- 25歳の男性。多弁・多動を主訴に家族に伴われて来院した。元来、社交的で人情味があり、親しみやすい好人物であった。3週前、仕事上の失敗で上司に注意され、責任を強く感じていた。その後、「眠くならない。眠らなくても疲れない。」と言い、深夜まで読書をしたり、部屋を片づけたりしている。職場でも、多弁で声が大きく、仕事に関係ない話題を同僚に話しかけるようになった。上司が注意すると、不機嫌になって大声で言い返したり、書類を破り捨てたりする。診察時、意識は清明、気分は爽快で、話の内容は理解できるが、しばしば話が脱線し、語呂合わせや冗談を言ったりする。「自分は病気ではない。入院は断固しない。」と主張する。常用薬はない。この患者で正しいのはどれか。
- (1) 思考障害が認められる。
- (2) 病識は保たれている。
- (3) 妄想が認められる。
- (4) 睡眠障害はない。
- (5) 病前性格は循環気質である。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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[★]
- 27歳の男性。物事を何度も確認しないと安心できないと訴えて来院した。高校時代に字を書いても計算をしても、間違いの有無を調べ続けるようになった。その後、さらに対象が広がり、鍵やガス栓の点検を何度も繰り返すようになった。このため何事にも時間がかかり、本人も疲れ、職場にも毎日遅刻するようになった。治療を強く希望している。適切でない治療はどれか。
[正答]
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[★]
- 35歳の3回経産婦。妊娠35週。昨夜就寝中に軽度の性器出血を認め来院した。膀胱充満を確認後、腹部超音波検査を施行した,その下腹部正中矢状断写真を以下に示す。考えられるのはどれか。
[正答]
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