- 英
- absorption coefficient
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/08/14 00:15:14」(JST)
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吸収係数(きゅうしゅうけいすう、英: absorption coefficient)または吸光係数(きゅうこうけいすう)とは光がある媒質に入射したとき、その媒質がどれくらいの光を吸収するのかを示す定数。長さの逆数の次元を持つ。ランベルト・ベールの法則に従えば、媒質をある距離通過した光の強度と入射した光の強度の比の対数(吸光度)は、通過距離と比例関係にあり、その比例係数を吸収係数と呼ぶ。
記号としては自然対数の形式ではα、常用対数の形式ではβを用いる場合が多い。また、溶液などの吸収を観測する場合、αまたはβを溶液の単位モル濃度で規格化したモル吸光係数εが用いられる。
定義
媒質に入射する前の光の強度をI0 としたとき、入射後の光の強度I はランベルト・ベールの法則から吸収係数α、βおよびεを用いて以下の式で示される。
ここでxは媒質の距離、c は溶液のモル濃度である。したがって、
となる。
吸光度との関係
吸光度A = -log10(I /I0 ) をこれらの式を用いて表すと、
となる。ここで、0.434 = log10e である。
関連項目
- 吸収率
- 吸光度
- ランベルト・ベールの法則
- 指数関数的減衰
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 遠赤外吸収測定によるシラン架橋ポリエチレンのゲル分率推定 (誘電・絶縁材料 電線・ケーブル合同研究会・電線・ケーブル・電力機器の劣化診断および判定技術)
- 電気学会研究会資料. EWC : The Papers of Technical Meeting on Electric Wire and Power Cable, IEE Japan 2015(1-13), 1-6, 2015-03-13
- NAID 40020422623
- 発光減衰曲線に再吸収が与える影響のコンピュータシュミレーション
- 宮崎公立大学人文学部紀要 = Bulletin of Miyazaki Municipal University Faculty of Humanities 22(1), 85-96, 2015-03-13
- NAID 120005626914
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- attenuation coefficient
- 同
- 吸収係数
- 放射線の強度が物質内で吸収される割合を示すものである。
[★]
- 英
- linear absorption coefficient
[★]
- 英
- number、count、numeral
- 関
- ナンバー、数値、数える、カウント、番号をつける、数字、数詞
[★]
- 英
- absorption
- 関
- 水分は小腸で80-90%、大腸で10-20%吸収される (YN.A-12)
[★]
- 英
- coefficient、modulus、moduli