。尿道分泌物のGram染色で細菌を認めない。
- この疾患の原因として考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106D029]←[国試_106]→[106D031]
[★]
- a. 患者自身が導尿操作を行うことは危険である。
- b. 男性では陰茎を下方へ牽引しながらカテーテルを挿入する。
- c. 女性では外尿道口を同定するために陰唇を十分に開く。
- d. 持続導尿では尿流出後、直ちにバルーンを膨らませる。
- e. 持続導尿カテーテルは毎日交換する。
[正答]
※国試ナビ4※ [098E043]←[国試_098]→[098E045]
[★]
- (1) 尿管口狭窄が原因である
- (2) 完全重複腎盂尿管の上半腎尿管に起こる
- (3) 静脈性腎盂造影で蛇頭像が特徴的である。
- (4) 女児では外尿道口から脱出することがある。
- (5) 尿管性尿失禁を来す。
[★]
- 英
- vestibule of vagina (N,Z), vestibule (M,KL)
- ラ
- vestibulum vaginae
- 同
- 膣前庭
- 関
- 女性外生殖器、腟、小陰唇
膣前庭に存在する器官
[★]
- 英
- urethra (Z)
- 関
- 膀胱、尿管、腎臓、男性生殖器系
発生
部位による分類 (KL.432, M.215)
- 1. 膀胱頚内の尿道(前立腺前部)
- 2. 前立腺部
- 3. 隔膜部
前立腺部
[★]
- 英
- mouth
- ラ
- os
- 関
- oral cavity