- 英
- glycerophosphate
- 関
- グリセロリン酸カルシウム
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/08/24 08:58:03」(JST)
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グリセロリン酸(グリセロりんさん、glycerophosphoric acid, glycerophosphate)は、リン酸とグリセロール1分子ずつからなるエステル。グリセロールリン酸(glycerol phosphate)、ホスホグリセロール(phosphoglycerol)、リン酸グリセリル(glyceryl phosphate)ともいう。1組の鏡像異性体を含む3つの位置異性体がある。
|
グリセロール1-リン酸 |
グリセロール3-リン酸 |
グリセロール2-リン酸 |
α-グリセロリン酸 |
β-グリセロリン酸 |
フィッシャー投影式 |
|
|
|
IUPAC名 |
(S)-2,3-dihydroxypropyl dihydrogen phosphate |
(R)-2,3-dihydroxypropyl dihydrogen phosphate |
1,3-dihydroxypropan-2-yl dihydrogen phosphate |
CAS登録番号 |
5746-57-6 |
17989-41-2 |
17181-54-3 |
57-03-4 |
Baer-Fischer方式 |
D-α-glycerophosphate |
L-α-glycerophosphate |
β-glycerophosphate |
DL表記法* |
L-glycerol 1-phosphate
(D-glycerol 3-phosphate) |
D-glycerol 1-phosphate
(L-glycerol 3-phosphate) |
glycerol 2-phosphate |
立体特異的番号付け |
sn-glycerol 1-phosphate |
sn-glycerol 3-phosphate |
sn-glycerol 2-phosphate |
分子式 |
C3H9O6P |
分子量 |
172.074 g/mol |
*通常のIUPAC命名法に従えば、リン酸がエステル結合する炭素原子を1位として命名しなければならない。カッコ内に示した表記はこれに反するが、しかしD-体/L-体を旧来のBaer-Fischer方式と同じに表記できることから使用例が多い。
|
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Japanese Journal
- アシルグリセロリン酸アシルトランスフェラーゼ8(AGPAT8)の基質特異性とトランスアシレーション反応
- 山下 純,古賀 裕基,鈴木 尚孝,林 康広,佐々木 洋子,岡 沙織,谷川 尚,杉浦 隆之
- 脂質生化学研究 54, 152-154, 2012-05-28
- NAID 10030581427
- アシルグリセロリン酸アシルトランスフェラーゼ2(AGPAT2)の膜トポロジーおよび基質のアクセスの検討-AGPAT1との比較
- Effects of elcatonin on matrix calcification of Meckel's cartilage in vitro
- 石関 清人,鍵谷 忠慶,藤原 尚樹,原田 英光,イシゼキ キヨト,カギヤ タダヨシ,フジワラ ナオキ,ハラダ ヒデミツ,Kiyoto ISHIZEKI,Tadayoshi KAGIYA,Naoki FUJIWARA,Hidemistu HARADA
- 岩手医科大学歯学雑誌 = Dental journal of Iwate Medical University 33(2), 58-69, 2008-08-20
- … 培養液として,培養液1;イーグル培地(α-MEM),培養液2;α-MEM+β-グリセロリン酸(β-Gly),培養液3;α-MEM+ELCと培養液4;α-MEM+β-Gly+ELCを用いた。 …
- NAID 120005329170
Related Links
- α-グリセロリン酸(α-glycerophosphoric acid)は、リン酸とグリセロールから誘導された リン酸エステルで、グリセロリン脂質の構成要素の一つである。 ... この「Α-グリセロリン 酸」は、化学に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などしてくださる協力 者 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
リハビックス-K1号輸液
組成
- 本剤は1袋(500mL)中に下記の成分を含有する注射液である。
成分
- グリセロリン酸カリウム 1.242g
L-乳酸カルシウム 0.617g
L-乳酸ナトリウム 0.561g
酢酸マグネシウム 0.107g
塩化亜鉛 1.37mg
ブドウ糖 85.0g
添加物
- クエン酸水和物 0.21g
L-乳酸(pH調節剤) 適量
電解質量
- Na+ 5mEq
K+ 10mEq
Ca2+ 4mEq
Mg2+ 1mEq
P 5mmol
Acetate− 1mEq
L-Lactate− 9mEq
Zn 10μmol
カロリー
禁忌
- 高カリウム血症、乏尿、アジソン病、高窒素血症の患者
[高カリウム血症を増悪する、又は起こすおそれがある。]
- 高リン血症、副甲状腺機能低下症の患者
[高リン血症を増悪する、又は起こすおそれがある。]
- 高マグネシウム血症、甲状腺機能低下症の患者
[高マグネシウム血症を増悪する、又は起こすおそれがある。]
- 高カルシウム血症の患者
