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- butane
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- イソブタン
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- occurs in natural gas; used in the manufacture of rubber and fuels
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- ブタン(メタン系炭化水素の一つ)
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/12/10 22:25:05」(JST)
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ブタン |
|
|
|
識別情報 |
CAS登録番号 |
106-97-8 |
KEGG |
D03186 |
|
特性 |
化学式 |
C4H10 |
モル質量 |
58.12 |
外観 |
無色気体(常温常圧) |
密度 |
0.6 |
相対蒸気密度 |
2.1 |
融点 |
−138
|
沸点 |
−0.5
|
出典 |
国際化学物質安全性カード |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ブタン (butane) は、分子式 C4H10、示性式 CH3(CH2)2CH3 の炭化水素の一種で、炭素4個が直鎖状に連なったアルカンである。n-ブタンとも呼ばれる。無色不快臭であり、常温・常圧で気体である。構造異性体としてイソブタン(2-メチルプロパン、iso-ブタン)があり、これらは異性体を持つアルカンでは最も小さい。可燃性物質であり、圧縮して液化した状態で運搬、利用される。天然には、石油や天然ガスの中に存在する。
n-ブタンの爆発限界は 1.9~8.5vol%(空気中)。
反応
十分な酸素がある場合、ブタンは燃焼により二酸化炭素と水を生成する。酸素が不足した場合は不完全燃焼が起こり、すすや一酸化炭素もともに生成してくる。
n-ブタンは無水マレイン酸生産の原料となる(下式)。この反応にはシリカゲルに担持されたリン酸バナジウムが触媒として利用される[1] 。
ブタンは他の炭化水素と同じく、フリーラジカル的な塩素化反応により 1-クロロブタンや 2-クロロブタンを始めとする多くの塩素化物に変わる。生成物の比率は2種類の C-H 結合の結合解離エネルギーの違いにより説明することができる。それぞれ末端炭素、内部炭素についての結合解離エネルギーはそれぞれ 425、411 kJ/mol であり、内部炭素の C-H 結合の方がわずかに弱く解裂しやすい[2]。
利用
ブタンの民生利用は、ライターの燃料、エアロゾルスプレーの噴射剤のほか、調理用、キャンプ用などの手軽に利用可能なカセットコンロの燃料としてガス缶が市販されている。また、2009年には、ブタンを燃料とするエンジン(ホンダ・ピアンタFV200など)も開発されている。可燃性であるにもかかわらず、純粋なブタンをジクロロジフルオロメタンなどのフロンガスの代わりに冷媒として自動車に用いるという提案もある。さらに数年前国産ノンフロン冷蔵庫の冷媒はイソブタンが使われている。
工業利用では、石油化学における蒸気クラッキングの原料としても用いられる。
沸点が-0.5℃であるため、寒冷地でブタンボンベを使用する場合気化しないことがある。このため寒冷地ではプロパン、またはイソブタンを混合したものを使用する。
参考文献
- ^ Coulston, G. W.; Bare, S. R.; Kung, H.; Birkeland, K.; Bethke, G. K.; Harlow, R.; Herron, N.; Lee, P. L. "The Kinetic Significance of V5+ in n-Butane Oxidation Catalyzed by Vanadium Phosphates" Science 1997, 275, 191 - 193. DOI: 10.1126/science.275.5297.191
- ^ Bond dissociation energies: Senosiain, J. P.; Han, J. H.; Musgrave, C. B.; Golden, D. M. Faraday Discussions 2001, 119, 173 - 189.
関連項目
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
※※イブタント点滴静注50mg
組成
1管容量
有効成分
添加物
- D-ソルビトール …1.25mg
ピロ亜硫酸Na …1.25mg
pH調整剤(水酸化Na)
禁忌
褐色細胞腫[カテコールアミンを過剰に産生する腫瘍であるため、症状が悪化するおそれがある。]
効能または効果
急性循環不全(心原性ショック、出血性ショック)
- 下記のような急性循環不全状態に使用する。
- 無尿、乏尿や利尿剤で利尿が得られない状態
- 脈拍数の増加した状態
- 他の強心・昇圧剤により副作用が認められたり、好ましい反応が得られない状態
- 通常ドパミン塩酸塩として1分間あたり1〜5μg/kgを点滴静脈投与し、患者の病態に応じ20μg/kgまで増量することができる。
- 必要に応じて日局生理食塩液、日局ブドウ糖注射液、総合アミノ酸注射液、ブドウ糖・乳酸ナトリウム・無機塩類剤等で希釈する。
- 投与量は患者の血圧、脈拍数及び尿量により適宜増減する。
慎重投与
- 末梢血管障害のある患者(糖尿病、アルコール中毒、凍傷、動脈硬化症、レイノー症候群、バージャー病等)[末梢血管収縮作用により症状が悪化するおそれがある。]
- 未治療の頻脈性不整脈又は心室細動の患者[陽性変時作用により症状が悪化するおそれがある。]
重大な副作用
- 麻痺性イレウスがあらわれることがある。
- 末梢血管の収縮により四肢冷感等の末梢の虚血が起こり、壊疽を生じることもあるので、四肢の色や温度を十分に観察し、変化があらわれた場合には投与を中止し、必要があればα-遮断剤を静脈内投与する。
薬効薬理
- 末梢性に投与されたドパミンは血液脳関門を通過できず、末梢作用のみを示す。低用量のドパミンは、血管平滑筋にあるD1ドパミン受容体に直接働き、細胞内cAMP量を増加させ、血管拡張を起こす。特に、上腸間膜及び腎での血液量を増やし、更に糸球体ろ過を増大させて、Na+利尿を起こす。胃副交感神経節後線維のD2受容体に作用しアセチルコリン遊離を抑制し、胃運動を抑制する。少し高用量のドパミンは、主として交感神経終末からのノルアドレナリン遊離を介する関接作用により、心収縮力、心拍出量を増加させる。高用量のドパミンは、血管のα1受容体を刺激し、血圧を上昇させる1)。
有効成分に関する理化学的知見
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