気管支拡張症

出典: meddic

bronchiectasis


概念

病因

  • 先天性:Williams Campbell症候群
  • 後天性
  • 出生児からの要因、乳幼児期の要因
  • 乳幼児期より後の要因
  • 肺結核(50%の例に合併)、肺化膿症(30%の例に合併)、塵肺、無気肺、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症、肺気腫


疫学

  • 乳幼児期から小児期の気管支・肺の疾患のある人に多い
  • 成人になってから発症したびまん性汎細気管支炎に続発することがある。 ← 従って、副鼻腔炎の合併が多い。

症状

  • 咳(起床時に多い)
  • 大量の痰
  • 喀痰

身体所見

  • ばち指、チアノーゼ、水泡音

検査

診断には胸部単純CTが有用



参考

  • 1. 気管支拡張症 - 社団法人日本呼吸器学会
[display]http://www.jrs.or.jp/home/modules/citizen/index.php?content_id=38
  • 2. 気管支拡張症 - ガイドライン外来診療2009
[display]http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/search/guideline2009/01-7.html

国試



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和文文献

  • 症例 喀血に対する止血管理として肺葉切除術に至った気管支拡張症の1例
  • 江藤 孝史,大石 一成,澤部 俊之 [他]
  • ICUとCCU : 集中治療医学 36(2), 141-145, 2012-02
  • NAID 40019210646
  • 臨床経験 大量喀血により心肺停止をきたした気管支拡張症
  • 山木 実,則行 敏生,下田 清美 [他]
  • 胸部外科 64(13), 1180-1183, 2011-12
  • NAID 40019078426
  • 臨床セミナー Lung cancer & Bronchiectasis 慢性気道感染のため肺癌治療に難渋 : 気管支拡張症の診断と治療 : 日立総合病院臨床病理検討会(CPC)
  • 名和 健,山本 祐介,金澤 潤 [他]
  • 日経メディカル 40(11), 107-112, 2011-11
  • NAID 40019058550

関連画像

気管支拡張症 サイン-(気管支拡張症気管支拡張症の生じ方しらいし・つねあき=福岡県 fg047_1.gif気管支拡張症1気管支拡張症 は 炎症 を 気管支拡張症


★リンクテーブル★
国試過去問098D059」「098D014」「108E046」「096D014」「102A050」「102H027」「098G092」「105D008」「097G118」「105G012」「082B077」「107B030」「099D099」「087B010」「080C020」「090A063
リンク元慢性閉塞性肺疾患」「呼吸困難」「脳膿瘍」「喘鳴」「聴診
拡張検索静脈瘤状気管支拡張症
関連記事気管」「気管支」「拡張」「気管支拡張」「

098D059」

  [★]

  • 60歳の男性。喀血を主訴に来院した。
  • 6か月前から、軽度の咳と喀痰とが出現し、徐々に増悪傾向にあった。1、2か月前からは微熱、盗汗および全身倦怠が出現した。2、3日前から咳とともに少量の血痰があった。
  • 今朝、約50ccの喀血を認めた。23歳ころ、肺結核で1年間治療を受けた。55歳ころに尿糖を指摘されたが放置していた。
  • 意識は清明。身長172cm、体重42kg。体温37.2℃。呼吸数24/分。脈拍88/分、整。血圧132/88mmHg。
  • チアノーゼは認めない。胸部聴診では、右上肺で呼吸音の気管支呼吸音化が認められ、同部にcoarse cracklesを聴取する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下肢に浮腫を認めない。
  • 尿所見:蛋白(-)、糖(+)。
  • 血液所見:赤沈35mm/1時間。赤血球450万、Hb13.4g/dl、Ht42%、白血球8,900。
  • 血清生化学所見:空腹時血糖155mg/dl、総蛋白6.2g/dl。CRP1.5mg/dl(基準0.3以下)。胸部単純CTを以下に示す。
  • 考えられるのはどれか。2つ選べ。


[正答]
※国試ナビ4※ 098D058]←[国試_098]→[098D060

098D014」

  [★]