[高カルシウム血症を増悪するおそれがある。]
- 肝性昏睡又はそのおそれのある患者
[アミノ酸の代謝が十分に行われないため、肝性昏睡を増悪する、又は起こすおそれがある。]
- 重篤な腎障害のある患者
[水分、電解質の過剰負荷になりやすく、また、アミノ酸の代謝産物である尿素などの窒素化合物の尿中排泄が阻害されるため、症状が増悪するおそれがある。]
- アミノ酸代謝異常のある患者
[投与されたアミノ酸が代謝されず、症状が増悪するおそれがある。]
- 遺伝性果糖不耐症の患者(ソルビトールを含有するアミノ酸注射液を混合した場合)
[果糖が正常に代謝されず、低血糖症等が発現し、さらに重篤な肝障害や腎障害を起こすおそれがある。]
- 乳酸血症の患者
[乳酸血症が増悪するおそれがある。]
効能または効果
- 経口、経腸管栄養補給が不能又は不十分で、経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の水分、電解質、カロリー補給に用いる。
リハビックス-K1号輸液
- 経中心静脈輸液療法の開始時で、耐糖能が不明の場合や耐糖能が低下している場合の開始液として、あるいは侵襲時等で耐糖能が低下しており、ブドウ糖を制限する必要がある場合の維持液として用いる。500mLに10〜12%アミノ酸注射液50〜100mLを加えてよく混合し、小児の開始液又は維持液とする。通常、次に示した量の開始液又は維持液を小児に24時間かけて中心静脈内に持続点滴注入する。
体重1kgあたりの1日の投与量(mL/kg体重/日)
- 1歳未満:80〜150
1〜5歳:80〜130
6〜10歳:60〜100
11〜15歳:35〜60
なお、症状、年齢、体重に応じて適宜増減する。
リハビックス-K2号輸液
- 経中心静脈輸液療法の維持液として用いる。500mLに10〜12%アミノ酸注射液100〜200mLを加えてよく混合し、小児の維持液とする。通常、次に示した量の維持液を小児に24時間かけて中心静脈内に持続点滴注入する。
体重1kgあたりの1日の投与量(mL/kg体重/日)
- 1歳未満:80〜150
1〜5歳:80〜130
6〜10歳:60〜100
11〜15歳:35〜60
なお、症状、年齢、体重に応じて適宜増減する。
- 高カロリー輸液療法施行中にビタミンB1欠乏により重篤なアシドーシスが起こることがあるので、本剤を投与する場合には、必ず必要量(1日3mg以上を目安)のビタミンB1を投与すること。
- 本剤はナトリウム及びクロールの配合量が低いので、必要に応じてナトリウム及びクロールを含む電解質液を用いて補正を行うこと。
慎重投与
- 菌血症の患者
[カテーテルが二次感染巣となることがあり、敗血症さらには敗血症性ショックを起こすおそれがある。]
- 脱水症の患者
[水分、電解質等に影響を与え、症状が悪化するおそれがある。]
- 尿崩症の患者
[電解質等に影響を与え、症状が悪化するおそれがある。]
- 心不全の患者
[循環血漿量の増加により心臓に負担をかけ、症状が悪化するおそれがある。]
- 糖尿病の患者
[高血糖を生じ、症状が悪化するおそれがある。]
- 重症熱傷のある患者
[水分、電解質や耐糖能の異常がみられるので、適切な水分、電解質及び血糖管理が必要である。]
- 高度のアシドーシスのある患者
[アシドーシスが悪化するおそれがある。]
- 高カリウム血症を伴わない腎不全のある患者
[水分、電解質が過剰負荷になりやすく、また、血中尿素窒素の上昇を起こしやすいため、症状が悪化するおそれがある。]
- 閉塞性尿路疾患により尿量が減少している患者
[水分、電解質が過剰負荷となり、症状が悪化するおそれがある。]
- 膵炎、膵硬化症、膵腫瘍等の膵障害のある患者
[耐糖能異常を伴うことがあり、高血糖を起こすおそれがある。]
- 肝障害、腎障害のある患者(キシリトールを含有するアミノ酸注射液を混合した場合)
[キシリトールの大量を急速投与すると、症状が悪化するおそれがある。]
重大な副作用
アシドーシス(頻度不明)
- 重篤なアシドーシスがあらわれることがある。(「警告」の項参照)
高血糖(頻度不明)
- 本剤は高濃度のブドウ糖含有製剤なので、高血糖、高浸透圧利尿、口渇があらわれることがある。このような症状があらわれた場合には、投与量を減ずるかインスリン投与等の適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- リハビックス-K1号輸液・-K2号輸液投与群(リハビックス-K1号輸液、リハビックス-K2号輸液の順に投与)に、アミノ酸、ビタミン等の必要栄養素を配合し、ラットに投与速度2mL/hr/ratで14日間点滴注入し、体重の推移、窒素出納及び電解質出納を検討した結果、体重の順調な増加、正の窒素出納、正のリン、カルシウム、マグネシウム出納を示し、栄養学的効果が認められた。6)
★リンクテーブル★
[★]
グリセロリン酸
- 関
- calcium glycerophosphate
[★]
- 英
- calcium glycerophosphate、calcium glycerylphosphate
- 商
- アミノレバンEN配合、エレンタールP乳幼児用配合、エレンタール配合、ヘパンED配合、リハビックス-K1号
- 関
- グリセロリン酸
[★]
- 英
- glycerophosphate dehydrogenase
- 関
- グリセロール-3-リン酸脱水素酵素、グリセロリン酸デヒドロゲナーゼ、グリセロールリン酸デヒドロゲナーゼ、グリセロールリン酸脱水素酵素
[★]
- 英
- sodium glycerophosphate
- 関
- グリセロール3-リン酸
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
[★]
- 英
- celery、Apium graveolens