- 英
- self-consciousness, ahankara, ego mind, ego-consciousness
- 関
- 内界意識
概念
- 参考1一部改変
- 自我意識とは自分自身を認識する意識である(ヤスパース)
- 1. 能動性の意識:自己の知覚、思考など心的過程は「自分が」しているという意識。
- 2. 単一性の意識:自我が同一瞬間に一つであるという意識。
- 3. 同一性の意識:過去と現在の自分は同一の者であるという意識。
- 4. 外界や他人に対立する意識:自己と外界、自己と他者を区別する意識。
自我障害
- 参考1引用
能動意識の障害
- 自分がしている感じがしない(離人症)
- 自分の行動や考えが誰かに操られている(させられ体験)
- 自分の考えが誰かに引き抜かれる(思考奪取)
- 自分の頭に考えが入れられる(思考吹入)
- 自分の意志に反してある観念が現れ抑えることができない(強迫観念)
単一性の意識の障害
- 自分が二つに分裂し、自分をもう一つの自分が眺めている(二重身)
- 自分の中の他の自分が自分の意志を邪魔する(させられ体験)
- 狐や神が自分にのりうつった(憑依妄想)
同一性の意識の障害
- 自分は過去の自分と全く別と感じ二つの異なった人格が別に現れる(交代、二重人格)
外界や他人に対立する意識の障害
- 自分と外界、自分と他人の区別が不明瞭となる。恍惚状態の際に自分が神と一体と感じる。
参考
- http://www.shiraume.ac.jp/~kaneko/ego.pdf
WordNet
- embarrassment deriving from the feeling that others are critically aware of you (同)uneasiness, uncomfortableness
- self-awareness plus the additional realization that others are similarly aware of you
UpToDate Contents
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- 1. 成人の失神:臨床症状と初期診断評価syncope in adults clinical manifestations and initial diagnostic evaluation [show details]
…both types of episodes on different occasions. Syncope is a transient, self-limited loss of consciousness caused by transient, self-terminating, inadequate nutrient flow to the brain. Syncopal episodes …
- 2. 解離性同一性障害:疫学、病因、臨床症状、経過、評価、および診断dissociative identity disorder epidemiology pathogenesis clinical manifestations course assessment and diagnosis [show details]
… in identity involves marked discontinuity in sense of self and sense of agency, accompanied by related alterations in affect, behavior, consciousness, memory, perception, cognition, and/or sensory-motor …
- 3. 心的外傷後ストレス障害の解離性:疫学、臨床症状、評価、および診断dissociative aspects of posttraumatic stress disorder epidemiology clinical manifestations assessment and diagnosis [show details]
…functions of consciousness, memory, identity, or awareness of body, self, or environment. When one or more of these functions are disrupted, characteristic symptoms can occur: Consciousness – Impaired consciousness …
- 4. 小児や青年の不安障害:評価および診断anxiety disorders in children and adolescents assessment and diagnosis [show details]
…or actual separation from their parents or caregivers. Social anxiety disorder – Excessive self-consciousness and fear of embarrassing oneself in front of others. Generalized anxiety disorder – Unable …
- 5. 一過性全健忘transient global amnesia [show details]
…function, but most other cognitive functions are intact. Patients do not experience altered consciousness or lose self-awareness. Resolution typically occurs after several hours, and always in less than 24 …
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- 自我意識 じがいしき self-consciousness 主体 としての 自我 に関する意識 ( 主我) と, 他人 から見られている自分に関する意識 (自己意識) をいう。 自我意識は年齢とともに 発達 して次第に形成されるが,幼時には生活空間が 未分化 で, 自他 の 区別 が判然とせず,自我意識は明らかでない。 発達に伴い, 外界 の 認知 , 言語 の使用, 対人関係 を通じて自我意識は次第に明確になる。 青年期 になると,自分自身を意識の対象とし,自分自身の評価に 関心 をもち,自分に対する 一定 の価値を設定するようになるが,これを自我水準と呼ぶ。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
- 自我意識障害は統合失調症の症状です。 1.能動性自我意識の障害:自我の能動性が障害されると、離人体験、作為体験、強迫体験などが起こると言われています。 a. 離人体験(離人症):自己および外界について、生き生きとした現実感がなくなる状態です。 u000b外界が現実のものとして感じられず、自分の行動、感情に現実感がなくなる. すべての精神活動が自分がしている、自分のものであるという意識がうすれ、自己能動感がなくなり、同時に 自己所属感が減弱します。 なにか別世界を見ているように感じます。 これを疎隔体験という。 b. 作為(させられ)体験(被影響体験):自己が自己以外のものから影響され、左右されると感じる体験で、精神活動の自己所属感が消失 して、第三者にあやつられると意識する。
- 自分自身を認識する、つまり自分が他ならぬ自分であると認識することを「自我意識」といいます。 自我意識の異常(自我障害)は、主に次の3つに分類されています。 1つが「 離人症 」といわれるもので、自分がしているという感じがしない、自分が自分であるという実感がない、景色が生き生きと感じられないといった状態で、 うつ病 や 統合失調症 などの精神疾患に多くみられるとされています。 2つ目が「作為体験」といわれるもので、自分の行動や考えが誰か(ときに電波など)に操られているといった体験(させられ体験)、考えが抜き取られたり(思考奪取)、考えが注入されたり(思考注入)、考えがひとりでに浮かんでくる(自生思考)などをいいます。 作為体験は、 統合失調症にみられる特徴的な症状 の一つとされています。
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