  • 34歳の女性。呼吸困難を主訴に来院した。
  • 生来健康であったが、3年前から労作時に軽度の息切れを感じ、徐々に増強した。
  • 喫煙歴はない。脈拍96/分、整。血圧110/80mmHg。胸部打聴診では異常を認めない。腹部は平坦で腫瘤を触知しない。
  • 血液所見:赤血球432万、Hb15.0g/dl、Ht38%、白血球4,600、血小板22万。
  • 血清生化学所見:AST30単位(基準40以下)、ALT40単位(基準35以下)、LDH 220 単位(基準176~353)。
  • スパイロメトリ:%VC95%、FEV1.0%62%。胸部エックス線写真と胸部単純CTとを以下に示す。
  • 考えられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 098D013]←[国試_098]→[098D015

108E046」

  [★]

  • 88歳の女性。急に発症した右上下肢の麻痺を主訴に来院した。頭部 MRIで脳梗塞と診断された。入院後、脳梗塞の治療と経管栄養とを行っていた。時々嘔吐があり、むせることがあった。入院後 14日から 37℃台の発熱があり、咳嗽もみられ、胸部エックス線写真では両側下肺優位の浸潤影を認めた。抗菌薬を投与したが奏効せず、呼吸不全で入院後 28日に死亡した。死因や肺病変の診断を目的に病理解剖を行った。病理解剖の肺組織の H-E染色標本 (別冊 No.9A、B)を別に示す。
  • 診断として最も考えられるのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 108E045]←[国試_108]→[108E047

096D014」

  [★]

  • 39歳の女性。2週前から発熱、息切れ及び膿性痰があり、次第に増悪したため来院した。18歳ころから咳嗽と喀痰とがあった。時々血痰と発熱とがあり、その都度、近医で治療をうけていた。体温37.2℃。呼吸数20/分。血圧102/80mmHg。両側下肺野にcoarse crackles(水泡音)を聴取する。血液所見:赤血球410万、Hb 12.1g/dl、白血球14,800、血小板42万。CRP4.8mg/dl(基準0.3以下)。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH 7.39、PaO2 55Torr、PaCO2 46Torr。胸部エックス線写真と胸部単純CTとを以下に示す。考えられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 096D013]←[国試_096]→[096D015

102A050」

  [★]

  • 58歳の女性。呼吸困難を主訴に来院した。若いころから運動時の息切れがあった。呼吸困難は少しずつ増強している。湿性咳嗽を認める。意識は清明。体温36.7℃。脈拍88/分、整。血圧120/68mmHg。心音に異常を認めない。胸部両側にcoarse cracklesを聴取する。血液所見:赤血球429万、Hb12.9g/dl,Ht39%、白血球9,600。CRP2.1mg/dl。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH 7.45、PaO2 59Torr、PaCO2 45Torr。胸部エックス線写真と胸部単純CTとを以下に示す。
  • 考えられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 102A049]←[国試_102]→[102A051

102H027」

  [★]

  • 23歳の女性。喘鳴と息切れとを主訴に来院した。1年半前から風邪をひくと喘鳴と息切れとが出現し、風邪が治るといつも消失していた。1週前にも同じ症状が出現し、息切れがこれまでで最も強かったが、週末を挟んで症状が軽減してから受診した。身長154cm、体重46kg。体温36.5℃。呼吸数16/分。脈拍80/分、整。血圧112/64mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH7.41、PaO2 86Torr、PaCO2 39Torr。
  • 考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 102H026]←[国試_102]→[102H028

098G092」

  [★]

  • 疾患と診断に有用な検査の組合せで誤っているのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 098G091]←[国試_098]→[098G093

105D008」

  [★]

  • 病因と疾患の組合せで誤っているのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 105D007]←[国試_105]→[105D009

097G118」

  [★]

  • 最も適切な組合せはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 097G117]←[国試_097]→[097G119

105G012」

  [★]

  • 疾患と症候の組合せで正しいのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 105G011]←[国試_105]→[105G013

082B077」

  [★]

  • 50歳の女性。4年前から両側の手掌と足底とに紅斑を伴った多発性膿疱が出没している。1年前から咳をしたときに左側上胸部に疼痛を感じるようになった。疼痛の程度は皮疹の消長に並行している。
  • 疼痛の原因として最も考えられるのはどれか?

