ペチジン
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Japanese Journal
- 大腸がん検診における大腸3D-CT(CTコロノグラフィ)の有用性の検討
- 藤原 正則,光島 徹,永田 浩一,飯田 直央,茂木 智洋,村岡 勝美,赤羽 麻奈,吉田 悟,永谷 京平,和田 亮一
- Official Journal of Japan Society of Ningen Dock 27(1), 66-72, 2012
- … 3D-CTの方が楽」と答えた受診者は40.8%(248/608),「両検査の負担は同じくらい」と答えたのは27.1%(165/608),「内視鏡の方が楽」と答えたのは32.1%(195/608)であった.ただし,内視鏡では81.3%で鎮静剤(ペチジン塩酸塩注射液)が使用されていた.次回希望の検査は,「大腸3D-CT」が31.5%(191/607),「どちらでも構わない」が28.2%(171/607),「内視鏡」が40.4%(245/607)であった.結論:大腸3D-CTの陽性適中率は従来の報告 …
- NAID 130002147745
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- 薬効 8211 フェニルピペリジン系製剤 一般名 ペチジン塩酸塩注射液 英名 Pethidine hydrochloride 剤形 注射液 薬価 340.00 規格 3.5%1mL1管 メーカー 武田薬品 毒劇区分 (麻)
- 激しい疼痛時における鎮痛・鎮静・鎮痙には、通常、成人には、ペチジン塩酸塩として、1回35〜50mgを皮下又は筋肉内に注射する。なお、必要に応じて3〜4時間ごとに追加する。特に急を要する場合には、緩徐に静脈内に注射する。
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Japan Pharmaceutical Reference
販売名
組成
容量
1管中の有効成分
添加物
- 本剤1管中に塩化ナトリウム 4mg、pH調整剤を含有
禁忌
- 重篤な呼吸抑制のある患者
[呼吸抑制を増強する。]
- 重篤な肝障害のある患者
[昏睡に陥ることがある。]
- 慢性肺疾患に続発する心不全のある患者
[呼吸抑制や循環不全を増強する。]
- 痙攣状態(てんかん重積症、破傷風、ストリキニーネ中毒)にある患者
[脊髄の刺激効果があらわれる。]
- 急性アルコール中毒の患者
[呼吸抑制を増強する。]
- 既往に本剤に対する過敏症のある患者
- モノアミン酸化酵素阻害剤を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
効能または効果
- ○激しい疼痛時における鎮痛・鎮静・鎮痙
- ○麻酔前投薬、麻酔の補助、無痛分娩
- ○激しい疼痛時における鎮痛・鎮静・鎮痙には、通常、成人には、ペチジン塩酸塩として、1回35〜50mgを皮下又は筋肉内に注射する。なお、必要に応じて3〜4時間ごとに追加する。特に急を要する場合には、緩徐に静脈内に注射する。
- ○麻酔前投薬には、通常、麻酔前30〜90分にペチジン塩酸塩として、50〜100mgを皮下又は筋肉内に注射する。
- ○全身麻酔の補助には、通常、5%ブドウ糖注射液又は生理食塩液で、1mL当りペチジン塩酸塩として、10mgを含有するように希釈し、ペチジン塩酸塩として、10〜15mgずつ間歇的に静脈内に注射する。なお、投与量は場合によりペチジン塩酸塩として50mgまで増量することもある。
- ○無痛分娩には、通常、子宮口二横指開大ないし全開時に、ペチジン塩酸塩として、70〜100mgを皮下又は筋肉内に注射する。なお、必要に応じて3〜4時間ごとに35〜70mgずつ1〜2回追加する。この場合、母体及び胎児の呼吸抑制を防ぐために、ペチジン塩酸塩100mgに対してレバロルファン酒石酸塩1mgの投与比率で混合注射するとよい。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 心筋梗塞、心房細動、上室性頻脈のある患者
[病態が増悪するおそれがある。]
- 手術後の患者等の血圧保持の困難な患者
[著しい血圧降下が生じることがある。]
- 呼吸機能障害のある患者
[呼吸抑制を増強するおそれがある。]
- 気管支喘息発作中の患者
[気管支平滑筋を収縮させる。]
- 肝・腎機能障害のある患者
[代謝・排泄が遅延し副作用があらわれるおそれがある。]
- 頭部外傷、脳の器質的障害のある患者及び頭蓋内圧亢進のある患者
[呼吸抑制や頭蓋内圧の上昇を増強するおそれがある。]
- 痙攣の既往歴のある患者
[痙攣を誘発するおそれがある。]
- ショック状態にある患者
[循環不全や呼吸抑制を増強するおそれがある。]
- 代謝性アシドーシスのある患者
[呼吸抑制を起こすおそれがある。]
