前立腺酸性ホスファターゼ
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Japanese Journal
- 渡井 至彦,出村 孝義,富樫 正樹,大橋 伸生,力石 辰也,平野 哲夫,深澤 雄一郎
- 日本泌尿器科學會雜誌 85(8), 1276-1279, 1994-08-20
- 症例は,80歳男性,肉眼的血尿を主訴に来院.前立腺触診,前立腺腫瘍マーカーより前立腺癌が疑われ,生検を施行.病理診断は粘液腺癌で,前立腺全摘術を施行した.本症例は25年前に上行結腸癌の既往があり転移性腫瘍との鑑別に注意を要したが,免疫組織化学的検査にて腫瘍細胞に前立腺特異抗原,前立腺酸フォスファターゼが陽性であり原発性前立腺粘液腺癌と診断した.腫瘍は peripheral zone に限局していた …
- NAID 110003088302
- 前立腺患者のおける前立腺酸フォスファターゼ (PAP) と骨シンチグラフィの関係
- 人前立腺癌Cell line LNCaPのホルモン感受性と前立腺酸フォスファターゼ値の変動
- 松本 哲夫,清水 弘文,Williams Richard D.
- 日本泌尿器科學會雜誌 76(11), 1732, 1985-11-20
- NAID 110006531376
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- 酸性フォスファターゼは,前立腺,赤血球,血小板,白血球,脾臓,肝臓,腎臓,骨に存在し, 酸性溶液中でリン酸エステルを水解する酵素である。その中のひとつであるPAPは 前立腺上皮細胞で生成される糖蛋白で前立腺組織特異分画であり,前立腺癌の診断 および経過 ...
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- 英
- prostatic acid phosphatase PAP
- 同
- 前立腺酸ホスファターゼ、前立腺酸フォスファターゼ、前立腺酸性フォスファターゼ
- 関
- 酸性ホスファターゼ 、前立腺癌
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- 英
- prostate (KL,KH,N,Z), prostate gland
- ラ
- prostata
- 同
- 前位腺、摂護腺
解剖
- くるみ大の大きさ。体積は5ml(??)程度が普通で、大きい場合、前立腺肥大症や前立腺癌などが考えられる
- 膀胱の直下にある栗の実に似た固い器官
- 内腺と外腺からなる。現在では、central zone CZ,transitional zone TZ,peripheral zone PZという分け方が一般的。
組織
- 円柱上皮と立方上皮が2相構造を呈している → 多列円柱上皮? : 前立腺肥大症ではこの構造が保たれ、前立腺癌ではこの構造が乱れる。
- 30-50個からなる複合管状胞状腺の集合体からなる。(HIS.427)
- 管状胞状腺の内腔に前立腺石(アミロイド小体)を認める。(HIS.428)
機能 (KL.446)
- 特有の臭気を有する乳白色の液で、クエン酸や、デヒドロゲナーゼ、亜鉛を含み、精液の15-30%を構成する。
- 分泌はジヒドロテストステロンに制御されている(HIS.428)
発生学的な関係 (KH.258,264 N.362,368)
臨床関連
- inner, periurethral glandsに見られる。肥大はinner region(central and transitional region)で著明
- outer region(peripheral) glandsで起こる → 尿路の閉塞は初期に出づらい。
参考
- http://img4.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/2d/5d/zr750soyokaze/folder/1188086/img_1188086_27786171_0?1242055767
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- 英
- phosphatase
- 関
- ホスファターゼ、脱リン酸酵素、脱リン酸化酵素、リン酸加水分解酵素、リン酸モノエステル加水分解酵素
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- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義