107B030」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 107B029]←[国試_107]→[107B031

099D099」

  [★]

  • %VC 62%,FEVl.0% 82%を示すのはどれか.
[正答]


※国試ナビ4※ 099D098]←[国試_099]→[099D100

087B010」

  [★]

  • 気管支拡張症で中葉に多量の痰が貯留している。適切な処置を3つ選べ。

080C020」

  [★]

  • 適切な組み合わせ、3つ。

090A063」

  [★]

  • 喀痰を主症状とする疾患は?2つ。

慢性閉塞性肺疾患」

  [★]

chronic obstructive pulmonary disease, COPD
chronic obstructive lung disease COLD
慢性気道閉塞
  • 日本語訳としての「慢性閉塞性肺疾患」より「COPD」を使用することが勧められている

概念

  • 1.
  • 「COPD とは有毒な粒子やガスの吸入によって生じた肺の炎症反応に基づく進行性の気流制限を呈する疾患である.この気流制限には様々な程度の可逆性を認め、発症と経過が緩徐であり、労作性呼吸困難を生じる」疾患
  • 完全に可逆性ではない気流制限が特徴 ← 気管支喘息ではβ2受容体作動薬により気流制限の改善をみる。
  • 2. ICU.387
  • 慢性気管支炎や肺気腫により常に気道閉塞(一秒率:一秒量FEV1/努力肺活量FVC<70%)に陥っている病態で、気管支拡張薬に対する反応は乏しく、症状(呼吸困難)が恒常的・慢性的である。

疫学

  • 患者の9割が喫煙者

病因

参考1

臨床上のリスク因子

  • 喫煙
  • 気道の過敏性
  • 環境からの暴露
  • アトピー体質
  • 抗酸化物質の欠乏
  • 気管支肺低形成
  • 結核

遺伝形式

症状

身体所見

  • 視診
  • 打診上、鼓音
  • 聴診上、呼吸音減弱、呼気延長

検査

  • 血液ガス検査
  • PaO2:低下
  • PaCO2:上昇
  • A-aDO2:上昇
  • 呼吸機能検査
  • %VC:軽度の肺気腫においては時に正常より増えていることがあるが、進行した肺気腫においては低下する。(093E019)
  • %DLCO:肺胞領域の破壊により拡散能低下
  • 胸部単純X線写真:
  • 肺肝境界の下降、肺の過膨張、
  • 気管短縮(輪状軟骨上縁から胸骨上炎までが4-5cm未満に短縮していることがある、らしい)(出典不明、機序不明)
  • 胸部CT


診断

  • スパイロメータの結果による
呼吸器学会ガイドライン
  • 1. 気管支拡張薬投与後のスパイロ検査で、FEV1/FVC<70%
  • 2. 他の気流制限を来しうる疾患を除外する
  • 気管支拡張薬投与方法
  • 検査は原則として急性呼吸器感染症のない臨床安定期に行う
  • 短時間作用型気管支拡張薬は少なくとも 6 時間、長時間作用型気管支拡張薬は 24 時間中止したうえで検査を行う
  • 検査に用いる気管支拡張薬は、通常、短時間作用型吸入用 β2刺激薬を原則とするが、抗コリン薬あるいは両者の併用であってもよい
  • 投与方法はスペーサーを用いた β2刺激薬定量噴霧式吸入薬(MDI)吸入、ネブライザー吸入のいずれであってもよい
  • 気管支拡張薬吸入後の検査は吸入後 30~60 分後に行うべきものとする.
  • 気管支拡張薬吸入効果の評価は、吸入前の FEV1.0 と吸入後 FEV1.0 を比較して、200ml 以上の増加かつ前値に対して 12%以上の増加があったときに有意と判定

