- 66歳の女性。発熱と体重減少とを主訴に来院した。1か月前から38℃を超える発熱が続き、抗菌薬を投与したが軽快しない。体重が3kg減少した。両側中下肺にfine crackles(捻髪音)を聴取する。尿所見:蛋白2+、糖(-)、潜血3+。血清生化学所見:尿素窒素48mg/dl、クレアチニン2.4mg/dl、CRP14.8mg/dl(基準0.3以下)。診断に最も有用な検査はどれか。
[正答]
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[★]
- 34歳の男性。咳嗽と発熱とを主訴に来院した。眼瞼結膜に貧血はなく眼球結膜に黄疸はない。リンパ節腫脹はなく、腹部に肝・脾は触知しない。血液所見:赤血球370万、Hb11.9g/dl、Ht36%、白血球49,500、血小板6万。末梢血塗抹標本では異常細胞が68.5%ある。骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本を以下に示す。まず行うべき検査はどれか。
- a. 血清FDP測定
- b. 血清免疫電気泳動
- c. 組織適合性検査
- d. 骨髄細胞のペルオキシダーゼ染色
- e. 末梢血好中球アルカリホスファターゼ染色
[正答]
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- 33歳の女性。突然出現した前胸部の強い痛みと呼吸困難とのため緊急入院となった。3回の自然流産歴がある。1週前から左ふくらはぎの疼痛と腫脹とを認めていた。左下腿は腫脹し、足関節を屈曲するとふくらはぎに強い痛みを訴える。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH7.54、PaO2 60Torr、PaC02 30Torr。抗核抗体陽性、抗カルジオリピンlgG抗体陽性。この患者で考えられる検査所見はどれか。2つ選べ。
- a. 血小板増加
- b. 血清CK高値
- c. 梅毒血清反応偽陽性
- d. 心電図でのST上昇
- e. 肺血流シンチグラムでの欠損像
[正答]
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