- 65歳の女性。坂道での動悸と息切れとを主訴に来院した。3か月前から家族に顔色不良を指摘されていた。1か月前から主訴を自覚しはじめ、徐々に悪化した。脈拍96/分、整。血圧134/64mmHg。表在リンパ節腫大はない。腹部で左肋骨弓下に脾を2cm触知する。血液所見:赤沈123mm/1時間、赤血球145万、Hb 6.6g/dl、Ht20%、MCV 138μm3、網赤血球 230‰、白血球8,900、血小板36万。血清生化学所見:総ビリルビン2.7 mg/dl、間接ビリルビン1.9mg/dl、GOT50単位(基準40以下)、GPT32単位(基準35以下)、LDH650単位(基準175~353)、ハプトグロビン10mg/dl以下(基準19~170)。直接Coombs試験陽性、寒冷凝集反応32倍(基準128以下)。
- 適切な治療法はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 75歳の女性。腹痛と悪心・嘔吐とを主訴に来院した。脈拍88/分、整。血圧124/62mmHg。意識は清明。腹部は膨隆し手術瘢痕を右下腹部に認める。血液所見:赤血球401万、Hb 12.6 g/dl、白血球9,000、血清生化学所見:アルブミン3.8 g/dl、尿素窒素36 mg/dl、クレアチニン1.4 mg/dl、総ビリルビン0.8 mg/dl、GOT 40単位(基準40以下)、GPT 45 単位(基準35以下)、Na138mEq/l、K3.1mEq/l、CRP 1.0 mg/dl (基準0.3以下)。来院時の腹部立位単純エックス線正面写真を以下に示す。
- a. 抗コリン薬投与
- b. 麻薬投与
- c. 副腎皮質ステロイド薬大量投与
- d. 輸血
- e. ロングチューブによる腸内容の吸引排除
[正答]
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[★]
- 29歳の男性。発熱と全身倦怠感とを訴えて来院した。体温37.8℃。四肢に紫斑の散在を認める。リンパ節腫脹はなく、肝と脾とを触知しない。血液所見:赤血球203万、Hb 6.5 g/dl、Ht 20 %、白血球16,300、血小板1.3万。骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本を以下に示す。
- 診断はどれか。
[正答]
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