鑑別診断

評価法

  • mMRC(the Modified British Medical Research Council):日常生活に対する呼吸困難(息切れ)の影響を測定
  • CAT(COPD assessment test):COPDの症状やQOLに関する8項目を0〜40点で評価
  • IPAG(International Primary Care Airways Group):COPD 関連症状と危険因子を測定
  • BODE指数:予後評価
  • ADO指数:予後評価

治療

病期分類

ガイドライン1
  • 0期:リスク群:慢性症状(咳嗽・喀痰):(a) 禁煙、インフルエンザワクチン接種(肺炎球菌ワクチンはガイドライン上では推奨されていないが(COPD増悪予防に対する効果が証明されなかった?)、接種した方がよいとする意見がある)
  • I期:軽症:80%≦%FEV1:(a)。(b) 必要に応じ短時間作用型の気管支拡張薬を使用。
  • II期:中等症:50%≦%FEV1<80%:(a)。(b)。(c) 呼吸リハビリテーション、長時間作用型気管支拡張薬の定期的使用
  • III期:重症:30%≦%FEV1<50%:(a)。(b)。(c)。(d) 吸入ステロイド薬の考慮(増悪を繰り返す)
  • IV期:最重症:%FEV1<30%または%FEV1<50%かつ慢性呼吸不全あるいは右心不全合併:(a)。(b)。(c)。(d)。(e) 長期酸素療法、外科的治療の考慮

安定期の治療

治療のmodality:薬物療法、包括的呼吸リハビリテーション、患者教育、栄養管理、酸素療法、換気補助療法、肺容量減量手術、肺移植、在宅管理

急性増悪

  • COPDの急性増悪や重症度の分類には定説はない (ガイドライン1)
  • COPDの急性増悪とは「病態が日内変動を超えて悪化し、日常施行していた治療内容を変更せざるを得ない状態」(呼吸器疾患最新の治療2004-2006 p.267)
  • 原因:気道感染と大気汚染が最多。1/3は原因不明。

COPDの急性増悪

定義

  • COPDの自然の進行の中で起きる現象で、呼吸困難、咳嗽、喀痰といった症状が日常の変動を超えて増悪したもの

入院適応

  • 突然の安静時呼吸器困難の出現など、症状の顕著な増悪
  • 基盤にあるCOPDが重症(III度,IV度)
  • 新たな身体所見の発言
  • 増悪に対する初期治療に反応しない
  • 重大な合併症の存在
  • 頻回の増悪
  • 新たに発生した不整脈
  • 診断が不確実な例
  • 高齢者
  • 不十分な住宅サポート


modality (ガイドライン1)
  • 気管支拡張薬吸入の容量/回数の増加(例えば、短期間作用型β2刺激薬が用いられる)
  • ステロイドの全身投与(経口/静脈注射):増悪からの回復、肺機能の回復までの時間を短縮する
  • (喀痰から感染症が疑われる場合)抗菌薬の投与
  • 外来 :経口ペニシリン系薬、ニューキノロン系薬
  • 入院例:注射用β-ラクタム系薬/β-ラクタマーゼ阻害薬、第3,4世代セフェム系薬、カルバペネム系薬、ニューキノロン系薬

病原体

予後

参考

  • 1. [charged] Chronic obstructive pulmonary disease: Risk factors and risk reduction - uptodate [1]

ガイドライン

  • 1. COPD診断と治療のためのガイドライン第2版
http://www.jrs.or.jp/quicklink/glsm/guideline/nopass_pdf/copd_summary.pdf

国試




呼吸困難」

  [★]

dyspnea (M)
呼吸、呼吸苦、呼吸不全
  • 研修医のための小児救急ABC 呼吸困難と呼吸不全

概念

  • 息が苦しいという自覚症状。呼吸時の不快な感覚である。呼吸苦とも記載されることがあるが、呼吸困難とする。息切れも同義とされている。
  • 呼吸困難という自覚症状があるにもかかわらず、必ずしも呼吸不全という客観的な病態に陥っていないことがあるので注意。

