- 72歳の男性。腹部全体の激痛と出血性下痢とを主訴に来院した。昨日昼ころから腹痛と下痢とが始まった。便中からべ口毒素産生菌が検出され入院した。入院後も下痢症状が続いている。血液所見:赤血球 290万、Hb 10.0g/dl、Ht 28%。破砕赤血球を認める。血清生化学所見:尿素窒素 34mg/dl、クレアチニン 1.8mg/dl。適切な治療方針はどれか。
- a. 強力な止痢薬を投与する。
- b. 広域スペクトル抗菌薬を投与する。
- c. 補液で水分と電解質とを補う。
- d. 透析療法を速やかに行う。
- e. 輸血でヘモグロビン12g/dlを保つ。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 65歳の男性。右下腿の激痛と腫脹とのために救急車で搬入された。
- 7日前に農作業中に右足に怪我をしたが、自分で創の処置をしていた。4日前から右足の発赤、腫脹および疼痛が始まり、急速に増悪した。2日前から耐え難いほどの激痛となり、悪臭を放つようになったが、病院に行くことを拒否し続けていた。
- 既往歴には高血圧がある。右下肢は青紫色で著明に腫脹し、悪臭を発している。意識は清明。体温39.2℃。脈拍104/分、整。血圧180/96mmHg。
- 血液所見:赤血球420万、白血球18,500、血小板12万。血清FDP18μg/ml(基準10以下)。CRP38mg/dl(基準0.3以下)。
- 来院時の両側下腿エックス線単純写真を以下に示す。
- 適切な処置はどれか。2つ選べ。
- a. 右大腿切断術
- b. 抗血清の投与
- c. 高圧酸素療法
- d. 抗凝固薬の投与
- e. 経口抗菌薬の投与
[正答]
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[★]
- 4か月の乳児。2日前から鼻汁と咳嗽とがあり、次第に咳嗽が増強し、喘鳴を伴なったため来院した。アレルギー性疾患の家族歴はない。呼吸数48/分。鼻翼呼吸があり、聴診でfine crackles(捻髪音)とwheezesとを認める。白血球5,000。CRP0.2mg/dl(基準0.3以下)。RSウイルス抗原陽性。この疾患で正しいのはどれか。
- (1) 夏季に流行する。
- (2) 吸気性の呼吸困難である。
- (3) 気管支拡張薬の吸入が有効である。
- (4) 酸素テントに収容する。
- (5) ネブライザーで加湿する。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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