- 25歳の女性。性交不能を訴えて来院した。初経14歳、以来、月経は整で月経障害はない。視診で膣入口部から膣腔を左右に分ける膣縦中隔を認めた。骨盤部MRIのT2強調像と縦中隔切除後1か月の膣鏡診の写真とを以下に示す。
[正答]
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- 34歳の2回経産婦。不正出血を訴えて来院した。分娩2か月後から月経は回復していたが、5か月目から少量の不正出血を認めた。内診では子宮は正常よりやや大きく、付属器に異常はなかった。経膣超音波検査で子宮体部に子宮筋腫様の腫瘤がみられ、子宮体部細胞診では異常細胞を認めた。ヒステロスコピィ下の組織生検を行い、そのH-E染色標本を以下に示す。尿中hCGは120IU/l、血清hCG-βは5ng/mlであった。本人および家族と相談の結果、単純子宮全摘術を行った。摘出子宮標本の写真を以下に示す。
[正答]
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- 65歳の男性。右上下肢に力が入らないことを主訴に来院した。40歳ころから高血圧と肥満とがある。2年前から突然左眼がみえなくなり数分後に視力が回復する発作が3回あった。今日の午後1時ころ炎天下で農作業中に突然右上下肢の脱力をきたした。意識は清明。身長165cm、体重76kg。脈拍96/分、整。血圧186/98mmHg。顔面を含む右片麻痺と右半身の表在感覚低下とを認める。最も考えられる障害部位はどれか。
[正答]
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