原因疾患

  慢性呼吸困難 急性呼吸困難
呼吸器疾患 閉塞性障害 慢性閉塞性肺疾患
肺リンパ脈管筋腫症
びまん性汎細気管支炎
気管支拡張症
気管支喘息発作
アナフィラキシー
上気道閉塞
気道内異物
肺炎細気管支炎
慢性呼吸器疾患の急性増悪
緊張性気胸
拘束性障害 肺線維症
間質性肺炎
混合性障害 塵肺
循環器疾患 肺高血圧症
慢性心不全
狭心症
急性冠症候群
急性心不全
非心原性肺水腫
致死性不整脈
肺血栓塞栓症
慢性呼吸器疾患に伴う右心不全
血液疾患 貧血 急性出血
神経筋疾患 重症筋無力症
ギラン・バレー症候群
筋萎縮性側索硬化症
進行性筋ジストロフィー
 
代謝疾患 甲状腺機能亢進症 糖尿病性ケトアシドーシス
尿毒症性アシドーシス
腎疾患 腎性貧血 糖尿病腎症に伴う肺水腫
急速進行性糸球体腎炎肺障害
中枢神経系疾患 脳炎
脳腫瘍
髄膜炎
 
精神神経系疾患   過換気症候群
神経症性障害
心身症

鑑別診断

IMD

呼吸困難の原因となる病態・疾患
呼吸困難の機序 原因 病態.疾患
①換気(労作)の増加 低酸素血症 (hypoxemia) チアノーゼをきたすCHD:Fallot四徴症など
高山病
肺動静脈瘻
肺実質病変:肺炎、腫瘍など
無気肺
肺塞栓症
新生児呼吸窮迫症候群
高炭酸ガス血症 閉塞性肺機能障害、肺胞低換気(「②換気能力の低下」参照)
アシドーシス(anaerobic and metabolic acidosis) 心疾患:肺動脈弁狭窄症MSによる心拍出量の低下
重症貧血
妊娠
腎不全
糖尿病
発熱 感染症など
②換気能力の低下 閉塞性肺機能障害 気道の閉塞:喉頭炎声帯麻痺、異物など
閉塞性肺疾患慢性気管支炎慢性肺気腫気管支喘息DPB
拘束性肺機能障害 肺高血圧症左心不全MS
肺切除
胸水の貯留
気胸
腫瘍肺炎
食道裂孔ヘル二ア
胸郭成形、脊柱後弯脊柱側弯強直性脊椎炎
間質性肺炎(特発性、続発性)
塵肺過敏性肺炎サルコイドーシスBO
反復性誤嚥性肺炎
Langerhans肉芽腫症
肺胞低換気 神経・筋機能不全:ポリオ多発性神経障害MG筋ジストロフィー
低K血症など
③心因性呼吸困難 不安、抑うつ、医原性 過換気症候群
CHD先天性心疾患MS僧帽弁狭窄症DPBびまん性汎細気管支炎BO閉塞性細気管支炎MG重症筋無力症

胸痛と呼吸困難

参考1
  • 気胸、肺炎、胸膜炎、慢性閉塞性肺疾患、慢性閉塞性肺疾患の悪化、肺癌などの肺疾患、心不全

参考

  • 1. 肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドライン(2009年改訂版)
http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2009_andoh_h.pdf




脳膿瘍」

  [★]

brain abscess, cerebral abscess
頭蓋内膿瘍 intracranial abscess


概念

分類

病原体

see IRE.452
  • 細菌性脳膿瘍:連鎖球菌、嫌気性菌、グラム陰性桿菌、黄色ブドウ球菌。連鎖球菌(50-70%)、黄色ブドウ球菌(10-15%)
  • 真菌性脳膿瘍:アスペルギルス感染、ムコール症、シュードアレッシェリア症
  • 原虫性脳膿瘍:トキソプラズマ症

