圧迫骨折
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Japanese Journal
- 中手骨頚部軸圧骨折(ボクサー骨折)に対する創外固定の使用経験
- 工藤 文孝,内倉 長造,平野 純,高山 拓人,里見 和彦
- 日本創外固定・骨延長学会雑誌 = The journal of the Japanese Association of External Fixation and Limb Lengthening 17, 93-96, 2006-03-01
- NAID 10025767435
- 症例 軸圧骨折の合併を疑わせた月状骨体部横断骨折の1例
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- 骨折の症状 現在では骨折の有無を判断するために、レントゲンをはじめ、MRI、CT、骨シンチグラフィーなど様々な検査機器が活用されていますが、基本は徒手検査です。その際の判断基準として、骨折特有症状の有無を診ます。
- 今日は当直明けですが、比較的よく眠れました。当直終了間際に、病棟の患者さんが転倒されて股関節を痛がるとのことで診察してきました。単純X線像で明らかな大腿骨近位部骨折を認めませんでした。私が勤務している病院にはMRIが ...
- 骨折を疑う部位よりも遠位にある骨に軸圧や叩打を加えてみて、骨折部位に痛みがひびくかどうか見るものです。 骨折の存在を示唆する判断指標をいくつかお話しましたが、これらのうち1つだけをもって判断するのではなく ...
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★リンクテーブル★
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- 英
- compression fracture
- 同
- 軸圧骨折 axial compression fracture、圧縮骨折 pressure fracture
- 関
- 骨折
骨粗鬆症性圧迫骨折と腫瘍性圧迫骨折の鑑別
- BOX16-17 骨粗鬆症性圧迫骨折と腫瘍性圧迫骨折の鑑別に有用な画像所見(Griffith JF, Guglielmi G:Vertebral fracture. Radiol Clinc North Am 2010;48:519-530. 関節MRIp.737
- 椎体内の脂肪信号が保たれる
- MRIで信号変化が椎体に限局し、後方成分の変化を見ない
- 骨内・外に腫瘤形成がない
- 脛骨、上位胸椎(T1-5)に骨折をみない
- CTで罹患椎体の骨量がたもたれる。
- 対体内の液体貯留やガス像
- 終板下の骨折線を表すT1強調像での線状の低信号
- 罹患椎体周囲の軟部組織腫脹が軽微か認めない
- 硬膜外腫瘤腫瘤形成を認めない
圧迫骨折の良悪性の鑑別
:BOX2 MRI圧迫骨折の良悪性の鑑別(Bowen BC, etal:Spine Imaging: Case Review 2nd ed. Mosby, Philadelphia, 2008, pp99-100, 145-146)(脊椎脊髄疾患のMRI p.146)
- 【良性を示唆する所見、特異性の高い順に】
- 1. 骨折線を認める(T2 or 造影T1)
- 2. fluid sign(骨折した椎体内に液体貯留)の存在
- 3. 椎体内ガス像(intervertebral vaccum cleft)の存在
- 4. 軟部組織に腫瘤を伴わない
- 5. 椎弓根には病変が及ばない
- 6. 椎体後縁皮質が保たれている
- 7. 椎体のV字変形
- 良性の圧迫骨折では急性期はT1強調画像で低信号をしめし、(3ヶ月の経過で)次第に高信号に変化するが、悪性骨折では低信号領域のまま。
[★]
- 英
- fracture
- 関
高齢者における骨折の好発部位
- 参考1
多い
- 上腕骨頚部:転倒して手を伸ばしてついた、直接方外側を打った場合に外科頚骨折しやすい。特に高齢者、特に女性に多い。
- 橈骨遠位部:コーレス骨折(Colles骨折)は10歳前後の小児と骨粗鬆症を有する老人に多い。
- 椎骨(椎体圧迫骨折):骨粗鬆症を生じている女性に多い。
- 大腿骨頚部
やや多い
- 肋骨
- 上腕骨遠位部
- 坐骨?
- 大腿骨遠位部
- 脛骨近位部
- 脛骨位部
小児の骨折
- →小児骨折
骨折による骨癒合しにくい部位
- 血流が乏しいことによる
- 大腿骨頚部内側骨折、手根骨舟状骨骨折、脛骨中下1/3骨折、距骨骨折
骨折による出血量
- SOR.631
診察
- 1. 皮下骨折/開放骨折
- 2. 血管損傷の有無
- 3. 末梢神経損傷の有無
- 4. 軟部組織の損傷
- 5. 受傷部位周辺臓器の損傷
- 6. 受傷後の時間経過
参考
- http://www.biomech.mech.nagoya-u.ac.jp/iplweb/impact_bio/pdf/1st/Harada.pdf