- 51歳の男性。健康診断で高血圧を指摘されて来院した。毎晩、ビール3本を飲んでいる。身長158cm、体重62 kg。血圧168/100 mmHg。血清生化学所見:空腹時血糖142 mg/dl、尿酸9.1mg/dl、総コレステロール208 mg/dl、トリグリセライド220 mg/dl(基準50~130)。適切でない治療法はどれか。
- a. 摂取エネルギー制限
- b. アルコール摂取制限
- c. 食塩摂取制限
- d. アロプリノール投与
- e. サイアザイド系降圧利尿薬投与
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 48歳の女性。近医で肝機能異常を指摘されたため来院した。数年前から眼がゴロゴロし、ロが乾き虫歯が増えたことに気付いている。眼球結膜は充血し、舌乳頭の萎縮と多数のう歯とを認める。血液所見:赤血球392万、白血球3,800、血小板18万。血清生化学所見:総蛋白7.6 g/dl、アルブミン3.0g/dl、lgA 380 mg/dl(基準110~410)、lgG 3,220 mg/dl(基準960~1,960)、lgM 460 mg/dl(基準65~350)、総ビリルビン0.6mg/dl、GOT96単位(基準40以下)、GPT88単位(基準35以下)、アルカリホスファターゼ512単位(基準260以下)、γ-GTP120単位(基準8~50)。抗核抗体160倍(基準20以下)。この患者で高値を示すのはどれか。
- a. 抗dsDNA抗体価
- b. 抗ミトコンドリア抗体価
- c. 抗SS-B抗体価
- d. 抗Jo-1抗体価
- e. 抗Scl-70抗体価
[正答]
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[★]
- 52歳の男性。顔面から首にかけて発作性の皮膚紅潮をきたすため来院した。数か月前から発作が生じるようになり、次第に回数が増加してきた。発作は5分ほど持続し、しばしば腹痛と水様性下痢とを伴う。身長167cm、体重65kg。脈拍68/分、整。血圧130/70mmHg。血清free T4 1.2ng/dl(基準0.8~2.2)、血清コルチゾール8.1μg/dl(基準5.2~12.6)。尿中17-0HCS 5.2 mg/日(基準3~8)、尿中アドレナリン10μg/日(基準1~23)。腹部CTでは異常所見はなく、小腸造影で径2cmの腫瘤陰影が認められた。診断に最も有用なのはどれか。
[正答]
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