病期

see SCN.350

病因

  • 心疾患:心内膜炎、右左シャントを伴う心疾患()。血行性に中大脳動脈領域に発生。細菌塞栓による脳梗塞が起こると、細菌は容易に脳組織に移行 (SCN.350)
  • 耳鼻科疾患:副鼻腔炎、中耳炎。好発部位は副鼻腔炎で前頭葉、中耳炎では側頭葉、小脳 (SCN.350)
  • 開放性外傷:

YN.J-142

疫学

  • 30歳代。先天性心疾患、副鼻腔炎、中耳炎の好発年齢と一致。 (SCN.350)

病態

症状

  • 発熱、頭痛、嘔吐、意識障害、痙攣で発症。 (SCN.350)
  • 髄膜炎と異なり、片麻痺、精神症状、局所痙攣などの局所症状も呈する。 (SCN.350)

検査

血液検査

  • 炎症所見:CRP上昇、血沈の亢進

脳脊髄液

  • 細胞数の軽度増加 (SCN.350)
  • 所見に乏しく、診断にはあまり有用でない、らしい。

頭部CT

  • 単純CT:白質>白質浮腫領域>病変>脳室
  • 造影CT:リング上の増強。 ← 被膜形成期に造影剤により増強効果を示す(SCN.350) ← 生体の感染に対する防御反応


頭部MRI

  • T1:low intensity
  • T2:high intensity
[show details]

診断

鑑別診断

  • CT画像上、グリオーマ、転移性脳腫瘍と鑑別。炎症所見が乏しいことが鑑別のカギ(SCN.350)

治療

IRE.446-
  • 内科的治療
  • 薬物療法
  • 抗菌薬、抗真菌薬
  • 抗菌薬による治療期間は4-6週間(時に8週間) (IRE.449)
  • ドレナージ
  • 外科的治療
  • 補助的治療
  • ステロイド:脳圧亢進、脳ヘルニアの危険が迫っている場合に使用。
  • 抗痙攣薬:ジアゼパム、フェニトイン

SCN.3550

病期のよって治療が変わる
  • 脳炎の時期:抗菌薬(経験的に広域スペクトラムの第三世代セフェムを使用)+脳圧降下薬
  • 皮膜形成期:ドレナージ

予後

  • 死亡率約10% (SCN.351)

参考

  • 写真
[display]http://www.masa.go.jp/nes/library/ba.html

国試


喘鳴」

  [★]

wheezing, wheeze, stridor, harsh, grating sound
狭窄音 stenotic sound
ラ音呼吸音

概念

  • 広義:聴診器なしに聴かれる異常呼吸音
  • 狭義:聴診上、高音(400Hz以上)で連続性(0.25秒以上続く)の副雑音

定義:weezeとstridor

wheeze

  • a wheeze is a musical and continuous sound that originates from oscillations in narrowed airways (NEL.1773)
  • wheezing is heard mostly on expiration as a result of critical airway obstruction

stridor (NEL.1773)

  • when obstruction occurs in the extrathoracic airways during inspiration, the noise is reffered to as stridor (NEL.1773)
  • 吸気時喘鳴、吸気性喘鳴、inspiratory stridorとも記載されうる。
吸気時により著明なで、上気道・中枢気道狭窄による喘鳴

喘鳴を来す疾患

see also NEL.1773 参考1

呼気時の喘鳴

  • 気管支喘息

etc.

吸気時の喘鳴

  • 気道感染
  • 先天性
  • 喉頭無力症、気管無力症、喉頭・気管奇形
  • 喉頭・気管嚢腫瘍
  • 神経性
  • 反回神経麻痺、分娩障害
  • 圧迫による気管狭窄
  • 血管神経性、機械的刺激、全身浮腫
  • 喉頭・気管異物

