- 24歳の女性。1週前から夕方になると時々ものが二重に見えるようになり来院した。3年前からBasedow病で内服薬で治療中である。意識は清明。身長158cm、体重54kg。体温36.6℃。呼吸数18/分。脈拍104/分、整。血圧120/78mmHg。皮膚色は正常。貧血と黄疸とはない。胸部でラ音を聴取しない。腹部は平坦で、肝・脾を触知しない。下肢に浮腫を認めない。四肢筋萎縮はないが徒手筋力テストは眼輪筋4、頸部屈筋3および三角筋3である。深部(腱)反射は正常。感覚障害、小脳症状および自律神経障害は認めない。この患者で認められないのはどれか。
[正答]
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- 9歳の女児。右上下肢の脱力発作を主訴に来院した。半年前から2週に一度はどの頻度で、フルートの練習中に右上下肢の脱力をきたし、それが30分ほどで軽快していた。生来健康であった。意識は清明。身長133cm、体重30kg。体温36.4℃。血圧120/74mmHg。皮膚色は正常。貧血と黄疸とはない。胸部でラ音を聴取しない。腹部は平坦で、肝・脾を触知しない。下肢に浮腫を認めない。神経系の診察で明らかな異常を認めない。頭部MRIで異常を認めたので入院の上、脳血管造影を施行した。頭部単純MRIのT2強調像と左内頸動脈造影側面写真とを以下に示す。考えられるのはどれか。
[正答]
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- 28歳の女性。右下腿の激痛と歩行困難とを主訴に来院した。数年前から時々腰痛と右殿部痛とがあり、腰椎椎間板ヘルニアの診断を受けていた。今朝、顔を洗おうとしたとき、突然右下肢に激痛が走り動けなくなった。昨夜から排尿がない。右足外側に痛覚の脱失と触覚の鈍麻とがある。右アキレス腱反射は消失、右腓骨筋の筋力は2である。緊急手術の理由となる症候はどれか。
- a. 排尿障害
- b. 下肢の激痛
- c. 腓骨筋の麻痺
- d. 表在感覚の脱失
- e. アキレス腱反射の消失
[正答]
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