- 52歳の男性。顔面から首にかけて発作性の皮膚紅潮をきたすため来院した。数か月前から発作が生じるようになり、次第に回数が増加してきた。発作は5分ほど持続し、しばしば腹痛と水様性下痢とを伴う。身長167cm、体重65kg。脈拍68/分、整。血圧130/70mmHg。血清free T4 1.2ng/dl(基準0.8~2.2)、血清コルチゾール8.1μg/dl(基準5.2~12.6)。尿中17-0HCS 5.2 mg/日(基準3~8)、尿中アドレナリン10μg/日(基準1~23)。腹部CTでは異常所見はなく、小腸造影で径2cmの腫瘤陰影が認められた。診断に最も有用なのはどれか。
[正答]
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[★]
- 29歳の女性。易疲労感を主訴に来院した。2年前の出産時に大量出血があり4,000ml の輸血を受けた。1年前から疲れやすくなり、寒がりと食欲低下とを自覚するようになった。分娩後無月経となっている。血清のfreeT4 0.5ng/dl(基準0.8~2.2)、コルチゾール2.3μg/dl(基準5.2~12.6)、エストラジオール12pg/ml(基準25~75)。予測される検査所見はどれか。
- a. TRH試験でGHが増加する。
- b. TRH試験でPRLが増加する。
- c. CRH試験でACTHが増加しない。
- d. LHRH試験でLHが増加する。
- e. 高張食塩水負荷試験でADHが増加しない。
[正答]
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[★]
- 51歳の男性。健康診断で高血圧を指摘されて来院した。毎晩、ビール3本を飲んでいる。身長158cm、体重62 kg。血圧168/100 mmHg。血清生化学所見:空腹時血糖142 mg/dl、尿酸9.1mg/dl、総コレステロール208 mg/dl、トリグリセライド220 mg/dl(基準50~130)。適切でない治療法はどれか。
- a. 摂取エネルギー制限
- b. アルコール摂取制限
- c. 食塩摂取制限
- d. アロプリノール投与
- e. サイアザイド系降圧利尿薬投与
[正答]
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