小児の喘鳴

SPE.300
  急性喘鳴 反復性喘鳴
乳児
2歳未満
急性細気管支炎
気管支炎・肺炎
食物アレルギーによるアナフィラキシー
クループ
食道異物
乳児喘息
喉頭軟化症気管支軟化症
慢性肺疾患(新生児期の呼吸器障害後)
先天異常による気道狭窄(血管輪など)
胃食道逆流症
閉塞性細気管支炎
心不全
声帯機能異常
幼児以降
2歳以降
食道胃物
食物アレルギーによるアナフィラキシー
クループ
腫瘤による気道圧迫(縦隔腫瘍など)
喘息
慢性肺疾患(新生児期の呼吸器障害後)
気管支拡張症
胃食道逆流症
閉塞性細気管支炎
先天性免疫不全症(反復性呼吸器感染)
声帯機能異常

心不全の喘鳴

  • 臥位になってから2時間程度して喘鳴が出現する。間質に分布していた水分が血管内に戻ってきてそして肺で溢れる

参考

  • 喘鳴を来す小児疾患
[display]http://www.med.kurume-u.ac.jp/med/imed1/students/syllabus/kokyuki24.pdf



聴診」

  [★]

auscultation


  • 頚部:総頚動脈、甲状腺
  • 胸部:肺、心臓
  • 腹部:腸蠕動音、大動脈雑音
  • 下肢:大腿動脈雑音

肺音の聴診

連続性 吸気時 strider       気道狭窄音 気道狭窄音
連続性 低調整 呼気時 rhonchi   ≦200Hz >250ms   COPD気管支喘息気管支拡張症びまん性汎細気管支炎
連続性 高調性 呼気時 wheeze   ≧400Hz >250ms 気管壁がフラッタリングすることで発生 COPD気管支喘息気管支拡張症びまん性汎細気管支炎気管支喘息では複数の様々な音声が発生し、random polyphonic wheezes
連続性/断続性 高調性 吸気時 squawk     ≦100ms 吸気により細い気管支が再開放する時に、気管支壁が短時間共振し発生 間質性肺炎肺線維症びまん性汎細気管支炎過敏性肺臓炎ウェゲナー肉芽腫症気管支拡張症石綿肺
断続性 低調整 吸気時 coarse crackle early inspiratory crackle 250-500Hz 10~25ms 太い気道内の分泌液の膜の前後に、吸気時の圧較差が生じ、それが破れるときに発生。個々の音はfine crackleより長め 気管支拡張症COPDびまん性汎細気管支炎、進行した肺水腫
断続性 高調性 吸気時 fine crackle late inspiratory crackle 500~1000Hz ≦5ms 呼気時に閉塞した末梢気道が吸気時に再開放されるときに発生 特発性間質性肺炎特発性肺線維症石綿肺過敏性肺炎、肺水腫初期


  • 腹部



静脈瘤状気管支拡張症」

  [★]

varicose bronchiectasis


気管」

  [★]

trachea (Z), tracheal tube
trachea
気管支気管支の分岐

解剖

  • 長さ12cm、直径2cm (HIS.298)。
  • C6椎体-T5椎体 / C6椎体の下部より始まりT4-T5椎体で左右の気管支に分かれる。)
  • 喉頭の輪状軟骨の直下から始まり主気管支が分岐するところに終わる。 (HIS.298)

粘膜

  • 1呼吸上皮(粘膜上皮):多列線毛上皮
  • 2. 粘膜固有層 疎性結合組織 膠原線維、弾性線維、気管腺(混合腺)
  • 3. 粘膜下組織 密生結合組織 
  • 4. 外膜 気管軟骨 馬蹄形(C字軟骨)後方に開いている。10-12個


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.



気管支」

  [★]

bronchus / bronchi(pl.) (Z)
bronchus principalis
主気管支 main bronchus一次気管支 primary bronchus
気管気管支の分岐肺区域区域気管支





Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.



拡張」

  [★]

dilationdilatationenlargementextensiondilatedistendenlargeextenddilated
延ばす延長及ぶ拡大散大伸長伸展増大怒張伸びる広がる膨張拡張型伸び伸張


気管支拡張」

  [★]

bronchiectasisbronchodilationbronchodilatation
気管支拡張症気管支拡張作用


症」

  [★]

sis, pathy
  • 検査や徴候に加えて症状が出ている状態




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