- 英
- flavone
WordNet
- a colorless crystalline compound that is part of a number of white or yellow plant pigments
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/10/03 20:20:16」(JST)
[Wiki ja表示]
フラボン |
|
IUPAC名 |
2,3-ジデヒドロフラバン-4-オン(許容慣用名より誘導) |
別名 |
2-フェニルクロモン |
分子式 |
C15H10O2 |
分子量 |
222.24 |
CAS登録番号 |
[525-82-6] |
形状 |
結晶 |
融点 |
99–100 °C |
SMILES |
C13=C(C=CC=C1)C(=O)
C=C(C2=CC=CC=C2)O3 |
フラボン (flavone) は有機化合物の一種で、フラバン誘導体の環状ケトン。狭義には化学式 C15H10O2、分子量 222.24 g/mol の化合物、2,3-ジデヒドロフラバン-4-オン (2,3-didehydroflavan-4-one、右図) を指す。植物体内においてフラバノンからの脱水素によって生合成されると考えられている。
広義には後述のフラボン類に属する誘導体をフラボンと称する。
フラボン類
広義のフラボン(フラボン類)はフラボノイドのカテゴリのひとつである。フラボノイドの中でフラボン構造を基本骨格とし、さらに3位にヒドロキシ基 (OH) を持たないものがフラボンに分類される。
黄色~白色が特徴の植物色素であり、植物体を太陽の紫外線から守る役割をしている。自然界には主としてヒドロキシ化体あるいは配糖体として存在し、特にさまざまな植物からフラボンが見つかっている。野菜やハーブなどの食品にも多く含まれ、その抗酸化作用が注目を集めている。
フラボン骨格の3位が酸化されヒドロキシ基が入った誘導体はフラボノールとして区別される。また、アリール基が2位ではなく3位(カルボニル基のα位)に置換したものはイソフラボンと呼ばれる。2-3位の二重結合が水素化された構造のものはフラバノン、あるいはフラバノールに分類される。
代表的なフラボン
- アピゲニン (apigenin; 4',5,7-trihydroxyflavone)
- ルテオリン (luteolin; 3',4',5,7-tetrahydroxyflavone)
関連項目
フラボノイド |
|
フラボン |
アピゲニン | ルテオリン | タンゲリチン | ジオスミン | フラボキサート
|
|
イソフラボン |
クメステロール | ダイゼイン | ダイジン | ゲニステイン
|
|
フラボノール |
ケンフェロール | ミリセチン | クェルセチン
|
|
フラバノン |
エリオジクチオール | ヘスペレチン | ホモエリオジクチオール | ナリンゲニン
|
|
フラバン-3-オール |
カテキン | エピカテキン | エピガロカテキン
|
|
アントシアニジン |
シアニジン | デルフィニジン | マルビジン | ペラルゴニジン | ペオニジン
|
|
主要な生体物質
ペプチド - アミノ酸 - 核酸 - 炭水化物 - 脂肪酸 - テルペノイド - カロテノイド
テトラピロール - 補因子 - ステロイド - フラボノイド - アルカロイド - ポリケチド - 配糖体 |
|
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 〔研究ノート〕慢性腎臓病モデルラットの骨密度維持に対する食餌アルギニンあるいは大豆イソフラボン抽出物投与の有効性評価に関する基礎的研究
- 間野 琴子,宮内 智美,春宮 覚,海老沢 秀道
- 學苑 866, 47-55, 2012-12-01
- The present study was carried out to determine whether dietary isoflavone and arginine could preserve the renal function and prevent renal injury and bone mineral density loss in the chronic kidney di …
- NAID 110009491056
- ヒスチジンの抗肥満作用に対する大豆イソフラボンの促進作用に関する研究
- 中島 滋,大森 悦子,田中 香
- 日本保健医療学会全国学術大会学術報告論文集 = Annual conference of the Japanese Academy for Health and Medical Treatment 2012年度, 15-18, 2012-11-23
- NAID 40019501349
Related Links
- 選びぬかれた素材の味と洗練された料理人が織りなす深い味わい「フラボン弐番館」八女市のレストランです ... What'News 2011/4/4 RKB放送「今日感テレビ」で当店が 紹介されました! 2012/11/8 平成24年度福岡県食品衛生大会に ...
- フラボン (八女市その他/洋食)の店舗情報は食べログでチェック!口コミや評価、写真など、ユーザーによるリアルな情報が満載です!地図や料理メニューなどの詳細情報も充実。
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ムービニン錠200mg
組成
成分・分量(1錠中)
添加物
- 乳糖水和物、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸カルシウム
効能または効果
- 通常、成人には1回1錠(イプリフラボンとして200mg)を1日3回食後経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 消化性潰瘍又はその既往歴のある患者[消化性潰瘍、胃腸出血等が発現又は悪化する可能性がある。]
重大な副作用
- 消化性潰瘍、胃腸出血(頻度不明):消化性潰瘍、胃腸出血等を発現又は悪化させることがあるので、このような場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、消化性潰瘍又はその既往歴のある患者には慎重に投与すること。
- 黄疸(頻度不明):黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- イプリフラボンは直接骨に作用して、骨吸収の抑制作用を示すとともに、カルシトニン分泌を促進することによっても間接的に骨吸収抑制作用を示す。
有効成分に関する理化学的知見
- 一般名:イプリフラボン (Ipriflavone)
- 化学名:7-(1-Methylethyl)oxy-3-phenyl-4H-chromen-4-one
- 構造式:
- 分子式:C18H16O3
- 分子量:280.32
- 性状 :イプリフラボンは白色〜帯黄白色の結晶又は結晶性の粉末である。アセトニトリルにやや溶けやすく、メタノール又はエタノール(99.5)にやや溶けにくく、水にほとんど溶けない。光により徐々に黄色となる。
- 融点 :116〜119℃
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- 2-phenylchromone
- 関
- フラボン
[★]
- 英
- ipriflavone
- 商
- アスオスト、アンブジール、イバナシン、イプリプラスト、イプリフラボン、オステン、コバステン、サイポリン、フィオランス、フラボステン、ムービニン、モンタルジー
- 関
- イソフラボン、フラボノイド、ムラサキウマゴヤシ
概念
- 牧草ムラサキウマゴヤシに含まれるフラボノイドであるイソフラボン誘導体の1つ。
作用
- 骨吸収抑制作用:直接的な骨吸収抑制作用、及びエストロゲンのカルシトニン分泌促進作用を増強。
- 実験的骨粗鬆症モデル動物における骨量減少を抑制することが認められている。
適応
添付文書
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/3999008F1273_1_06/3999008F1273_1_06?view=body
[★]
- 英
- alpha-naphthoflavone
- 関
- αナフトフラボン
[★]
- 英
- beta-naphthoflavone
- 関
- β-ナフトフラボン
[★]
- 英
- laboratory、labo
- 関
- 研究室、実験室、検査室