- 関
- ヨウ化カリウム
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ヨウ化カリウム丸50mg「日医工」
組成
ヨウ化カリウム丸50mg「日医工」
1丸中にヨウ化カリウムを50mg含有する黒かっ色の丸剤である。
添加物として,カンゾウ末,センブリ末,トウモロコシデンプン,グリセリン,セラックを含む。
本品は1丸重量 約120mgである。
禁忌
- ヨウ素過敏症の患者
- 肺結核の患者[結核組織に集まりやすく再燃させるおそれがある。]
効能または効果
甲状腺腫 (甲状腺機能亢進症を伴うもの)
下記疾患に伴う喀痰喀出困難
第三期梅毒
- 甲状腺機能亢進症を伴う甲状腺腫には,ヨウ化カリウムとして1日5〜50mgを1〜3回に分割経口投与する。この場合は適応を慎重に考慮すること。
慢性気管支炎及び喘息に伴う喀痰喀出困難並びに第三期梅毒には,ヨウ化カリウムとして通常成人1回0.1〜0.5g(2丸〜10丸)を1日3〜4回経口投与する。
なお,いずれの場合も,年齢,症状により適宜増減する。
- 食直後の経口投与により,胃内容物に吸着されることがあるので,注意すること。制酸剤,牛乳等との併用は胃障害を軽減させることができる。
慎重投与
- 甲状腺機能亢進症の患者[ヨウ素誘発甲状腺腫が生じるおそれがある。]
- 甲状腺機能低下症の患者[症状を悪化させるおそれがある。]
- 腎機能障害のある患者[血清カリウム濃度が過剰になり,症状が悪化するおそれがある。]
- 先天性筋強直症の患者[カリウムにより,症状が悪化するおそれがある。]
- 高カリウム血症のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
重大な副作用
長期連用
- 長期連用により次のような症状があらわれることがあるので,観察を十分に行い,このような症状があらわれた場合には,投与を中止し適切な処置を行うこと。
ヨウ素中毒(頻度不明)
- 結膜炎,眼瞼浮腫,鼻炎,喉頭炎,気管支炎,声門浮腫,喘息発作,前額痛,流涎,唾液腺腫脹,耳下腺炎,胃炎等の症状があらわれることがある。さらに中毒症状が進行すると発疹,面疱,せつ,蕁麻疹,水疱,微熱,甲状腺腫,粘液水腫等の症状があらわれることがある。
ヨウ素悪液質(頻度不明)
- 皮膚の粗荒,体重減少,全身衰弱,心悸亢進,抑うつ,不眠,神経過敏,性欲減退,乳房の腫大と疼痛,骨盤痛があらわれることがある。
薬効薬理
- ヨウ化カリウムは体内でヨウ化アルカリとして分布し,病的組織においてヨウ素を遊離する。
甲状腺機能亢進症では,ヨウ素は3',5'-cyclic AMPを介する甲状腺刺激ホルモンの作用を減弱させ,亢進症状を抑制する。また,ヨウ素は気管支粘膜分泌を促進し去痰作用を現す。更に,梅毒患者の肉芽組織に対する選択的な作用により,第三期梅毒患者のゴム腫の吸収促進に用いる。4)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ヨウ化カリウム(Potassium Iodide)
分子式
分子量
性状
- 無色もしくは白色の結晶又は白色の結晶性の粉末である。
水に極めて溶けやすく,エタノール(95)にやや溶けやすく,ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
本品は湿った空気中でわずかに潮解する。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- swertia herb
- 同
- 当薬 とうやく
- 商
- センブリ・重曹、ピーマーゲン配合、ヨウ化カリウム丸、リーダイMM配合、苦味チンキ、健胃配合
[★]
- 商
- センブリ・重曹散、センブリ散、ピーマーゲン配合散、ヨウ化カリウム丸、リーダイMM配合散
[★]
- 英
- potassium
- 同
- K+
- 関
- 高カリウム血症、低カリウム血症、腎 Kと酸塩基平衡の異常
- 植物の灰(pot-ash)が由来らしい
- アルカリ金属
- 原子番号:19
- 原子量:39.10
カリウム濃度を調節する要素
- PT.481-482
-
- 血中K+が細胞内、細胞内H+が細胞外へ移動→低カリウム血症、K排泄↑
- 血中H+が細胞内、細胞内K+が細胞外へ移動→高カリウム血症、K排泄↓
-
- レニン・アンジオテンシン系の亢進 or 細胞外K+濃度の上昇 のいずれかにより副腎皮質からアルドステロンが放出される
- Na/H交換体、Na-K-2Cl共輸送体、Na/K-ATPaseを活性化。
- β2受容体を介してKの取り込みを促進。Na-Kポンプの活性化による。
例外
- 水・電解質と酸塩基平衡 改訂第2版 p.153
- 水素イオンと共に投与される陰イオンが細胞内に移行しうる場合、電気的中性は保たれるのでカリウムイオンは細胞外に移動しない。
- (細胞内に移行する)乳酸イオン、酢酸イオン ⇔ (細胞内に移行しない)塩素イオン
基準値
- LAB
- 出典不明
尿細管での再吸収・分泌
- QB.E-128
- 再吸収 :近位尿細管、ヘンレループ
- 分泌・吸収:集合管(QB.E-128)、遠位尿細管(QB.E-130)、皮質集合管の主細胞(参考1)
調節するファクター
- 1. アルドステロン
- 2. 集合管に到達するナトリウムイオン:集合管では能動的にナトリウムが再吸収されるが、電気的中性を保つために受動的にカリウムが管腔側に移動する。(参考1)
臨床関連
-
- 尿中カリウム < 20mEq/L:腎外性喪失
- 尿中カリウム > 40mEq/L:腎性喪失
参考1
- 1. [charged] Pathophysiology of renal tubular acidosis and the effect on potassium balance - uptodate [1]
[★]
- 英
- iodide、iodo
- 関
- ヨード、ヨウ化物、ヨウ素