深会陰横筋

英: deep transverse perineal muscle (M,N,K)
ラ: musculus transversus perinei profundus
関: 尿生殖隔膜

図：N.347,366

尿生殖隔膜を構成するものの一つ
女性では、深会陰横筋から尿道括約筋ができる (KH.260)

Japanese Journal

PP-300 高齢女性における尿道膣括約筋および深会陰横筋の組織学的検討(Female urology 1,一般演題ポスター,第96回日本泌尿器科学会総会)

加藤昌生,井上洋二,松原昭郎,碓井亞
日本泌尿器科學會雜誌 99(2), 452, 2008-02-20
NAID 110006654036

Related Pictures

★リンクテーブル★

リンク元	「尿生殖隔膜」「会陰腱中心」「尿道」「浅会陰横筋」「会陰筋」
関連記事	「会陰」「横筋」

「尿生殖隔膜」

英: urogenital diaphragm (K,KH,KL)
関: 上尿生殖隔膜筋膜、深会陰横筋、下尿生殖隔膜筋膜、会陰筋

図：N.353

主として深会陰横筋からなる(KH.240)
深会陰横筋の下に会陰膜がある(KH.240)
尿生殖隔膜は骨盤隔膜の前部の下側にあり、恥骨弓の間に張っている三角形の線維性膜(KL.469)

構成要素

上尿生殖隔膜筋膜と下尿生殖隔膜筋膜は前縁で癒合し、会陰横靭帯となる(KL.469)
上尿生殖隔膜筋膜と下尿生殖隔膜筋膜は後縁で癒合し、会陰腱中心に付着(KL.469)

「会陰腱中心」

英: central tendon of perineum
ラ: centrum tendineum perinei
同: 会陰体 perineal body (M,K,KL)
関: 浅会陰筋膜

会陰のほぼ中心に存在する線維状の腱様組織。肛門より1cm前方に存在する。(KL.468)

会陰腱中心には次の筋が集中する

Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.

Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.

「尿道」

英: urethra (Z)
関: 膀胱、尿管、腎臓、男性生殖器系

図：N.367

発生

尿生殖洞に由来する

部位による分類 (KL.432, M.215)

1. 膀胱頚内の尿道(前立腺前部)
2. 前立腺部
3. 隔膜部

尿生殖隔膜(主に深会陰横筋)を貫く
深会陰横筋から尿道括約筋が体内腔側にできる
尿道前立腺部から尿道海綿体部の間で最も狭く、伸展性もない (M.215)

4. 海綿体部

前立腺部

「浅会陰横筋」

英: superficial transverse perineal muscle (M,K)
ラ: musculus transversus perinei superficialis
関: 浅会陰隙、深会陰横筋

浅会陰隙に存在 (KL.469)
両側性に、坐骨結節から会陰腱中心の間を結ぶ (KL.469)
会陰腱中心の固定する働きがある (KL.469)

「会陰筋」

英: perineal muscles
ラ: musculi perinei
関: 浅会陰隙

定義

K.41

会陰部の筋群の総称

筋群

(男性の場合) (K.41)

など

「会陰」

英: perineum (M)
同: 会陰部

広義の会陰の定義 (会陰部も参照)

前方の陰丘、外側の大腿内側面、後方の殿溝と殿間裂の上縁に挟まれた菱形の領域 (M)

狭義の会陰の定義

男性の場合尿道と会陰の間、女性の場合膣と肛門の間を指す (KH.237)

「横筋」

英: (よこすじ)horizontal line, streak, bar

「https://meddic.jp/index.php?title=深会陰横筋&oldid=4031」から取得

.