- 55歳の4回経産婦。性器出血を主訴に来院した。膣鏡診では子宮膣部は易出血性で全周性に崩壊し潰瘍を呈している。膣壁に明らかな病変は認めない。内診では、子宮は可動性がやや制限されているが正常大である。両側の子宮付属器は触知しない。直腸診で右子宮傍結合繊に弾性硬の抵抗を触知するが骨盤壁には達しておらず、左子宮傍結合繊は軟である。子宮膣部・頚管細胞診はClassV、子宮内膜細胞診はClassIIである。胸部エックス線写真、腹部CT、大腸内視鏡検査、静脈性尿路造影検査、膀胱鏡検査および骨シンチグラフィで異常所見を認めない,骨盤部MRIで子宮頚部に最大径約3cmの腫瘤を認める。
- 最も適切な治療はどれか。
[正答]
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[★]
- 62歳の男性。顔と手足とのむくみを主訴に来院した。26歳の時にBasedow病に罹患し、放射性ヨード治療を受けた。数年前から脱毛が目立つようになった。血清生化学検査では遊離トリヨードサイロニン(freeT3)1.0pg/ml(基準2.3~4.3)、遊離サイロキシン(freeT4)0.3ng/dl(基準0.9~1.7)である。
- この患者でみられるのはどれか。
[正答]
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- 35歳の女性。頭痛を主訴に来院した。血圧は左上肢で160/96mmHg、右上肢で134/104mmHgである。臍上部やや左方に血仮性雑音を聴取する。尿所見:蛋白(-)、潜血(-)。
- 予想される所見はどれか。
- a. 左上肢のみの浮腫
- b. 血清カリウム値の上昇
- c. 血漿レニン活性の低下
- d. 血漿アルドステロン値の低下
- e. 腎臓の大きさの有意な左右差
[正答]
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