- 英
- border disease virus
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/08/22 19:15:35」(JST)
[Wiki ja表示]
ボーダー病ウイルス(ボーダーびょうウイルス、英:border disease virus)とはフラビウイルス科ペスチウイルス属に属するRNAウイルス。そのビリオンは球形であり、エンベロープを有する。ゲノムは約12.3kbの一本鎖RNAであり、5'UTRと3'UTRの間に10種のウイルスタンパク質をコードするオープンリーディングフレームを有する。牛ウイルス性下痢ウイルス、豚コレラウイルスとは抗原的に交差する。多くの偶蹄類に感染する。また、ヒツジやヤギに対してはボーダー病を引き起こし、畜産業において経済的損失を生じさせる。ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア,ニュージーランドなど世界中に分布する。日本での報告はない。垂直感染を起こすことがあり、感染の時期により免疫寛容を引き起こす。ペスチウイルス属にはボーダー病ウイルスの他に牛ウイルス性下痢ウイルス1および2、豚コレラウイルスおよびいくつかの暫定的な種が存在する。
関連項目
参考文献
- 清水悠紀臣ほか 『動物の感染症』 近代出版 2002年 ISBN 4874020747
|
この項目は、獣医学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:生物学/PJ:獣医学)。 |
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 野外豚からの牛ウイルス性下痢ウイルス抗体の検出 (日本産業動物獣医学会誌)
- 高久 英徳,五十嵐 康博,清原 博光 [他],ほか5名
- 日本獣医師会雑誌 60(2), 125-130, 2007-02
- 北海道の一養豚場の豚が2002年および2003年に市販の豚コレラELISAキットで抗体陽性と判定されたが、病性鑑定の結果から豚コレラの発生は否定的と考えられた。ELISAで抗体陽性と判定された豚はすべて豚コレラワクチン未接種であったので、豚コレラウイルス(CSFV)と同じペスチウイルス属の牛ウイルス性下痢ウイルス(BVDV)、ボーダー病ウイルス(BDV)を指示ウイルスに交差中和試験を行い、当該豚に …
- NAID 40015310162
Related Links
- 疫学調査 臨床検査 送付用検査材料 ①ヨーロッパ,アメリカ合衆国,オーストラリア,ニュージーランドで流行 ②胎仔感染し免疫寛容となる場合がある。③豚コレラウイルス,牛ウイルス性下痢・粘膜病ウイルスと抗原的に交差し ...
- 日本家畜臨床感染症研究会誌 -28- 6巻1号 2011 シンポジウム要旨 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 ウイルス病研究チーム 村上賢二 亀山健一郎 家畜臨床上重要な持続性牛ウイルスの微生物学的特徴
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
ボーダー病ウイルス
[★]
- 英
- virus
- 同
- ウイルス粒子 virus particle、ビリオン virion
- 関
- 微生物学、抗ウイルス薬、国試に出がちなウイルス
感染経路による分類 SMB.374
学名
目(order, -virales), 科(family, -viridae), 亜科(subfamily, -virinae), 属(genus, -virus), 種(species)
増殖過程
- 吸着 absorption
- 侵入 penetration
- 脱殻 uncoating
- ゲノムの複製 replication、遺伝子発現 transcription
- ウイルス粒子の組み立て assembly
- 放出 release
感染の分類
持続時間
ゲノム
- 一本鎖RNA(-)をゲノムとするウイルスはウイルス粒子内にRNA依存性RNA合成酵素を有する。
[★]
- 英
- disease、sickness
- 関
- 疾病、不調、病害、病気、疾患
[★]
- 英
- border disease
- 関
- 反芻動物ペスチウイルス