- 1か月の乳児。健康診査で遷延性黄疸を指摘され来院した。生後、灰白色使が続いている。血清生化学所見:総ビリルビン12.7mg/dl、直接ビリルビン8.6mg/dl、AST179単位(基準40以下)、ALT144単位(基準35以下)、アルカリホスファターゼ(ALP)867単位(基準260以下)。
- この疾患について誤っているのはどれか。
- a. 新生児肝炎との鑑別が重要である。
- b. 生後60日以内に手術を行うことが望ましい。
- c. 胆道系の悪性腫瘍の発生頻度が高い。
- d. 術後胆管炎の予防と治療とが重要である。
- e. 術後に黄疸が遷延する場合は肝移植の適応となる。
[正答]
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[★]
- 8か月の乳児。顔色不良を主訴に来院した。母乳栄養児である。2か月前から次第に顔色が不良になってきたことに母親が気付いた。眼瞼結膜は蒼白。腹部で肝を1cm触知するが、脾は触知しない。血液所見:赤血球335万、Hb6.7g/dl、Ht22%、白血球7,800(桿状核好中球8%、分業核好中球22%、好酸球1%、単球11%、リンパ球58%)、血小板38万。
- この患児の血液検査所見で予想されるのはどれか。
[正答]
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- 33歳の女性。突然出現した前胸部の強い痛みと呼吸困難とのため緊急入院となった。3回の自然流産歴がある。1週前から左ふくらはぎの疼痛と腫脹とを認めていた。左下腿は腫脹し、足関節を屈曲するとふくらはぎに強い痛みを訴える。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH7.54、PaO2 60Torr、PaC02 30Torr。抗核抗体陽性、抗カルジオリピンlgG抗体陽性。この患者で考えられる検査所見はどれか。2つ選べ。
- a. 血小板増加
- b. 血清CK高値
- c. 梅毒血清反応偽陽性
- d. 心電図でのST上昇
- e. 肺血流シンチグラムでの欠損像
[正答]
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