- 甲状腺機能低下症(粘液水腫等)の患者
[呼吸抑制や昏睡を起こすおそれがある。]
- 副腎皮質機能低下症(アジソン病等)の患者
[呼吸抑制作用に対し、感受性が高くなっている。]
- 薬物依存の既往歴のある患者
[依存性を生じやすい。]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 新生児、乳児(「小児等への投与」の項参照)
- 衰弱者
[呼吸抑制作用に対し、感受性が高くなっている。]
- 前立腺肥大による排尿障害、尿道狭窄、尿路手術術後の患者
[排尿障害を増強することがある。]
- 急性腹症のある患者
[急性腹症の経過及び診断を混乱させるおそれがある。]
- 器質的幽門狭窄、麻痺性イレウス又は最近消化管手術を行った患者
[消化管運動を抑制する。]
- 胆嚢障害及び胆石のある患者
[胆道痙攣を起こすことがある。]
- 重篤な炎症性腸疾患のある患者
[連用した場合、巨大結腸症を起こすおそれがある。]
重大な副作用
- (いずれも頻度不明)
- 連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、慎重に投与すること。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、あくび、くしゃみ、流涙、発汗、悪心、嘔吐、下痢、腹痛、散瞳、頭痛、不眠、不安、せん妄、振戦、全身の筋肉・関節痛、呼吸促迫等の退薬症候があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、1日用量を徐々に減量するなど、患者の状態を観察しながら行うこと。
- ショック、アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、呼吸困難、意識低下等があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 呼吸抑制があらわれることがあるので、息切れ、呼吸緩慢、不規則な呼吸、呼吸異常等があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。なお、本剤による呼吸抑制には、麻薬拮抗剤(ナロキソン、レバロルファン等)が拮抗する。
- 錯乱、せん妄があらわれることがあるので、このような場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 痙攣があらわれるとの報告がある。
- 無気肺、気管支痙攣、喉頭浮腫があらわれるとの報告がある。
- 炎症性腸疾患の患者に投与した場合、麻痺性イレウス、中毒性巨大結腸があらわれるとの報告がある。
薬効薬理
鎮痙作用
- 副交感神経末端に対するアトロピン様の作用とパパベリン様の平滑筋に対する直接の作用により、痙攣緩解作用をあらわす。
鎮痛作用
- モルヒネに類する大脳皮質の痛覚中枢に対する作用と考えられているが、その鎮痛効果はHardy及びWolffの方法によればモルヒネとコデインの中間に位するといわれている。
- 本剤の呼吸抑制作用、鎮静・催眠作用、便秘発現作用等はモルヒネに比べて弱い。
本剤の使用量が多い場合には呼吸抑制、心拍抑制及び血圧降下をきたすが、常用量ではその影響は少なく、耐性形成速度はモルヒネより遅く、耐性は軽度である。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ペチジン塩酸塩(Pethidine Hydrochloride) 〔JAN〕
化学名
- Ethyl 1-methyl-4-phenylpiperidine-4-carboxylate monohydrochloride
分子式
分子量
性状
- ペチジン塩酸塩は白色の結晶性の粉末である。水又は酢酸(100)に極めて溶けやすく、エタノール(95)に溶けやすく、無水酢酸にやや溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- synthetic narcotic, synthetic narcotic drug
商品
[★]
- 英
- pethidine
- 化
- 塩酸ペチジン、ペチジン塩酸塩
- 商
- オピスタン、ペチロルファン。Meperidine
- 関
- メペリジン。合成麻薬
添付文書
- ペチジン塩酸塩注射液35mg「タケダ」/*ペチジン塩酸塩注射液50mg「タケダ」
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/8211400A1049_1_01/8211400A1049_1_01?view=body
[★]
- 英
- hydrogen chloride
- 同
- 塩化水素
- 関
[★]
- 英
- hydrochloride
- 関
- ハイドロクロライド