- 29歳の女性。発熱、咳および痰を主訴に来院した。1週前から発熱と咳とが出現し、市販のかぜ薬を服用していたが、昨日から痰が出現するようになった。体温38.5℃。呼吸数24/分。脈拍96/分、整。血圧100/60mmHg。右下肺野でcoarse crackles(水泡音)を聴取する。血液所見:白血球5,600。免疫学所見:CRP3.8mg/dl(基準0.3以下)、寒冷凝集反応512倍(基準128以下)。胸部エックス線写真を以下に示す。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 42歳の男性。発熱、乾性咳楸および呼吸困難を主訴に来院した。仕事でしばしば海外に出張している。6か月前から発熱、下痢を繰り返し、3か月で6kgの体重減少を認めた。体温38.6℃。脈拍80/分、整。心雑音はないが、肺野にfine crackles(捻髪音)を聴取する。腹部に異常所見はない。神経学的に異常所見はない。血液所見:赤沈65mm/1時間、赤血球386万、Hb13.0g/dl、白血球4,200(好中球78%、単球2%、リンパ球20%)、血小板12万。LDH470単位(基準176~353)。CD4陽性細胞125/mm3(基準500以上)。胸部エックス線写真で両側肺野に間質性陰影を認める。肺病変について最も可能性の高いのはどれか。
[正答]
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- 6歳の男児。ロを開きにくいことを主訴に来院した。1週前に公園で素足で遊んでいて右足腫をガラス片で切ったが、間もなく止血したので放置していた。昨日から食物がかみにくくなった。意識は清明。体温37.5℃。開口障害、頚部の筋硬直および四肢の緊張感を認める。対光反射は正常である。脳脊髄液所見は正常である。この疾患で正しいのはどれか。
- (1) 病原菌は好気性菌である。
- (2) 症状は菌体内毒素による。
- (3) 受傷後早期に発症するものほど重篤である。
- (4) 受傷部の早期処置が重要である。
- (5) 副腎皮質ステロイド薬が有用である。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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