★リンクテーブル★
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- 52歳の女性。階段昇降時に息切れを自覚して来院した。5年前から寒冷時に手指の蒼白化を認め、次第に手指の腫脹と関節痛とが出現した。6か月前から息切れが続いている。顔面は浮腫状で、ソーセージ様指と指先に皮膚の陥凹とを認める。両前腕と下腿とに皮膚硬化を認める。両側下肺野にfine crackles(捻髪音)を聴取する。血液所見:赤沈80mm/1時間、赤血球413万、Hb12.5g/dl、白血球6,200。血清生化学所見に異常はない。CRP陰性、抗核抗体1,280倍(基準40以下)。この患者で予想されるのはどれか。
- a. 胸部エックス線写真で結節性陰影
- b. 四肢エックス線単純写真で骨打ち抜き像
- c. 上部消化管造影写真で食道拡張
- d. 表皮基底膜に免疫グロブリン沈着
- e. 抗Jo-1抗体陽性
[正答]
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- 34歳の女性。発熱、全身倦怠感および前頚部痛を主訴に来院した。3週前に発熱と咽頭痛とが出現し、1週間持続した。その後いったん軽快したかにみえたが、2週後に再び微熱が現れ、体重が3kg減少した。身長158cm、体重49kg。体温37.2℃。脈拍96/分、整。血圧138/66mmHg。甲状腺は左葉が硬く結節性に腫大し、自発痛と圧痛とを認める。眼球突出はないが、手指振戦を認める。血液所見:赤沈110mm/1時間、白血球4,100。血清TSH0.01μU/ml未満(基準0.2~4.0)、freeT4 3.3ng/dl(基準0.8~2.2)。甲状腺123I摂取率(24時間値)3.4%(基準10~40)。
[正答]
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