- 72歳の男性。3日前からの発熱と湿性咳嗽とを主訴に来院した。10年前から高血圧と糖尿病とで内服治療中である。体温38.5℃。呼吸数24/分。右下肺野にcoarse cracklesを認める。喀痰は膿性で、Gram染色によりグラム陽性双球菌を認める。
- a. 病室専用のスリッパに履き替える。
- b. 診察する際にガウンを着用する。
- c. 病室ではN95マスクを着用する。
- d. 患者と接触する前後に手を洗う。
- e. 陰圧個室に入院させる。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 次の文を読み、31、32の問いに答えよ。
- 35歳の女性。動博を主訴に来院した。医療面接の一部を以下に示す。
- 医師「それでは、2か月前から胸がどきどきするようになったのですね。最初のうちは仕事が忙しいせいかなと思っていたけれど、どきどきする感じは徐々に強くなっているということですね。またこの動悸はベッドに入ってからの方が強く感じるとおっしゃいましたね。食欲はあるのに、体重は2か月で2kg減ってしまったということでよろしいですか」
- 患者「そうです。歩いているときより寝室に行ってからの方が強いのです」
- 医師「2か月前までにも、同じようなことはありましたか」
- 患者「ありません。高校1年の時に体育館の集会で、呼吸が速くなって、手がしびれ、息が苦しくなって救急車で運ばれたことがあります」
- 医師「お仕事を伺ってもよろしいですか」
- 患者「営業の仕事です」
- 医師「この2か月の間、どこか医療機関に行ってみましたか」
- 患者「これまでは気のせいかなと思って、ほったらかしでした」
[正答]
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- 臨床実習中の学生と看護師長との会話を以下に示す。1枚の書類を見ながら話し合っている。
- 学生 「この書類はどんな目的で使うのですか」看護師長「初めて見ましたか。患者さんが自分の医療行為を確認できるようになっているのです」
- 学生 「確認できるとどうなるのですか」
- 看護師長「次にどんなことが行われるか分かっていると安心でしょう」
- 学生 「そうか。安心感以外に役に立つことがありますか」
- 看護師長「点滴などの取り違えが起こりそうな時に、自分は今日は点滴の予定がないと分かっていたら防げる可能性が高いでしょう」
- 学生 「なるほど。医療安全ですか」
- 看護師長「それと、医療の質が保証されます。根拠に基づいた医療が心がけられ、病院の医療行為が標準化されますから」
- 学生 「では、在院日数の短縮にもつながりますか」
- 看護師長「もちろんそうです」
- 医療関係の書類を以下に示す。話題になっているのはどれか。
[正答]
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