- 2歳3か月の男児。発熱と発疹とを主訴に来院した。6日前から38~39℃の発熱が持続し、3日前から左頚部の腫脹と疼痛とを訴え、昨日、紅色皮疹に気付いた。全身に麻疹様発疹を認め、手足の背側が浮腫状で痛みがある。両側眼球結膜は充血し、口唇は潮紅して亀裂を認める。胸腹部に異常所見を認めない。断層心エコー法で冠動脈左前下行枝に内径6mmの動脈瘤を認める。血液所見:赤沈80mm/1時間、赤血球340万、Hb10.2g/dl、白血球16,000(桿状核好中球20%、分葉核好中球44%、好酸球2%、単球4%、リンパ球30%)、血小板56万。CRP15.5mg/dl(基準0.3以下)。第一選択薬はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 52歳の女性。階段昇降時に息切れを自覚して来院した。5年前から寒冷時に手指の蒼白化を認め、次第に手指の腫脹と関節痛とが出現した。6か月前から息切れが続いている。顔面は浮腫状で、ソーセージ様指と指先に皮膚の陥凹とを認める。両前腕と下腿とに皮膚硬化を認める。両側下肺野にfine crackles(捻髪音)を聴取する。血液所見:赤沈80mm/1時間、赤血球413万、Hb12.5g/dl、白血球6,200。血清生化学所見に異常はない。CRP陰性、抗核抗体1,280倍(基準40以下)。この患者で予想されるのはどれか。
- a. 胸部エックス線写真で結節性陰影
- b. 四肢エックス線単純写真で骨打ち抜き像
- c. 上部消化管造影写真で食道拡張
- d. 表皮基底膜に免疫グロブリン沈着
- e. 抗Jo-1抗体陽性
[正答]
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[★]
- 34歳の女性。発熱、全身倦怠感および前頚部痛を主訴に来院した。3週前に発熱と咽頭痛とが出現し、1週間持続した。その後いったん軽快したかにみえたが、2週後に再び微熱が現れ、体重が3kg減少した。身長158cm、体重49kg。体温37.2℃。脈拍96/分、整。血圧138/66mmHg。甲状腺は左葉が硬く結節性に腫大し、自発痛と圧痛とを認める。眼球突出はないが、手指振戦を認める。血液所見:赤沈110mm/1時間、白血球4,100。血清TSH0.01μU/ml未満(基準0.2~4.0)、freeT4 3.3ng/dl(基準0.8~2.2)。甲状腺123I摂取率(24時間値)3.4%(基準10~40)。
[正答]
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