- 16歳の女子。るいそうを主訴に来院した。一卵性双生児の姉。小学校、中学校と成績も良くテニス部キャプテンで頑張っていた。高校に入り、妹とダイエットを始めた。妹は学業成績が伸びるに従って母親から誉められることが多くなり、ダイエットから遠のいた。しかし本人はダイエットを続け1年後には身長158cm、体重32kgになった。気晴らし食いや自己誘発性の嘔吐は認めない。病態として最も可能性が低いのはどれか。
- a. ボディーイメージの歪み
- b. 成熟することへの拒否
- c. 性同一性に関する葛藤
- d. 母親との葛藤
- e. 妹との葛藤
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 51歳の女性。不眠と緊張感とを主訴に来院した。2か目前、自転車で横断歩道の中ほどまで来たとき車にはねられた。同時にはねられた人が意識を失い頭から血を流しているのを見た。1週間入院したが、打撲だけで幸運だったと言われた。退院後3週ほどして、横断歩道を渡りかけたとき、急に恐怖感がよみがえった。それ以来、物音にビクッとし、何かの拍子に事故の場面が思い浮かぶようになった。
- なかなか寝付けず、事故の夢で目が覚めることがある。日中も緊張感が続き、時々動悸がしたり、体が汗ばんだりする。体調がすぐれない。なんとなくやる気がない。横断歩道が怖くて渡れなくなり困っている。
- 考えられるのはどれか。
[正答]
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[★]
- 12歳の男児。中学校で友達からいじめられると言って登校しなくなったため、母親に連れられて来院した。身体発達と言語発達とに問題なく、学校の成績も常に上位であった。しかし幼少期から、仲間を作ることができず、一人で活動することが多かった。相手と話す時も、目を見て話さず、感情の表出が乏しく、喜びをともにすることがなかった。その場の雰囲気を読んで発言し行動することが苦手で、学友から「自分勝手なやつ」と思われている。興味が限定的で、世界中のモデルカーを集めており、車の特徴をほとんどすべて記憶している。幻覚・妄想などの異常体験はない。
- この疾患でみられるのはどれか。
[正答]
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